2006年04月25日
2006F1サンマリノGP
昨日に続いてF1の記事ですが何か?(笑)
と、いうわけで(?)日曜日に行われたF1サンマリノGPについて書いていきます。ではご覧下さい。
まず予選・・・ ミハエルおめでとう!これは素直に認めなくちゃいけないでしょう。通算66回目のポールポジション、あのアイルトン・セナの記録を抜いた。そういえばセナが亡くなってすぐのモナコGPで初のポールポジションを獲ってから12年かけてこの記録を塗りかえた、しかもイモラで・・・なんとも感慨深いものを感じます。 2位3位はホンダがつけアロンソは5位。アロンソの位置が非常に不気味ですねぇ・・・ そして決勝・・・ ここはもともと高速サーキットだったけど94年の事故をきっかけにテクニカルサーキットに変わってしまった。抜きどころのないサーキット、ミハエルがポールを獲った事が本当にアドバンテージになる。 さあ、スタート!! ミハエルは好スタートを切った。バリチェロが遅れてマッサとアロンソが前に出る。そしてスタート早々アルバースの事故、セーフティーカーが導入された。きっかけは井出君との接触、これは井出君に非があるかな?アルバースには気の毒なレースになってしまった。 そしてリスタート! これまた無難にレースが進んでいく。やっぱりルノーのコーナリング性能はいい。ホンダのバトンのクルマと比べると全然安定している。足回りのセッティングもいいんだろうけどミシュランタイヤの性能を使いきっているのが大きいのかな? ホンダは予選では速い、一発の速さはあるのに「継続する速さ」はない。これは何とかしないと今年も勝てないよ? 前半のミハエルは安定している。走りに無駄がない、円熟の走りといった感じです。アロンソが勢いのある走りだとするとミハエルは味のある走りといった方がいいのかな? そしてホンダのピットストップ、最悪だね。こんなミスをするならレースじゃ絶対勝てないよね。そしてガソリンが少なくなってからのミハエルは速い。勝負ポイントをよくわかっている。そしてピットクルーの作業も問題なし。いい感じですね。 アロンソの走りを見て感じるのは「低速の速さ」が際立っている感じがする。最終シケインの速さはちょっと尋常じゃない。これだけキビキビ動けるなら運転していても楽しいだろう。 第2スティントに入ってからミハエルのペースが上がらない、むしろアロンソの速さが目立つようになる。そしてバトンのピットストップのトラブル。ありえない、こんな事はありえない!ジェンソンが可哀相だ。 そしてミハエルとアロンソのテールトゥノーズのバトル開始!! ミハエルのライン取りがうまい!微妙に中途半端なラインを取ってアロンソをパスさせない。でもどうだろう?アロンソに怖さを感じないのは気のせいだろうか? よーく見るとアロンソは冷静だ。完ぺきにスリップストリームにつくことなくラジエーターに空気を取り入れようとしてマシンを労っている走りを見せている。勢いだけじゃなく冷静さや賢さが備わったドライバー、フェルナンド・アロンソ。恐ろしいドライバーですねぇ・・・ 以外にもアロンソが先にピットに飛び込んだ。賢明かもしれない。前に突っかかっているならピットに入って前に誰もいない状況を作り出してペースアップするのは今のF1の世界では「常套手段」だからだ。そのあとミハエルがピットに入る。さあ、どっちだ?どっちが前に出る?? ミハエルだった!! ミハエルが前に出た!!これは大きかった!ルノーは焦ったのか?最善と思えた作戦が完璧に裏目に出てしまった。 プレッシャーを与え続けるアロンソ、必死に抑えつけるミハエル、一進一退の攻防が続いている、周回数が少なくなるにつれてアロンソのライン取りが変わってきた。アロンソの荒い走りに対してミハエルの丁寧なライン取りが目についてしまう。これが大きな差になってしまった。 結果このままミハエルが逃げ切って優勝!2位はアロンソ、3位はモントーヤ。詳しいリザルトはこちらをご覧下さい。 勝敗を分けたのは「タイヤの使い方」だった。もちろんBSとミシュランの性能差というもののあるだろうけど終盤焦ったアロンソと、落ちついていたミハエルの違いなのだろう。92年のモナコを見るような手に汗握るいいレースでした。 残念なのはホンダとマクラーレン。全くトップ争いに関わる事はありませんでした。この2チームにトヨタも絡んでくればシーズンはもっと面白くなるのに・・・ スーパーアグリは今回は残念なレースになってしまいました。琢磨が4戦連続完走を狙っていただろうけどやっぱりうまくいくものではないですねぇ。そして井出君はそろそろ何か「光るもの」を見せないと・・・っていうところでしょうか? 今回フェラーリが勝って、フェラーリファンな僕にとっては嬉しい限りなんだけど、この勝利=フェラーリ復活とは考えていません。そんなにF1は甘くはない。マシン的にはルノーの方に分があるし、アロンソの勢いは本物です。次のヨーロッパGPでどうなるのか?非常に楽しみです。 なによりもイモラでアイルトンのポール記録を抜いたミハエル、優勝よりもそっちに対して心からおめでとうと言いたい。アイルトンファンにとっては正直複雑なものはあるけど認めましょうよ、これは。 でもね、アイルトンはモナコ6勝と8戦連続ポールポジションの記録を持っているんでこれはしばらく抜かれる事はないでしょう、例えミハエルでもね。
posted by ダイ |08:37 | モータースポーツ(F1など) | コメント(3) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:2006F1サンマリノGP
昨日はレスのしにくいコメント残してしまって、申し訳ないです(>_<)
ミハエルとアロンソのテールトゥノーズは面白かったですねぇ。
久々にワクワクしながら見ましたよ、F1を!
こんなレースがこれからも見られるといいなぁ・・・、もちろんライコネンで(笑)←またそれかよっ!
このサンマリノGPは・・・何だか感慨深いモノになってしまいましたねぇ。
セナの記録をセナのなくなった場所で、セナを敬愛していたミハエルが破る。
ミハエル自身もかなり震え上がったのではないでしょうか。
セナファンですが、このサンマリノの地で記録を破ってくれたミハエルに拍手を贈ります。
ミハエル、ありがとう!そしておめでとう!
posted by みかんちゃん| 2006-04-25 12:32
Re:2006F1サンマリノGP
今回はルノーの2回目のピットを焦った作戦ミス、アロンソの2回目のピット後のアウトラップが遅かった事に助けられましたと思ってます。
フェラーリファンなので大変嬉しいのですが(^^)
そのため終盤、あのバトルになったと思ってます。
ミハエルのピット終了後にアロンソが入っていれば、
バトルは無かったかなぁと思ってます。
なにはともあれ、ミハエルおめでとう。
posted by celica| 2006-04-25 13:00
Re:2006F1サンマリノGP
>みかんさん
こちらこそ恐縮です。自分の文章力のなさに腹が立ちます。少しでも印象を甦らせることが出来ればよかったのに・・・
キミがもう少しトップ争いに絡んでくればシーズン通じて面白くなるのにねぇ。アイルトンファンな僕らにとっては感慨深いグランプリになりましたね。マイケルにはおめでとうと心から言いたいですね。
>celicaさん
なんでルノーのアウトラップがあんなに遅いんでしょうね?結果マイケルを勝たせるハメになりましたし。ルノーらしからぬ展開でした。ここからフェラーリがノッてくれればいいんですけどねぇ・・・
posted by ダイ| 2006-04-26 05:33