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2006年09月01日
2-2で迎えた第5局。先手佐藤で、後手の一手損角換わりとなりました。佐藤は15歩25歩を伸ばしてから、長考の上78飛!!!これぞ新手という手を出しました。この手には普通に右玉にするのに比べて、駒組みがスムーズになる利点があります。また、1、2筋の位を取ったのは、後手が銀冠にするのを防いだ構想と考えられます。当然これは事前に研究していたであろう順ですが、これぞ「佐藤康光」という構想でした。金が取れる棋士というのは、まさに彼の事でしょう。 しかし、結果的には羽生が穴熊にした対応が上手く、先手が手詰まり模様になってしまいました。具体的には79飛の所で77銀から55の位を取りに行かないとダメな感じがします。本譜は65歩で先手の指す手がなくなってしまい、55歩から無理矢理動いたものの、上手く3筋から反撃した羽生が快勝することになりました。結果は出ませんでしたが、この大舞台で新構想を出して勝とうとする佐藤の姿勢には、全てのプロが見習うべき点があると思います。その意味で、本局も羽生vs佐藤戦の新たな名勝負の1局と言えるのではないでしょうか。 それにしても、ネット中継をしてもらえるおかげでリアルタイムで一緒に考えられるのはとても大きな勉強になります。インターネット万歳!! 第6局は9月12日(火)、13日(水)の両日とのことです。
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