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2018年05月14日

2018ここまでの振り返り

相変わらず書いていなくて、年イチペースになってますが生きてます(笑)

今年はここまで想定外の出来でまさかの3位という現状。
最初はだいぶ苦労するだろうな、というのが
ほぼサポーター界隈に蔓延していた空気だったことを考えると
「望外」といって過言ではない結果を残してくれています。

中断期間直前ですが、ここまでの14試合を振り返って
その時点のチームに対する感想と期待感などをまとめてみようと思います。

第1節 2/24 AWAY 広島 0-1● 勝点0 得失点-1
 お互い固いゲームで少しもったいない形で失点。
 今年の広島の強さはこのゲームでも発揮されていて結果を見るとさすがというべき。
 対する札幌はよさが出る場面はあるものの、最後の精度を欠き敗戦。
 この時点ではまだまだ我慢が必要だな、という印象で序盤の苦戦を覚悟。
 ミシャ式浸透度:10%

第2節 3/2 AWAY C大阪 3-3△ 勝点1 得失点-1 <現地観戦>
 前半にミシャ式にありがちな後ろからのビルドアップ時にボールロストからの2失点。
 特に前半終了間際の失点は少し心が折れかけた。
 後半立ち上がりから立て直しを見せるとチャナティップの来日初ゴールで反撃。
 さらに「不屈の男」深井一希のプロ初ゴールで同点に追いつき、勢いは完全に札幌。
 しかし、前がかりになったところでカウンターをきれいに決められ勝ち越しを許す。
 再び追いかける展開から進藤が決めて同点。
 このゲームは3-3になった後も両チームに決定的なチャンスがあり
 オープンな展開となった終了間際はサッカーの醍醐味を味わえる楽しいゲームだった。
 
 札幌としての出来を振り返ると、ミシャ式のビルドアップでの不安を露呈し
 守備面でのタスクとポゼッションするためのロジックがまだ整理できていない印象。
 対して攻撃面は「おっ」と思わせる場面も多く見受けられ
 「今までの札幌とは違う」というのが最初に見えた試合になったのでは。

 この時点では期待30%、不安70%といったところだったように思います。
 ミシャ式浸透度:20%

第3節 3/10 HOME 清水 1-3● 勝点1 得失点-3
 正直、この試合、あまり覚えてないんですよね。。。(笑)
 ジェイの先制点はよかったものの、それ以外はあまりよくなかった印象。
 合宿疲れが残っていて、全然運動量も少なかった気がしますし。

 このゲームに関しては清水の方が「はまった」感じ。
 札幌の心を砕く3点目はたまたま決まったレベルのゴラッソ。
 札幌はなかなか形にはまらない展開とミスが多く、やりたいことができていない
 といった結果になったように思います。
 ミシャ式浸透度:15%

第4節 3/18 HOME 長崎 2-1○ 勝点4 得失点-2
 このゲームもあまり覚えていないんですよね。。。(おい)
 うちの方が相対的にいいゲームはできていたように思いますが
 長崎もただの初昇格組ではない整備されたサッカーをしていて
 印象がすごく良かったように思います。

 最後の最後でチャナティップが決めて勝ち切りましたが
 内容的には引き分けで妥当だった気もします。

 ただ、このゲームを勝ち切れたことでチームに自信と安心をもたらしたように思いますし
 代表ウィークの前にひとつ勝てたことは非常に大きかったですね。
 上位に行くにはこういうゲームがいくつかないとダメだと思います。
 ミシャ式浸透度:25%

第5節 3/31 AWAY 鹿島 0-0△ 勝点5 得失点-2 <現地観戦>
 鹿島戦、すごくなかったです?
 僕はこのゲームで「やれる」と思いましたし
 今年は残留とかのレベルじゃないな、と確信しました。
 今のところの今期のターニングポイント1、というところでしょうか。

 合宿から戻ったあと、代表ブレイク明けで札幌でトレーニングが
 しっかりできた影響なのか、ここまでの4試合とルヴァンとは見違えるサッカーが展開され
 「あの」鹿島相手に完全にゲームを支配してどちらが王者かわからない
 本当に素晴らしい試合をしていたと思います。
 
