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2006年04月09日

WEBOSSさんに深謝


先週、私の机の上に一枚の茶色い伝票が回って来ました。
捺印するために見ると、コンサドーレ・オフィシャルブログを
運営してくれているWEBOSSさんからの入金でした。

1~3月分の振込みです。翌日、さっそく朝礼でこのことを社員に
披露しました。WEBOSSさん、そしてブログに結集してくれた
サポーターの皆さんからの、嬉しい嬉しいプレゼントです。

昨年11月4日に立ち上げてから、5ヶ月余、HFCの新しい収入源
になりました。運営に関して、HFCは一切のコストを掛けていません。WEBOSSさんに全てお任せしています。

HFCが出しているのはコンサドーレが持つ無形のブランド力です。
そしてコンサドーレを熱く応援し、ブログを利用、活用してくれている
サポーターの皆さんのご協力です。

800に近いブログ数、月500万に近づくページビュー。それが広告集稿に結びついて来たのでしょう。今後、入金額は増えることが見込まれているとのことです。本当にありがとうございました。

昨年夏に提案があったときはこんなに順調に推移するとは思いませんでした。ブログを通して、HFCの素顔をサポーターの皆さんに少しは理解してもらえたのではないでしょうか。

サポーターの皆さんの考えていることも、教えてもらえました。
ブログ開設のBefore そして Afterでは、HFCとサポーター皆さんとの関係がすごく変わったような気がします。社員には、スタッフブログを積極的に書き込めと求めました。

新聞、テレビ、ラジオの既存のメディアも大切ですが、インターネットという新しいツールを手にした今、双方向で自由に、瞬時に、しかも情報量を制限されず、意志を伝え合うことが出来るのです。すばらしい武器だとは思いませんか。

コンサ・ブログは各方面で注目されています。ウエボススタッフブログでも紹介されたように、道新で大きく取り上げられました。既存媒体も無視できなくなったのでしょう。

先日、赤黒式さんのブログで書かれていたように、広報の専門誌
「PRIR(プリール)」5月号で大きく紹介されました(写真)。プリールは株式会社宣伝会議が発行している月刊誌です。内容はとても質が高く、充実しています。

この号の特集テーマは「ビジネスブログで社会と対話~ネット広報最前線」です。顧客との対話(広報)に使っているNTTの関連会社NTTレゾナント、社内のコミュニケーションを活性化するために活用している山梨県の食品製造会社「はくばく」(バンフォーレ甲府の胸スポンサー)と並んでコンサ・ブログを取り上げています。

「ブロガーは強力サポーター  767人の経営者たち」。見出しにこうう書かれています。サポーター同士もブログでつながっているとも。新しいことに取り組むHFCの姿勢が、少しずつ周囲に理解され始めた結果なのでしょう。

振り込まれたお金は、ブログが産んだ初めての金の卵です。ブログによって生み出される目に見えない効果も資産として大きくなっていくと確信しています。

3月末で創立1周年を迎えたWEBOSSさん、おめでとうございます。
そしてサポーターの皆さん、ブログを今後もよろしくお願いします。もっともっと、元気のよいブログにしましょう。それがチームを後押しします。




posted by kodama |22:52 | トラックバック(0)

2006年04月07日

近未来のコンサ

TVHのコンサにアシストを見ていたら、今日の夕刻かかってきた電話を
思い出しました。札幌市サッカー協会のHさんからでした。
「社長 5日の草津戦で気がついたことがなかったかい」。

うーん。うなってみても思いつきません。
「試合に出た選手のうち、5人が道産子だったよ。そんなことは今までに
なかったと思うよ。新聞記者も気がついてなかったみたいだね」

そうなのです。先発で曽田(札幌市)、池内(当別町)、鈴木(岩見沢市)の3選手。途中、石井(石狩市)、藤田(札幌市)の2人が交代出場して合わせて5人。ベンチ入りの千葉(紋別市)を入れれば、16人中6人が道産子となったわけです。

記録に詳しいスタッフに聞いてみましたが、「そうですね。チーム始まって以来じゃないですか」。しかも出場5人のうち、鈴木、石井、藤田はコンサ・ユース出身です。鈴木、石井は20歳、藤田は18歳。若さあふれる新戦力です。

ユースからの選手登用を中心にした育成型チーム作りを目指す5段階計画の3年目。3-0の勝利は今も余韻を引いていますが、若い道産子ユースが加わった育成型のチームで勝ち点3を取れたことは、コンサドーレの近未来を見せてくれたようですね。

「柳下(監督)さんのもとで、本当の意味の地元チームが出来上がりつつあるんだよ。それに社長は気づいてほしいな」。Hさんはそういって携帯電話を切りました。

昨年、監督と食事をしながらチームの将来を話したことがありました。
「コンサドーレ札幌の監督、コーチ、選手は道産子主体であることが望ましい。それでこそ、地域に根ざして道民みんなから愛されるチームになると思うよ」

そう言っていたのです。一歩、それに近づいた5日の草津戦でした。

posted by kodama |22:49 | クラブ運営 | トラックバック(0)

2006年04月06日

ザスパ草津の思い

昨日のゲームが行われたドームに、ザスパ草津から女性取締役が視察に来ていました。試合開始の4時間ほど前から、バインダーを手に気づいたことをメモしていました。大手広告代理店から草津に来て、クラブ運営に手を貸しています。

