2016年08月12日
自動昇格・プレーオフ・降格ライン考察③
前2エントリーに続き、最後は降格ラインの考察を。 まずは過去の降格ラインを確認してみましょう。 □自動降格~プレーオフライン[20位~22位] 2012年:鳥取(38)・岐阜(35)・町田(32) 2013年:群馬(40)・岐阜(37)・鳥取(31) 2014年:東京V(42)・讃岐(33)・富山(23) 2015年:岐阜(43)・大分(38)・栃木(35) 2012年は町田が自動降格 2013年は鳥取が讃岐とのプレーオフで降格 2014年は富山が自動降格し、長野とのプレーオフで讃岐が残留 2015年は栃木が自動降格し、町田とのプレーオフで大分が降格 2014年は富山が大きく離されての最下位だったが、自動降格回避には36 残留確定には39が必要、ということにしてみましょう。 27節終了時点で39以上は8位町田(40)まで、36以上は9位長崎(36)までとなります。 この項では10位以下のチームについて考えてみます。 10 千葉 34(あと:6/2)⇒2勝0分13敗/0勝2分13敗 [+3] 11 横浜C 34(あと:6/2)⇒2勝0分13敗/0勝2分13敗 [+3] 12 愛媛 33(あと:7/3)⇒2勝1分13敗/1勝0分15敗 [+1] 13 徳島 32(あと:8/4)⇒2勝2分11敗/1勝1分13敗 [+1] 14 水戸 31(あと:9/5)⇒3勝0分13敗/1勝2分13敗 [+1] 15 讃岐 30(あと:10/6)⇒3勝1分11敗/2勝0分13敗 16 山形 29(あと:11/7)⇒3勝2分10敗/2勝1分12敗 [+1] 17 熊本 29(あと:11/7)⇒3勝2分13敗/2勝1分15敗 [+1] 18 東京V 29(あと:11/7)⇒3勝2分11敗/2勝1分12敗 [+3] 19 群馬 26(あと:14/10)⇒4勝2分9敗/3勝1分11敗 [+3] 20 岐阜 25(あと:15/11)⇒5勝0分10敗/3勝2分10敗 [+1] 21 金沢 24(あと:16/12)⇒5勝1分9敗/4勝0分11敗 22 北九州 23(あと:17/13)⇒5勝2分8敗/4勝1分10敗 全体的に見て下位も今年は混戦模様。 28節で勝点3を加えた千葉・横浜Cはほぼ残留確定。 勝点33以上となり、あと1勝で自動降格を免れる徳島までもほぼ当確。 熊本は3試合少ない点を考慮すると残留は問題ないレベルにあると考えます。 28節で貴重な勝ち点3を加えた群馬は21位以下と勝点5を離すことに成功。 残留という意味ではひとつ抜け出した感がある。 現実的に考えてもここまで5勝しかしていない金沢と北九州が 残り14試合で5勝しなくてはいけないハードルは想像以上に高い。 時折大物食いを見せる群馬・岐阜(ともに7勝)に対して 今年の金沢・北九州は上位にきれいにやられすぎていて ここから大きく勝ち点を上乗せできる要素も乏しい。 後半戦未勝利で迷走し始めた山形がドツボにはまらない限り 残念ながら今年の降格グループは金沢と北九州になるのではないかと思います。 あとはお互いの順位が入れ替わるかどうか。 負け試合を引き分けにするなど、最後の粘りがどれだけ効くか。 いずれも上位との対戦を多く残しており直接対決も終了していることから シーズン終了まで熾烈なデッドヒートを繰り広げ 胃が痛くなる毎日を過ごすことにないそうです。
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2016年08月10日
自動昇格・プレーオフ・降格ライン考察②
前エントリーの続きです。 プレーオフラインは66と設定していますが 今年の到達目標は以下の通りになります。 1 札幌 59(あと:7)⇒2勝1分13敗 2 松本 52(あと:14)⇒4勝2分9敗 3 岡山 49(あと:17)⇒5勝2分8敗 4 C大阪 48(あと:18)⇒6勝9敗 5 京都 46(あと:20)⇒6勝2分7敗 6 清水 44(あと:22)⇒7勝1分7敗 7 山口 42(あと:24)⇒8勝7敗 8 町田 40(あと:26)⇒8勝2分5敗 9 長崎 36(あと:30)⇒10勝6敗
10 千葉 34(あと:32)⇒10勝2分3敗 11 横浜C 34(あと:32)⇒10勝2分4敗 12 愛媛 33(あと:33)⇒11勝5敗 13 徳島 32(あと:34)⇒11勝1分3敗 14 水戸 31(あと:35)⇒11勝2分3敗 15 讃岐 30(あと:36)⇒12勝3敗 16 山形 29(あと:37)⇒12勝1分2敗 17 熊本 29(あと:37)⇒12勝1分5敗 18 東京V 29(あと:37)⇒12勝1分2敗 19 群馬 26(あと:40)⇒13勝1分1敗 20 岐阜 25(あと:41)⇒13勝2分0敗 21 金沢 24(あと:42)⇒14勝1敗 22 北九州 23(あと:43)⇒14勝1分0敗 数字上はまだ最下位北九州でも可能性あり。 多めに負け越しても到達するC大阪までが当確圏に見えるものの 前エントリーでも触れた直接対決の罠があり何とも言えないところ。 ここまでの戦いと後半戦の出来を考慮して ここから大きく勝ち越してくるクラブはないものとみて 圏内は9位長崎までとします。 キーとなりそうな上位との対決の残りをここでも見てみましょう。 