コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2013年12月19日

かぐや姫の物語を観てきたよ。

かぐや姫の物語(2013年)



※ネタバレ注意



物語の核心に触れるネタバレを含みますので、読みたくない方は本当に読まないで下さい。



観てきましたよ、かぐや姫の物語を、なんか評価が別れる作品だなという印象でした。個人的には合わない作品で、上映終了後は震えましたね、面白かったとか感動したとかいう意味ではないです。

なんか、今更使い古されているネタである竹取物語を元に使うのでばあれば、あっと驚くような新解釈とか、大どんでんがえしとかあるかと思ったのですが、本当に普通の竹取物語でした、特に何か新しく得るものは無いです。

しかも、出てくる男どもが本当にどうしょうもないバカばっかりで、話が救われません。

第一のバカは、育ての父である翁。大金に目がくらみ、かぐやを高貴な娘にするとか言い出し、身分相応な暮らしをすればいいのに都へ行き、自分の価値観でかぐやが望まないことばかりするという諸悪の根源でしょ。見から出た錆なのに、最後に別れたくないとかバカかよ。少しでもかぐやの気持ちがわかっていたら、こういう結末にならなかったのに。

第二のバカは、かぐやにプロポーズした五人の男達、嘘をついたり、死んだりとか本当にバカ。

弟三のバカは、かぐやの幼なじみの捨丸。物語の終盤に再び出会い、かぐやに「捨丸とならうまくやっていけたかもしれない。」とか言われたのを真に受けて、そしたら、一緒に逃げようって、お前もう妻子いるだろって。本当に一番こいつがバカ。あんな小さい子供がいるのに、断れよ。

結局は、かぐやの周りにはバカで、自分勝手で、欲まみれな男どもしかいないというだけの作品という印象でした。

あと、かぐやが地球に来た「罪」の部分の理由も拍子抜けだったし。

なんかですね、この作品に対して期待しすぎだったんですよ。てっきり、現代に転生したかぐやが、フラッシュバックする過去の記憶に振り回されながら、「罪と罰」を克服して今度はハッピーエンドになるとかという物を勝手に想像していまして、やっぱりちゃんと事前情報をいれとかなければいけないですね。

ただ、映像は綺麗ですし、当時の生活のもようとかが丁寧に描かれていて、その辺はさすがですし、日本のトップレベルで文句のつけようはありませんよ。小学生あたりが観る分には最高な作品ではないでしょうか。逆に「コクリコ坂」の良さは子供にはわからないんですよね。

posted by ezoyama |09:21 | 映画の話 |