 ハンド疑惑の判定云々もありましたが、それ以外のところで決めていれば
 全く問題のないゲームで、この試合は勝ち点2を落とした試合、と考えていいと思います。

 ただ、このゲームから「いままでのミシャ式」から
 「ミシャ・四方田ハイブリッド式」ともいえる構築が論理的にできるようになってきて
 どこでボールを握ってどこで展開していくのかが整理されてきました。

 「これは優勝するチームのサッカー」と思ったものですが
 さて、どうなっていくでしょうか。楽しみですね。
 ミシャ式浸透度:45%

第6節 4/7 HOME 名古屋 3-0○ 勝点8 得失点+1
 ここまでの5試合はボールを持つことにこだわったサッカーをしていて
 ポゼッション率も高めだったと思うのですが
 この試合ではポゼッションはあえて放棄して、名古屋の弱点を突くサッカーで完勝。
 
 ホーシャ・シャビエル抜きの陣容で迷走を始めていた名古屋相手とはいえ
 結果を重視した素晴らしい采配であったと思います。

 「デフォルト3失点」といわれ、名古屋が完全に崩壊に向かったのはこの試合からで
 恐らく札幌の攻略法が他クラブにも波及していったことがあるのではないかと
 思ったり思わなかったりします(笑)

 サッカーの内容的にはミシャよりも昨年のサッカーに近い展開で勝ち切ったものの
 要所のつなぎや崩しの部分は昨年には見られなかったものもあり
 「攻撃と守備の融合」という「そんなのできねぇだろ」と思っていたところが
 なんとなく形になってきたゲームであり、この試合もターニングポイントのひとつかなと。

 試合後のインタビューでもミシャは「やりたいサッカーじゃないけど」みたいな
 不満も口にしていましたが、ミシャが柔軟に仕事をするという方向で
 とてもいい結果を伴ってくれたかなと。
 ミシャ式浸透度:35%

第7節 4/11 HOME 湘南 1-0○ 勝点11 得失点+2
 このゲームも最後の劇的ゴールしか覚えてない。。。(笑)

 いずれにしても「走力」が売りの湘南相手に
 札幌が完全に走り勝った、最後まで走れていたのは札幌、というところで
 センセーショナルなゲーム。

 昨年までは70分過ぎるころには走れない選手が出てきたり
 足をつる選手が出てきたりするのが、いままでの札幌だったのが
 いまや相手が70分ごろから足が止まりはじめ、札幌が圧倒するという
 考えたこともなかったサッカーが展開されていますよね。

 これもきっとキャンプから「めちゃめちゃ走る」「疲れる」といっていた部分の
 成果だったりするのかなと思うと、キャンプってホント大事、と思いますね。
 ミシャ式浸透度:40%

第8節 4/14 AWAY 柏 2-1○ 勝点14 得失点+3 <現地観戦>
 このゲームも70分以降は完全に札幌の試合。
 ただ、前半は完全に柏の試合だったので、前半のうちに追いつけていたのは
 本当に大きかったですね。

 後半はシステムを変更して柏の大谷のところで捌かれないようにしたのがきっちりはまり
 面白いようにサイドから展開できるようになりました。

 ゴールに至らなかった場面も何度も作ることができていて
 ゴール裏からも「こんなの札幌じゃない」との声が漏れ聞こえてきていました。

 先制された試合をきっちり巻き返して勝ちゲームにできたことは
 選手にとっても自信になったと思うし、この後何度かある
 先制されてからのメンタルみたいなものに多大な影響を与えたという点でも
 このゲームはターニングポイント2になるかなと思います。
 ミシャ式浸透度:40%

第9節 4/21 AWAY 浦和 0-0△ 勝点15 得失点+3 <現地観戦>
 このゲームも前半は浦和、70分以降は札幌のゲーム。
 よほど「最後は俺たちの方が走れる」という自信があるのか
 終盤への自信はサポーターにも伝染してきてますよね。

 かなり主審のジャッジも偏りがあって
 フラストレーションのたまる試合ではありましたが
 埼玉スタジアムでも「札幌強し」を印象付けることができたのではないでしょうか。

 この試合も浦和に「持たせる」展開を前半仕掛けていたのか
 結果持たれてしまったのかわからないものの
 相手に持たれても慌てないレベルにはなってきているところがわかり
 ひとつずつ階段を登ってはいるのかなと。
 ミシャ式浸透度:35%
 
