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2006年09月23日
監督2作目ということだが、脚本・演出は満点に近い出来。ラストをもう少しできなかったか。 まあ、次作に期待しよう。 物語は二つの事柄の間をゆれながら進行していき、しだいにその振れ幅が大きくなっていく。兄と弟の間、過去と現在の間、都会と田舎の間、有罪と無罪の間、そして真実と嘘の間を。途中から法廷が舞台になるのは予想外だったが、見る者を飽きさせない緊迫した作りになっている。この、途中の構想は見事と言う他ない。 ただ、気になった点も何点かあった。 1.ヒロインはミスキャスト? もっと田舎っぽい、単純なキャラクターにしたほうが良かったのではないか。不自然に賢そうなので、とてもただの田舎者には見えない。あるいは、何か話に絡ませる予定だったのを断念したのか? 2.ラストの弟 「奪われた兄」と「奪った弟」という構図を鮮明にするのなら、ラストで弟は成功していなければならない。 3.ラストシーン これはさすがにないのではないか。「ゆれる」の構成上、ハッピーエンドはありえないという事をわかっているのだろうか?ラストがこれでは監督の力量を疑ってしまう。90点付けようと思っていたのに、最後の10分で一遍に醒めてしまった。
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