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2005年12月03日

#44 vs草津;曽田雄志復活(笑)

試合後のサンクスウォーク、ゴール裏両側各2箇所、バックスタンドとメインスタンド各3箇所で選手が立ち止まって整列し、スタンドに頭を下げたのはとてもよかった。先頭を走っていたHFCの方は大変だったと思うが(そんなこと気にしてどうする)、いい仕事でした。

三原廣樹の、前面には「I(ハートマーク)12」、背中には「ありがとう」と書いたTシャツ(水曜どうでしょうの最終回のようだ)、すばらしい。サガン鳥栖で矢部次郎と組んでいた頃のキレキレは、結局、札幌では復活しなかったのが残念。

優勝も昇格も関係なく、NHKが生中継をやめたほどの消化試合に1万5千人も入った(今日のJ2では最多!)のはすごいことだと思う(往時に比べればもちろん寂しいのだが、それはとりあえず置いておこう)。

と、試合に関係ないことばかり書きたくなるほど、試合の中身については「???」だったなあ。勝つには勝ったけど、みたいな。石井謙伍が決勝ゴールで最後には藤田征也も出てきた、ということで、むりやり「来季につながる明るいどうこう」とストーリーを作ることは不可能ではないが、そういう試合ではなかったよなあ。石井本人がインタビューで言っていた通り、決められるところ決めてないし(小島伸幸の股抜きをねらったのには恐れ入ったが)。

西谷正也は「おらおら走れ走れ」の昔の10番みたいなスルーパスと、えらく雑なアーリークロスばかりだし(最後はシュート打てたのにパス出したところで柳下正明監督の怒りを買って三原と交代させられてしまった)。

デルリスが前半にして消えてしまったのは、監督からすれば、想定外だろう。イヤだね、あの、動けないまま地面を手で叩く姿。今日はメインスタンドで見ていたので、担架で運ばれる姿も見てしまったのだが、あれは、もしかすると、全治何ヶ月というレベルなんじゃなかろうか。本当に運が悪い。

でも、最大の想定外は、開始直後のわけのわからない失点だ。なんだよ、あれ。曽田雄志はあの凡ミスで自信を失ったのか、久々にエンターテイナー的才能を存分に発揮。以前はそんな曽田が好きだったのだが(笑)、最近はちゃんとしたディフェンダーになっていただけに、この期に及んでああいうのを連発されると、かなりつらい。鈴木智樹のボール扱いの軽さも相変わらずだし、これが来季につながる試合であっては困る(<厳しいっすね^^;)。

とはいえ、最後が勝って終われたのはよかった。シーズン中なら、負けても次の試合がすぐに来るから忘れられるけど、これから3ヶ月の間は、今日の印象を抱えたまま過ごすしかないんだから、勝てずに終わるのと勝って終わるのとは全然違う。

あー、なんか、終わったなーって気分。もう、しばらく、試合はないんだなぁ。


posted by issey11 |19:45 | 2005 J2 観戦記 |

2005年11月23日

#42 vs甲府;まだホットすぎる頭を冷しつつ

まずは、素敵なノベルティを用意してくださったハウスメイトさんに感謝(一応、オトナだからね)。

オトナだから、札幌ドームの座席を蹴り上げたくなってもぐっとこらえて、帰り道でへらへら笑ってる人を見ると殴りたくなっても我慢して(<オトナじゃなくてもやっちゃダメよ)、寄るなさわるな近づくなの怖いオーラ(知ってる人は知っている)を久々に発しまくりながら帰ってきて、ローソンで(気分を落ち着けるために)抹茶小豆パフェ(240円もしやがった)を買って、自宅に入ってお茶をいれて腰を下ろした瞬間、「ぐわぁー(バシッ<なんか叩いたような気がする)ありえねぇだろぉ~っ!」と、一人、大声で叫んでしまった。

そして、抹茶小豆パフェに貼ってあったシールをはがすや、遠くに投げつけてしまった(だから家の中が散らかるんだって!)。

試合後、ゴール裏から大ブーイングが起きていたこと、負けても出てくる初心者的拍手すらなかったことは記憶しているのだが、選手が挨拶に来たのかどうかはよくわからん。気がついたら、試合が終わってから10分ぐらい経っていた。あんなに長い時間、札幌ドームで席を立てなかったのは初めてだ。

前節(4日前)、同じ場所で3-3の引き分けに拍手した自分を後悔したよ。あそこで拍手なんかしちゃいけなかったんだ。取れるときに点を取っておけば、というのはその通りだが、先制しながらリードを守りきれなかった試合が4つも続いていることのほうが問題だ。いくら得点力のあるチームを作ったとしても、いつも2点以上のリードで終盤を迎えるなんてことはありえない。今日のような展開になったときにリードを守りきれないチームが、上に行けるわけがない。

そりゃ、同点ゴールはロスタイムだ。でも、ゴール裏が歌い続けているのに、座り込んじゃダメだろ。3点目に至るヴァンフォーレ甲府の攻撃が自陣で始まったとき、僕が「ああ、これ、下手するともう1点やられるぞ」と叫んだのは、あのコンサドーレ札幌の選手たちの座り込みや大の字があったからだ。

