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神戸3-2広島【元王子対現王子】

2007年06月29日

先週のゲームですが、アップ遅くなったんでドガッチでも見て思い出して下さい。ゲームサマリーはこちら。

開始からは圧倒的に広島ペース。ウェズレイ・佐藤寿人・柏木「王子」・駒野と、デンジャーな選手が4人もいるのでまともに戦おうとすると一発でやられる危険大。先制点もやはりそこからでした。寿人がウェズレイとのワンツーで中に入ろうとし、神戸DFが必死でクリアしたボールを拾った柏木がビューティフルミドルを決める。GK榎本が反応しようがないセレブ感溢れるシュートでした。
神戸はNHKの解説宮澤ミッシェル氏が再三指摘していた通り、プレスの掛け方に統一感がない感じ。前から取りに行くのがいつものスタイルだが、チームで連動せずに個人でプレスに行くので人の間を通されてプレスが意味無くなってしまいました。広島は自由にパスを回しながら、時には前線へのロングフィードで速攻も見せ、まさに完璧としかいいようがない序盤戦でした。
流れがやや神戸に戻ってきたのは前半30分すぎから。前からの全員のプレスがかけられるようになり、それからは得意の中盤で奪う→速攻でフィニッシュまで持ち込むパターンができていました。

ハーフタイムで気合いを入れ直したか、後半開始からは猛攻を見せる神戸。後半3分にボッティがFKを直接決めて早々に追いつけたのは狙い通りの展開でした。尚、このFKは下田が壁の位置を直そうとしている時に主審が笛を吹き、ボッティがすかさず蹴り込んだ得点でしたが、あんないいキックだったらそんなに慌てて蹴らなくても入ったのに(笑)
あれだけゲームを支配していたのに追いつかれた事で広島にスイッチが入ったのか、そこから10分間位は両チームとも前がかりになって殴り合いの展開。お互いに決定機が数回ずつありました。後半16分に神戸は近藤→栗原。4-4-2から前線を「元王子」大久保・レアンドロ・朴の4-3-3に変更します。しかし、実際の所は栗原が前残りになって4-2-4とも言える布陣でした。大久保はどこの位置でも得点にからむ仕事が出来ますが、右サイドの朴はウイングの位置の方がボールタッチが増えてやりやすそうでした。
後半23分に広島が再び勝ち越し。柏木が中盤で持った所にプレッシャーが弱くなり、余裕を持ったキープから前の青山?へ、青山がはたいて駒野に渡し、クロスをウェズレイが「巧」なヘディングでゴールに押し込みました。中盤が薄くなった事から柏木に余裕を持たせてしまった神戸の守備と、そのチャンスにきっちり得点をアレンジした柏木の巧みさが目立ちました。
これで広島勝ちかと思いましたが、終盤にどうも広島に落ち着きがない。時間稼ぎをしないのは好感が持てるとも言えますが、ちょっとその辺りは選手の意識、ペトロヴィッチ監督のマネジメント的にどうなんでしょう?
後半37分に神戸が同点ゴール。縦パス一発で左サイドを抜け出した朴がきっちり決めました。うーん、得点のきっかけ自体はリバウンドが神戸選手の前に落ちてきたラッキーがありましたが、言わんこっちゃないって感じもしますけどねぇ。そして白熱した戦いのままロスタイムに突入し、最後の1分でPA内でボールを持った大久保の切り返しを森崎和が思わず足を出してPKを与えてしまいます。これを大久保自身がきっちり決めてタイムアップ。神戸がホームで劇的な逆転勝ちを決めました。王子対決は両者活躍の結果、元王子の勝ちでした。

広島は勝てた試合だっただけに、残念。千葉のアマル・オシム監督もそうですが、オシムの弟子が同じようなやられ方=一瞬の隙を突かれて失点をしているのはちょっと示唆的です。オシム流のチーム構築は「偏り」があるだけに微妙な所での調整が必要ですが、まだその辺りが2人は師匠に及ばないでしょうか。
柏木王子はやはり絶品。ボールを持つだけでワクワクしますし、ボールが無い所でもちゃんと走っている(ように見えました)。今はサラゴサにいるアイマールの若い頃を彷彿とさせる素晴らしい選手です。
尚、この試合も戸田公式サイトにて本人の感想があります。必見!!

神戸は三浦アツが大変な事になっていますが、どうなるんでしょう?部外者にも、おそらく当事者にも全然先が見えない状態だけに何が起こるかわかりません。いっそのこと、岩本テルの代わりにNZに移籍するのはどうだ?


post by roque816

22:42

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