カレンダー

プロフィール

MY FAVORITE:   コンサドーレ札幌   Raul Gonzalez   U2   Francois Truffaut   保坂和志   Gabriel Garcia Marquez

最新のエントリー

月別アーカイブ

リンク集

カテゴリー

コメント

検索

映画一覧(備忘録)

2006年12月06日

ここ1ヶ月ほどに見た映画とその短評を。何本かは個別にレビューする予定です。

「たそがれ清兵衛」
主演の真田広之の所作も素晴らしかったが、端役の町人に至るまで実に丁寧な動きをしていた。昔の「古き良き日本」を思い起こさせる映画で、画面の細部に至るまで「日本の美」があふれていた。
実はそれが勝負の分かれ目になるという、山田監督の人間の描き方には大いに共感する所。ただ、前後のナレーションは余計かな。。。

「かえるのうた」
天才との呼び声高い、いまおかしんじ監督の作品。「ああ、俺でも生きていていいんだ。」と、前向きな気持ちにさせてくれる。全体的にはかなり悲惨なストーリーにもかかわらず、圧巻のラストシーンで全てをハッピーに変えてしまう力強さは一見の価値有り。ただ、いわゆる「セクシー系」の映画なので、良い子は見れません。

「ところてんの女」
「かえるのうた」で主演した平沢里菜子関連で見た作品。コンセプトはいいと思うのだが、全体的にはややぎこちなさが目立った。まあ、飛脚が主人公という事で、「走る」事が「生命の躍動」というのがテーマだと思うのだが。平沢里菜子は台詞はまだアレですが、表情で演技できる貴重な役者だ。

「座頭市」(勝新太郎ver.)
元祖・座頭市。実はたけしver.を借りたつもりで間違えたのは秘密w市は「最強」の名に恥じない活躍っぷりで、壮快に斬りまくる。人情味あふれるストーリーで、たけしver.から見た人には意外な感じもするだろう。

「座頭市」(ビートたけしver.)
で、こちらがリメイク。元祖とは違い問答無用に斬りまくるのは、たけし作品の特徴の一つである「理不尽な暴力」を連想させる。たけしならではの構成になっていて、さすがという印象。リメイクとしては完璧な仕上がりではないだろうか。芸者の姉弟がたけしver.の秘密の隠喩になっていて、これがちょっとしたサブテーマだろうか。

「赤目四十八滝心中未遂」
車谷長吉の直木賞受賞作の映画化。しかし、どうも主演の二人が私にはミスキャストに見えて、感情移入できなかった。主人公はどうみても「インテリ崩れ」には見えないし、寺島しのぶに「・・・・・・」と言われても萌えないし・・・
ただ、普通なら破綻してしまいそうな物語を纏めきったのは素晴らしかった。もちろん原作がしっかりしているのだろうが、映像としても素晴らしい。

「誰も知らない」
柳楽優弥がカンヌで主演男優賞を取った事で有名になった作。ようやく見る事にしたのだが、さすがに全てが良い。題材となった事件は1988年に発生しており、社会に対する我々の在り方を問いかける作品になっている。私はこれを見てただ悲惨さに泣いてしまうほど「子供」ではなく、第三者として同情の涙を流すほど「大人」でもない。自分に何が出来るのか?生きる意味は何なのか?という、いつしか忘れていた疑問を再び自分に問いかけるしかない。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」
1997年にグラミー賞を受賞した同名アルバムについてのドキュメンタリー映画。世界的には全く知られていなかったキューバの老音楽家たちをライ・クーダーが再び呼び集め、彼らの音楽を発掘する軌跡はまさに奇跡的だ。カーネギーホールで彼らが失われた時から鮮やかに甦る時、それは彼らにとっても我々にとっても至福の瞬間である。


post by roque816

22:41

コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする