2005年12月16日
F1ドライバー列伝VOL5
今回もやってきましたこの企画。またマニアックな内容になっていますので興味のある方は続きからどうぞ。前回の「しりとり」で誰もコメントをしてくれないから慌てて更新しました。(爆)
なんだかんだいって続いてしまったこのブログ。今回で第5弾です。今回はこのドライバーに注目しました。「フライングフィン」といえば・・・
Mika Hakkinen ミカ・ハッキネン
91年ロータスからデビューしたミカ。このときにデビューしたほかのドライバーと比較してもレベルが違っていた。デビュー戦アメリカGPで予選を非力なロータスで中段の位置に付けたり3戦目のサンマリノで5位入賞、初ポイントゲットをしてみせた。ライン取りも正確だしコーナリングも速い。実際92年にはジョニーハーバートと共に入賞を繰り返しその速さと強さを思う存分アピールした。
そして93年、マクラーレンに移籍。しかし待遇は「リザーブドライバー」いわゆる控えだった。そんな中腐ることなくもくもくとテストをこなしチャンスをうかがっていた。その機会が訪れたのは93年のポルトガルGPだ。いきなり予選でセナに勝ってしまったのだ。いままでのうっぷんを晴らさんばかりにレースでもアグレッシブに攻めた、でもそのレースはリタイヤしてしまう。でもこういう部分が評価されてマクラーレンでF1人生を過ごすことになる。
途中、選手生命の危機にさらされるクラッシュもしたが(記憶が確かなら95年のオーストラリアGP)見事にカムバックした。そして97年最終戦へレスで初優勝を飾る。ミカの実力を持って知れば遅すぎるものだった。
98年、ミカは一気にチャンピオン争いの中に加わることになる。精錬されたマクラーレンのシャシー、熟成されてパワーアップしたメルセデスエンジン、そして何よりこの年から「ブリヂストンタイヤ」を履いた事が一番のアドバンテージになった。98年はミハエル・シューマッハー相手に、99年はエディ・アーバイン相手にチャンピオン争いを演じそして勝った。
しかし、その後はフェラーリとミハエル・シューマッハーが横綱相撲のようなレースを見せ、ミカはF1からの引退を決意した。今はドイツツーリングカー選手権に参戦し、レーサーとしては引退はしていない。
彼の性格は冷静だがかなり攻撃的だ。それはあくまでもレースの中であって私生活ではそうではない、よきパパである。
そしてなにより息子ヒューゴが心の支えだろう。個人的にはミカの息子ヒューゴ・ハッキネンとミハエルの息子ミック・シューマッハーがF1で争ってくれるのを期待してやまない。
ではミカのベストレースといえばやはりチャンピオンを決めた鈴鹿でのレースだろう。特に99年のレースはスタートで勝負が決まってしまった。ミカは驚異的な集中力を持ったドライバーだ。これはミハエルにはないものだ。そして自分に絶対的な自信があるのだろう、そういう特質はチャンピオンに向いている。ミカはそういう人だ。ただあの「かっこ悪いポーズ」を表彰台ではやらないでほしい。まあ、それもミカらしいが・・・
今回はこれで終わりです。次は誰になるのか?お楽しみに~~!
posted by ダイ |23:48 | モータースポーツ(F1など) | コメント(5) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:F1ドライバー列伝VOL5
ありがとうございますぅ(≧▽≦)ノ
ミカだぁ!!ハッキネンだぁ!!!
初優勝の時は何だが出るほど、嬉しかったなぁ…
選手生命の危機にさらされるクラッシュは95年オーストラリアGPで間違いないです(>__<)
今もあるのかなぁ、札幌のF1ショップ。
よく行ったなぁ・・・^_^;
何だかコメントではなく、ブログ記事のようになってしまったかも…(+_+)
posted by みかんちゃん| 2005-12-17 01:24
Re:F1ドライバー列伝VOL5
なつかしいですねぇ(^_^)
実力はあるのに何故ロータス?と思ってみてました。
記憶に残ってるのは、
彼らしい表彰台でのポーズ(^^ゞ
何年か忘れたけどベルギー、オールージュ後、シューをぶち抜いたあの豪快さ。
モニターを見つめている奥さんの目。怖かった
次のドライバーは誰になるんだろぉ。
よろしくおねがいします。
posted by celica | 2005-12-17 08:59
Re:F1ドライバー列伝VOL5
今回は「フライングフィン」ミカ・ハッキネンですか。
ロータス時代もマクラーレンに移ったあとも、いろんな思い出がありますが、一番印象に残っているレース(?)は、1993年ポルトガルGPの予選です。
この年、ロータスからマクラーレンに移籍した年なのですが、すでにセナとアンドレッティがいたため、サードドライバーとして過ごしていたわけですが、アンドレッティが辞めてしまったため、急遽このレースから、ステアリングを握ることになり、その予選(2回目)で、それまでの鬱憤を晴らすかの様な走りを見せ、当時最強のウィリアムス(PP=D.ヒル、2nd=A.プロスト)に次ぐ3番手のタイムをたたき出したとき、「ミカが戻ってきた」と思ったのと同時に、いきなりエースドライバーのセナ(4th)に勝ってしまい「もしかしたら、世代交代の瞬間なのかな?」と感じたものです。
それにしても、なんでフィンランドからいいドライバーが輩出されるんだろう。90年以降ではJJ、ハッキネン、ミカ・サロ、ライコネンとチャンピオンからいぶし銀レーサーまで。
同じ北欧でもスウェーデンからはヨハンソンのみ(IRLのK.ブラックはいるが)。ノルウェーにいたっては0人(WRCのP.ソルベルクはいるが)。
やっぱりフィンランドには何かあるんだろうなぁ。
来年からフィンランド系(正式にはドイツ国籍、オヤジさんがフィンランド人)のN.ロズベルグもデビューするし、当分「フライングフィン」はいなくならないのだろうな。
BGMは「Time again」(はたけ(シャ乱Q)、1998年(ミカがはじめてチャンピオンになった年)フジテレビF1中継エンディングテーマ)
posted by 鈍足の貴公子・ふみち | 2005-12-17 16:32
Re:F1ドライバー列伝VOL5
今回はハッキネンなんですね。
個人的にはイギリスF3時代が一番輝いていたような気がします。
やっぱりマカオの最終コーナーがすべてだった感じですね。あれがなければ、シューマッハとハッキネンの立場は変わっていたかもしれないなぁって思ってしまいます。
posted by say| 2005-12-17 17:17
Re:F1ドライバー列伝VOL5
今さっき仕事から帰ってきましたのでレスをつけますよぉ~
>みかんさん
満足していただけましたか?もう少し書けばいいのだろうけどいかんせん資料が・・・てかこのテーマはみかんさんが書けばよかったかもしれない。(笑)きっとおもしろい内容になったでしょう。F1ショップは「FORZA」ですね?そこで僕はホンダのG-SHOCKを買いました。今度行ってみますね。
>celicaさん
スパのケメルストレートエンドでシューを抜いたとき確かゾンタが真ん中にいたときのヤツですよね?青の時のミカとミハエルには怖さを感じました。奥様の目はもっと怖かったのでしょうか?(笑)
>ふみちさん
ポルトガルの予選はビビリました。一発の速さでアイルトンを凌駕しただけでもうってな感じで。アレジでしたっけ?かなりガチガチなバトルを展開していましたなぁ。確かに北欧にはよいドライバーが輩出されていますね。これからもいいドライバーが出てくれるのを願ってやみません。
>sayさん
そういえばマカオでもミハエルとミカはやりあっていましたねぇ、その分リベンジは十分したと思いますが。セナプロみたいに確執に至らなかったことがよかったような気がします。ミカとミハエルの中には友情があるのでしょうねぇ、きっと。
posted by ダイ| 2005-12-17 22:17