「児玉さん ドームでのコンサドーレ運営はJ1仕様ですね。素晴らしい」。
ドームの施設、ドールズのリハーサルやドーム内放送の試験を見聞きしての感想でした。「こんな環境で試合が出来るコンサドーレはうらやましい」とも。

一緒に前半戦を観戦して、最終便に乗るため、途中から千歳に向かいました。相川の先制点に、喜びを爆発させたいところでしたが、お隣の手前、ぐっとこらえました。「流れが札幌でしたから、いつか入ると覚悟していました」を聞いては、なおさらに。

草津は2002年、プロ化を目指し、元Jリーガーらが、温泉街で働きながら、地域リーグ、JFLを勝ち進み、昨年、Jへ仲間入りしたのは有名です。元日本代表キーパーの小島伸幸を中心に、チーム作りをしてきた苦労クラブです。

今年は40歳と最年長だった小島も引退、新しいメンバーでのスタートでした。
「昨シーズンは、戦力的に劣勢とはわかっていても、これまで苦労してきた仲間を切って、新戦力を投入するわけにはいきませんでした。今年はそれを振り切りました」。

昨年はシーズンを通じて5勝、今年は10勝を目標に、すでに2勝をあげています。善戦が光っています。昨日の草津の戦いぶりをみると、GK高木、DF鳥居塚などの迫力は、「Jを目指す」と這い上がった昨年までの仲間イレブンの思いを継いでいるように見えました。

初心を忘れない。その大切さを見せてくれたようです。札幌は草津に比べれば、ゲームをする環境は勝っているでしょう。でも、10年前、「札幌にJのチームを」と燃え上がった札幌市民の気持ちは今も引き継がれているでしょうか。

熱く燃えた気持ちを引き継ぎ、コンサドーレを守り育て、北海道のスポーツ文化を確固としたものにするためにHFCは何をしなければならないのか。10周年を迎えた今年の大きな課題です。





posted by kodama |22:48 | トラックバック(0)

2006年04月01日

コンビニに「ヘラトリ」


倶知安町のグランひらふスキー場下にあるセーコーマートに1日朝、立ち寄ったら新聞スタンドに道新、道スポと一緒に、なんとHerald Tribune(ヘラルド
トリビューン=通称ヘラトリ)がずらっと並んでいました。

ニューヨーク・タイムズ発行の国際版で、一日遅れですが、れっきとした本物。ニセコにやってくるオーストラリア・スキーヤーのために置いてあるのは明白です。この日のコンビニにいた客5人のうち、4人がオーストラリア人でした。

昼食を、と思って入った知り合いの蕎麦屋さんでは、営業中の看板の下に英語のメニューが。そして中では、ニュージーランドからスキー旅行に来た女性が働いているではありませんか。びっくりです。

ひらふで事務所を構え、不動産業を展開している友人のオーストラリア人Kさんによると、この冬、オーストラリアからニセコに来たスキーヤーは1万5,000人。海外スキーで出国した5万人のほぼ3分の1になるといいます。

スキー熱が去った道産子にとっては、理解が出来ないほどのニセコ熱なのです。春先のべたべた雪で、閉口しているのは日本人、彼らは、日差しを浴びながら春スキーを堪能しているのです。「北海道の雪は世界の中でも最高」と口をそろえて。

Kさんの話では、今冬、英国から観光ツアー調査団が北海道に来ました。冬のニセコでスキーを楽しみ、そのあと早春の東京、京都を巡り、夏のオーストラリアを回って帰国するツアーを計画中だそうです。

雪は北海道にとって大きな資産。自然と親しむ遊びが広がり、体と心を鍛えます。スポーツビジネスが生まれます。
それをオーストラリアの人たちに教えてもらっています。

買ってきたヘラトリに目を通すと、1面にサッカーボールのイラストと記事、19面にも記事は続いていて、サッカーを巡る有力スポンサーのブランド戦略が詳しく紹介されていました。ドイツ・ワールドカップでのカード会社の動向など、とても興味を惹かれました。

国際企業は不特定多数を相手にするテレビ広告から、サッカーのユニフォームスポンサーになるなどの直接広告へ軸足を移していると解説しています。これだけ世界に広がるサッカーは、企業戦略にとって欠かせない広告媒体と映っているようです。

19面ではイングランド・プレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッドのユニホームが表示されていて、そこのロゴの値段が書かれています。右胸のナイキは13年契約(2002年調印)で640億円、胸中央のボーダフォンは4年契約(2004年調印)で75億6,000万円(1ポンド210円で計算)だというのです。

このほか、そで、パンツ、ソックス広告は付いています。それぞれの場所を確保するのに各企業は血眼になって競争を繰り広げているようです。複数年契約どころか、10年以上も独占しようとするところに、その意思がわかります。

やがて、日本でもそうした時代はくるのでしょう。
いや、必ず来ます。スポーツ・マーケティングが華やかになるときが。
その足音が聞こえているのです。企業経営者にこの音を聞いてほしいと思います。

そのためにもコンサドーレは面白いゲームを繰り広げ、J1へが必須条件なのですが。

これはエイプリルフールではありません。念のため。





posted by kodama |19:27 | クラブ運営 | トラックバック(0)

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