第10節 4/25 HOME 横浜FM 2-1○ 勝点18 得失点+4
 前半終了間際のセットプレイで失点したのはもったいなかったが
 横浜FMの天野くんのFK以外のところでは
 それほど大きな脅威がなかった横浜FMの攻撃。

 対して札幌の得点はミシャサッカーとしてのいい形が実践できたもので
 このゲームの成果も非常に大きい。

 最悪な時間帯にもったいない形から失点しても
 後半すぐに立て直して、きっちりと2点取ることができたところと
 最終盤に押し込まれても同点を許さずに逃げ切ったところは大きく評価できる。

 横浜FMからついにJ1リーグ戦初勝利。
 DAZNの画面越しですが、アディショナルタイムは僕も厚別の歌を歌い
 勝利の瞬間には涙しました。
 歴史を作った一戦。
 ミシャ式浸透度:40%
 
第11節 4/28 AWAY 仙台 2-2△ 勝点19 得失点+4
 仙台とはかみ合わせが悪いだろうな、と少し思っていたのですがなんのなんの。
 退場者を出しながらも勝ち越し点を奪い、強さを見せたゲーム。

 もっと得点ができる場面があったところを逃したのと
 失点は何とか防げなかったか、という意味ではもったいないところもあったが
 これはこれで仕方ないかなと。
 ホームで勝ちましょう。
 ミシャ式浸透度:40%

第12節 5/2 AWAY 鳥栖 2-1○ 勝点22 得失点+5
 まさかの前線ターンオーバーで臨んだ一戦。
 ルヴァンの悪夢が頭をよぎる流れでしたが
 本当に最悪な70分間をなんとか1点でしのぎ切ったことと
 連敗中の鳥栖のメンタルに救われた。

 連戦中で、両者に負傷退場者が出て、お互いプラン通りではなかったはずだが
 最後にジュリーニョが仕事をしてくれたことは本当に感激した。

 試合後に涙した彼の心情が察して余りあるし
 帰ってきてくれてありがとう、と声をかけたい。

 しかし鳥栖の吉田豊は本当にすごい。彼は代表に呼ぶべき。
 ミシャ式浸透度:35%

第13節 5/5 HOME G大阪 2-0○ 勝点25 得失点+7
 札幌の良さ、というよりもガンバの凋落、というのがはっきり見えた一戦。
 少なくとも遠藤に往年の走力や展開力はないし
 中盤でボールを収めたり、捌いたりする人員が不足している。
 「井手口以降」を本気で整備しなかったフロントが悪い。
 (「宇佐美以降」を整備できなくて降格したところから何も変わってない)

 まあ、相手のことはさておき、サイドからのクロスでの先制点
 中央の崩しからつないでクロス⇒都倉の2点目ともにいい形でのゴール。
 
 前線のメンバーが休養を得られたことが結果に結びつき、よい循環が生まれている。
 ミシャ式浸透度:40%

第14節 5/13 AWAY F東京 0-0△ 勝点26 得失点+7 <現地観戦>
 2位東京、3位札幌の一戦。
 雨の中の決戦となったが、双方に良いところが出て
 お互いの健闘をたたえ合うにふさわしい、ナイスゲームだった。

 札幌も自分たちの今までの良さを出すことができていたし
 東京も昨年とは違う色がきっちり見えていて
 このサッカーであれば2位にいるというのは納得。
 (きっと東京も札幌が3位なのに納得してくれているはず)

 この試合からジェイが復帰。個人的にもスタメンで来るのではと予想していたが
 思った通りの起用となり、ジェイ・都倉で展開するという意図がはっきり。
 ここまでどちらか一方で結果を出してきたがダブルエースが揃って
 さらに破壊力を増したサッカーが中断明けには見られると思うとワクワク感しかない。

 またさりげなく深井様が87分まで出場。
 こちらも90分計算できるようになると用兵面でプラスの効果がある。
 ミシャ式浸透度:45%


ここまで振り返って基本的には「上出来」
ただ、ここまでできるなら、と欲は出るもので
僕らはきっと想定していた以上のことを成し遂げることができると思う。

ルヴァンなどを見ると、まだまだ「ミシャ式」の完成度や浸透度は高くないとも言え
中断期間をありがたく利用させていただいて
さらにブラッシュアップした姿を再開後に見せてもらえると確信している。
再開最初のゲームは昨季王者川崎。楽しみしかない。

posted by fujikiseki_com(kiseki) |11:11 | 試合のこと | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年07月26日

