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環境について本気出して考えてみた

2007年06月10日

地球温暖化について、まずは下の資料をどうぞ。CO2の問題について、簡潔にまとめられた良い資料です。(ちなみに、番組自体はいまいちだった。)
↓NHK「新BSディベート データファイル」
http://www.nhk.or.jp/bsdebate/0705/data1.html

まず、1,2枚目は京都議定書とCO2排出の現状について。ここから次の問題点が浮かんできます。
①EU、日本などはCO2削減目標を守れるのか?
②アメリカ、中国、インドなど削減目標が無い国をどう参加させるか?

②は話が大きすぎるので、ここでは割愛します。サミットでは温室効果ガスの排出量について、『2050年までの半減を「真剣に検討」する』という前向きなのかどうかよくわからない表現になりました。
①について、日本の取り組みを見るために資料の3,4枚目を見てみましょう。日本の削減目標はご存知の通り-6%。しかし、これは1990年比で-6%としなければいけないのに、2005年の実績は逆に+7.8%になってしまっています。まあ、ぶっちゃけ京都議定書の目標達成は不可能ですな。

この原因としては、A)EUと比べて国民の意識が低い事もありますが、何よりもB)日本政府が具体的な政策を打ち出せなかった事が大きいでしょう。結果として、現在の日本のCO2対策は各企業の自助努力に頼るだけになっています。-6%を達成するためにはどういった手段をとらなければいけないのか?という議論が全くなされていないため、「頑張ったけどできませんでした~☆てへ」という状態になってしまうのは当然の事と思います。


個人的には、CO2対策は「ミクロ的な対策」と「マクロ的な対策」の両面から取り組んで行くことが必要と思います。
「ミクロ的な対策」とは、クールビズ、打ち水作戦、アイドリングストップ、買い物袋持参、などなど。。詳しくはチーム・マイナス6%のHPをどうぞ。要するに、個人の生活を見直して省エネを啓蒙する運動ですね。
「マクロ的な対策」とは、資料5枚目にあるような数値目標を決定し、そこから逆算的にどういった対策が必要かを考える事。これは数値目標から各手法の効果・コストを割り出して政策決定するという非常に高度な議論が必要になります。この場合、例えば「消費税XX%アップ」や「都心部への自動車乗入れ禁止」などの「痛みを伴う改革」が必要となるかもしれません。果たしてそれが可能かどうか?(国民が受け入れられるような議論、合意ができるのか?)
日本の取り組みにはこの「マクロ的」な意識が圧倒的に不足しています。「ミクロ的」な取り組みも非常に大切な事ですが、数字で結果が出なければただの自己満足で終わってしまう。。少なくとも日本のトップがそういう意識では困りますね。

ちなみに、資料5枚目について補足しますと、2050年に平均気温を+2.0℃(2000年比)にするには約80%の排出量削減が必要になります。番組内では、これはすでに不可能なので「せめて+3.0~4.0℃を目標とすべき」という意見が出ていました。(by山口光恒氏@東大) つまり、「現状維持~+50%くらいが現実的」という事ですね。
また、番組内では具体的な対策として、「排出権取引」と「CCS」も取り上げられていました。排出権取引についてはEUで積極的に取り組んでいるもののあまり成果が上がっていない事と、10年近くかけて準備をしてきたアメリカの対応が注目されていました。
CCSとは、「二酸化炭素回収・貯留」の事。つまり、工場などから出る二酸化炭素を回収して、数百年以上地下などに封じ込めておく技術ですね。前述の山口氏によると、この技術の確立なしには排出量削減は実現できないそうです。


post by roque816

20:19

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