1 札幌(3) ⇒8/21京都・9/18長崎・9/26町田 2 松本(6) ⇒8/14C大阪・8/21山口・9/11京都・9/25清水・10/8岡山・11/12町田 3 岡山(7) ⇒9/11山口・9/25長崎・10/8松本・10/16C大阪・10/30京都・11/3町田・11/12清水 4 C大阪(5) ⇒8/11山口・8/14松本・9/11長崎・10/2清水・10/16岡山 5 京都(6) ⇒8/14町田・8/21札幌・9/11松本・10/30岡山・11/3清水・11/20長崎 6 清水(7) ⇒8/11長崎・8/14山口・9/25松本・10/2C大阪・10/8町田・11/3京都・11/12岡山 7 山口 (5) ⇒8/11C大阪・8/14清水・8/21松本・9/11岡山・10/23長崎 8 町田 (5) ⇒8/14京都・9/26札幌・10/8清水・11/3岡山・11/12松本 9 長崎 (6) ⇒8/11清水・9/11C大阪・9/18札幌・9/25岡山・10/23山口・11/20京都 明日から山口が上位4連戦。 残り半分近くが上位対決のところもまだあり 自動昇格争いと合わせて、プレーオフ争いも激しくなりそうですね。 J2残留争いはまた次のエントリーで。
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2016年08月10日
自動昇格・プレーオフ・降格ライン考察①
今回は過去数年の事例をもとに 自動昇格・プレーオフ・降格ラインについて考えてみたいと思います。 □自動昇格~プレーオフライン[1位~7位] 2012年:甲府(86)・湘南(75)・京都(74)・横浜C(73)・千葉(72)・大分(71)・東京V(66) 2013年:G大阪(87)・神戸(83)・京都(70)・徳島(67)・千葉(66)・長崎(66)・松本(66) 2014年:湘南(101)・松本(83)・千葉(68)・磐田(67)・北九州(65)・山形(64)・大分(63) 2015年:大宮(86)・磐田(82)・福岡(82)・C大阪(67)・愛媛(65)・長崎(60)・北九州(59) 過去4年の傾向から見ると勝点83が自動昇格確定ライン プレーオフラインは年によって異なり特定が難しいもののあえて66に設定してみます。 プレーオフ圏も含めて2位以下が大混戦だった2012年 上位2チームが抜け出した2013・2014年(ただし2013年は1位が強すぎ) 自動昇格を最後まで3クラブが争った2015年と 少ないサンプル数のためか傾向分析はさらに難しい状態に。。。 ここで2016年のJ2ここまでの状況を再確認してみましょうか。(27節消化時点) 1 札幌 59(未消化:1) 2 松本 52 3 岡山 49 4 C大阪 48 5 京都 46 6 清水 44 7 山口 42 8 町田 40 9 長崎 36(未消化:1) 10 千葉 34 11 横浜C 34(未消化:1) 12 愛媛 33(未消化:1) 13 徳島 32 14 水戸 31(未消化:1) 15 讃岐 30 16 山形 29 17 熊本 29(未消化:3) 18 東京V 29 19 群馬 26 20 岐阜 25 21 金沢 24 22 北九州 23 未消化ありのクラブを除き、残りは15試合。 自動昇格ラインの勝点83の可能性があるのは8位町田まで。 勝点83までの残り勝点は下記の通り。 1 札幌 59(あと:24)⇒8勝8敗 2 松本 52(あと:31)⇒10勝1分4敗 3 岡山 49(あと:34)⇒11勝1分3敗 4 C大阪 48(あと:35)⇒11勝2分2敗 5 京都 46(あと:37)⇒12勝1分2敗 6 清水 44(あと:39)⇒13勝2敗
7 山口 42(あと:41)⇒13勝2分0敗 8 町田 40(あと:43)⇒14勝1分0敗 もう1つも負けられない、山口・町田は自動昇格圏からは脱落と考えていいでしょうか。 このあと未消化も含め16試合を残す札幌は五分でOK。これはほぼ決まりかな。 しかも札幌は上位との対戦はすでに京都のみ。圧倒的優位に終盤を進められそうです。 2位以下の勝点83到達ラインを考えるとかなりハードルが高いので 今年の自動昇格ラインは少し下がりそうな気もします。 (そうするともう少し現勝点少なくてもチャンスあるかな。。。) ちなみに上位チームの残り対戦のうち直接対決数 1 札幌(1) ⇒8/21京都 2 松本(4) ⇒8/14C大阪・9/11京都・9/25清水・10/8岡山 3 岡山(4) ⇒10/8松本・10/16C大阪・10/30京都・11/12清水 4 C大阪(3) ⇒8/14松本・10/2清水・10/16岡山 5 京都(4) ⇒8/21札幌・9/11松本・10/30岡山・11/3清水 6 清水(4) ⇒9/25松本・10/2C大阪・11/3京都・11/12岡山 これを見ても2位以下がつぶし合ってくれそうで 1位安泰、2位争い混戦となりそうな気配が漂います。 長くなってきたので 1位はほぼ安泰、2位はわからないぞ、ということで 次のエントリーに続くことにします。
posted by fujikiseki_com(kiseki) |15:39 | ひとりごと | コメント(0) | トラックバック(0)