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2008年06月06日

NHLスタンレーカップ・FINAL 決着

北米の世界最高峰のアイスホッケーリーグNHL(National Hockey League)STANLEY CUP FINALはDetroit RedWings(西1位)がPittsburgh Penguins(東2位)を3勝2敗でリードして現地時間6月4日(日本では昨日朝9時~)に第6戦が行われました。

第5戦は第3OTまでもつれる激戦をPittsburghが制しホームに戻っての第6戦です。
試合は序盤こそホームで今期圧倒的な強さをみせていたPittsburghがここまで手を焼いていたDetroitの堅い守りをうち崩すべく攻め込みましたが、DetroitがパワープレーのチャンスにDF#28Brian Rafalski選手のゴールで先制!FW#96Tomas Holmstrom選手のデフレクション(ゴールグリーズ付近に立ってGKがシュートコースを見切れなくしたり、場合によっては軽くあわせてシュートの弾道を変化させたりするプレー)は記録には残りませんがナイスプレーでした。(でも自分に当たってケガする場合も多いからコワイ・・・汗)

試合はその後これまでの試合通りDetroitが優位に試合を進めます。Pittsburghはナカナカいい形でアタッキングゾーンに入れずパックを持っても苦し紛れにダンプ・イン(センターラインを越えたらパックをアタッキングゾーンに放り込んでパックを追う)するケースが目立ちます。

こうなるとPittsburghはGK#29Marc-Andre Fleury選手のセーブが頼りになりますが2ピリ中盤にシュートリバウンドが相手選手に出てしまい2点目を献上。
しかしパワープレーのチャンスにFW#71Evgeni Malkin選手に待望のファイナル初ゴールが生まれ1点を返します!

その後もPittsburghは必死に反撃を試みますが、選手はすでにこれまでの激戦で見るからに消耗していてなかなかシュートまで持っていけません(汗)それでもエースFW#87Sidney Crosby選手らが食い下がります。しかしDetroitのトップラインを率いるFW#40Henrik Zetterberg選手が放ったシュートをFleury選手が1度止めたかにみえたんですが、無情にもこぼれてゴールに吸い込まれます。

スコアは3-1とDetroitがリードし時間も刻々と過ぎていきます。Pittsburghはお約束の?最後の6人攻撃に全てをかけるのかと思った時、微妙な判定ながら?Detroitにペナルティ。このプレー再開からGKをあげ6人対4人のアドバンテージでFW#18Marian Hossa選手(Atlanta時代の昨シーズン福藤選手からも得点)が得点し2-3に。地元メロンアリーナの2万人のファンも第5戦の再現を期待し大いに盛り上がります。

最後Crosby選手の渾身のバックハンドシュートがDetroitゴールを襲いましたがGK#30Chris Osgood選手がセーブ!こぼれたところをHossa選手が狙いましたがここで試合終了のブザーが・・・。

Detroit RedWings(西カンファレンス1位)が6年ぶり11回目のスタンレーカップ制覇で今シーズンの幕を下ろしました。勝因はなんと言ってもレギュラーシーズンから通しての堅い守りでした。なんと言ってもFWが前線から厳しくチェックし相手にいい形をなかなか作らせず、被シュート数も少なかったです。そして攻撃に転じると華麗なタレント集団と化し相手ゴールを的確に襲います。これでは相手チームは歯が立ちませんよね。シリーズMVPにも輝いたFW#40Henrik Zetterberg選手もNo.1のポイントゲッターでありながら、3人対5人のペナルティキリングでも起用されるぐらい前線からの守備でも活躍していました。ワタクシはDetroit RedWingsを西の横綱と表現していましたが、そのコトバ通りの横綱相撲でした。


日本ではマイナーなスポーツのアイスホッケーですが欧米圏では競技人口も多く、魅力のあるスポーツです。とかく乱闘ばかりしているイメージもありますが(国際ルールの日本ではあんなにありません。汗)サッカーにも負けないぐらい選手のスキルと創造性がぶつかり合うスバラシイ競技だと思います。
特に札幌は冬季オリンピックも開催していて国際大会を受け入れるコトができるような都市ですから、これからまた盛り上がってくれたらなーと思っています。

posted by toko63 |10:00 | 海外のスポーツ | コメント(2) | トラックバック(1)