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2006年07月08日

なぜ走らない?前に出ない?

本日の愛媛FC戦、勝ったけどなんだかスッキリしないのは、そこなのですよ。

前半はとくにひどかった。ボールを持っていない選手が動かない、パスを出した選手がそこで止まってしまう、の、繰り返し。フッキが持ったら、もう誰も走ろうとしない。フッキは、少なくとも序盤に関しては、他の選手との連動を頭に描いて短いパスを出していたように見えたのだが、ボールを持っていない選手が全然動かないから、パスを出しても誰もいない、当然、そのいくつか先でフッキがもらおうとしているイメージも実現しない。

レフェリーがファウルを取ってくれなかったことだけでなく、それもまた、本日のフッキのイライラの原因になっていたような気がするのですよ。試合中、何度も砂川がなだめていたようだったけれど(とくに後半、石井が引っ込んでからは、距離があっても砂川がしょっちゅうフッキに声をかけていた)、あれがなければ、果たしてどうなっていたことか。

僕は、その点で、今日の試合の最大貢献者は砂川、だと思う。

もう一つ、ディフェンスなんですけど、どうして相手選手と向き合ったときに、もう半歩でいいから、前に距離を詰められないんだろう?そんなにうまい選手がいるわけではないのだから、怖がらずに、前に出ていけば、あんなに正確なパスを次から次へとつながれることはないと思うんだけど。

全体を通して、楽に勝とうとしていたような気がしてならないのだな。砂川の、とくに後半の半ばからのものすごい運動量だけが、まあよかったかなと思えるところ。味方のスローイン時に相手の背後深くの無人地帯へまわったり(しかしスロワーが気づかず)、味方がファウルをもらったらすばやく前へ走り出したりと、今日の、というか、このところ数試合の砂川は、安定して持ち味を発揮できる選手になりつつある、と思うんですけど、どうすかね?

というわけで、勝ち試合だったのに、ネガな方向に走ってしまうのであった。

posted by issey11 |22:09 | 日々雑感 |