J2 第25節 vs岐阜

まずは5-0大勝という結果を素直に喜びましょう☆

前半戦(第2節)の対戦で4-0とすることができ
開幕戦の悪い結果をリセットすることができた俺たちの岐阜ちゃんが
また勢いに乗せてくれたりしないかな、と
若干ながら期待してはいましたが
望外の結果にテンションとともにビールを飲むピッチも上がりました(^^)

ジュリーニョのスタメンに心を躍らせ
上里・荒野のボランチコンビにドキドキし
夢と彰吾、伸二のベンチ入りに心ときめかせた試合前。

試合は年間ベストゴール級のゴールも飛び出す5ゴールの上、4試合連続完封。
結果には非の打ち所がないですね。

久しぶりに選手短評でも。

GK 金山 6.5
 ほぼ決定的なものも含め、枠内シュート全ストップ。素晴らしい出来。
 あの松本での失態はもう過去のもの。ソンユン不在の影響なし。

DF 菊地 6.0
 ボール回し時の安定感が半端ない。
 サイドハーフや前線へのつなぎのパスでも存在感。

DF 増川 5.5
 今節に関しては裏を取られる回数が少し多かった。
 ハイボールの処理や競り合いはやはり強い。

DF 福森 5.5
 遠目から入れるクロスの精度が最近落ちてない??
 守備でも貢献しており、攻守両面を求められるだけにつらいところ。

MF 上里 7.0
 今季最高の出来。ロングフィードやサイドチェンジのパスで好機演出。
 対戦相手によっては彼の攻守ともに遅らせるプレイが生きる。

MF 荒野 5.5
 ボランチとしてフィルターになるタイプではなく運動量でカバー。
 岐阜相手であれば、もう少しゴール前に絡む動きがあっても。

MF マセード 6.5
 右サイドを完全に制圧。
 ゴールには結びつかなかったが、上里→マセードのラインは相手の脅威に。

MF 堀米 6.0
 5点目の内村へのクロスは絶妙。
 守備の局面でも冷静に対応していた。

MF ジュリーニョ 8.5
 スーパーゴールを含むハットトリック。
 内村へのアシストも含め、ゲームを完全に支配した。守備面もヘイスより上。

FW 都倉 6.0
 前線のターゲットとしての役割は果たす。
 先制点のジュリーニョへのアシストパスは丁寧。あとはゴール。

FW 内村 7.0
 らしくないミドルとらしいゴールで2ゴールを挙げる。
 カウンターで抜け出したシーンもあり、決定機=ゴールにしたい。

MF 中原 6.0
 出だしのミスパスでひやひやしたものの、4ゴール目に結びつくミドルは
 入ってくれーと願ったシュート。ファーストプレイ以外はボランチでもありだった。
 (採点は甘め)

MF 小野 6.5
 時間は短いが存在感を発揮。
 ゲーム終盤を落ち着かせ追加点に絡む。今後もこういう使い方ができれば。

MF 神田 5.5
 時間が短く、持ち味を発揮する場面は少なかった。
 もっとボールを要求していいし、ポジショニングがまだまだ。
 シュートはいい形だったが枠に。(採点は辛め)

監督 四方田 7.0
 ほぼ奇策と思われた「ボランチ荒野」を対戦相手を読み切って成功させる。
 深井を休ませることができ、ヘイス不在を感じさせず
 小野・中原・神田を起用する終盤のプランもチーム全体の底上げにつながるもの。
 岐阜の逆サイドが大きく空くことを事前から織り込み済みだったようなゲームプラン。
 サイドを意識させて真ん中からも崩す最高の結果。
 終了後に即ミーティングするなど抜かりない手を打って次戦以降につなげる。

真夏のアウェイを挟むあたりで、増川をはじめDF陣も交代でお休みさせたいところ。
今後の采配と選手起用にも期待してみてみたいですね。

次節はアウェイで山口戦。
前半の対戦時(第15節3-1)は上位を争っていた相手。
攻撃に特徴があるものの守備に若干の不安を抱えていた部分をどれだけ修正してきているか。
あとは完全に違う気候の中で、選手起用をどうするのか。
連勝と完封継続なるか。次節も楽しみです。

posted by fujikiseki_com(kiseki) |17:39 | 試合のこと | コメント(0) | トラックバック(0)