以前、たまたまどこかでご一緒した方が「最後まで戦えって歌はおかしいですよね、そんなの当たり前じゃないですか」と言っていたことがあったのだが、今日の様子を見ていたら、やっぱり、最後まで戦えと言わなきゃならない。なんだよ、まったく。

甲府の同点ゴールの直前、ペナルティエリアのすぐ外で取られたファウルは、札幌の選手どうしが交錯した状況で足を高く上げるという、まったくもって間抜けなものだった。今日は、自陣ではできるだけファウルをしないように心がけているのがよくわかり、実際、ファウルは少なかった(甲府はもともとファウルは極端に少ないチームだ)。それなのにあの場面でファウルを犯してしまう拙さ。

あの少し前にも、ゴール前の混戦でクリアすべきところを小さく前に出してピンチになった場面があった。ちょっと声をかければいいのに、それができず、パニックになってしまう。同点ゴールの直前だって、誰が当たりに行って誰がスペースをケアするのか、誰かがちゃんと指示していれば、あんなふうに全員の足が完全に止まってしまうことはなかったはずだ。

野々村芳和の引退以来ずっと言われてきた、リーダーの不在。こればかりは、どこかから適任者を持ってくるしかないんだろうか。もう、これだけ同じ目に遭えば、チームとしての経験がどうこうなんて言い訳は通用しない。

帰り道、加賀健一の交代を疑問視している声がけっこう聞かれたのだが、後半の加賀の守備をすぐ近くで見ていた者としては、今日の柳下正明監督の選手交代は珍しく的確だった。加賀は、走っている距離こそたいしたことなかったものの、長谷川太郎(甲府18番)のフェイントを多用するドリブルに手を焼き、細かいステップをかなり踏まされていて、もういっぱいいっぱいだった。だから、中盤の右サイドに西嶋弘之を入れて、西嶋と加賀の二人であのサイドをケアしようとしたのは正解。

ただ、その後、和波智広を後ろに下げて西嶋をサイドに残したのは、正直、よくわからない(なんだよ、今日的確じゃなかったってことかい?)。確かに、西嶋は一人だけ違う世界にいる感じで、最終ラインを任せるには不安だったかもしれないが、甲府がバレーを交代させてから長谷川が右(札幌にとっては左)にまわっていたことを考えると、スピードのある和波をそのまま左サイドに置いておいたほうがよかったんじゃないか(と言ってみても、すべて結果論ではある)。

(※ここから加筆:和波は長谷川をマンマークだったようで(J's GOALの柳下監督会見録)。それならまあわかりますわ。池内友彦が動けなくなってたこともわかってたのね、監督。やっぱり、選手層なんだよなあ。モニワみたいなディフェンダー、どっかに余ってねえか?)。

後半40分過ぎからボールキープに入ったのが早かったのでは、も、結果論ではあるが、こういうことになったんだから早かったのだろう。昨年の大宮アルディージャのように相手陣内のコーナー付近でしっかりとキープできるならそれでいいのだが、キープできないのなら、シュートで終わったほうがまだよかった。いや、ホントに、結果論だけどね。

このままだとその辺のモノに当り散らして、家の中の何かを壊してしまいそうなので、ちょっと外を走ってきます。続きはその後(こんなに書いてまだ続きあるのかよ)。


posted by issey11 |16:51 | 2005 J2 観戦記 |

2005年11月19日

#41 札幌3-3京都@札幌ドーム

試合終了直後、スタンドから拍手が起きてびっくりした。勝ってないのに、しかも追いついたのではなく追いつかれたのに、拍手でいいのか?

そういう自分自身も、満足して拍手しちゃってたんだけどね。

入場時に配られた道新スポーツ特別版には「みんな信じている」の見出しがあったけれど、本当のところは、ほとんどみんなもうダメだと思ってたんじゃなかろうか。首位の京都パープルサンガにガツンとやられて今シーズンの昇格レースはジ・エンド、みたいな展開を想像していたのに、3点も取って互角以上の試合を見せてくれた。そうかそうか、よくやった、これだけやれば十分だよ。

そんな感じの拍手だったんだろうな。

アンカー!で野々村芳和が「勝てる試合だった、もったいなかった」を繰り返しているのを見ながら、自分自身とえらい温度差を感じて、それで考えたのが以上の結論。野々村は、本気で「昇格しなきゃ!昇格するんだろ?」と考えているから、コンサドーレ札幌が京都相手に互角以上の勝負をしたことは評価せずに、二度もリードを奪った試合で勝ち点2を落としたことを本気で悔やんでいる。いや、本当のところは会って話をしたわけではないからわかるはずもないのだが、テレビの画面からはそういう空気が伝わってきた。

甘いんだよな。選手も(3失点目でかぶって松田正俊を離してしまったのは池内友彦?<39節水戸ホーリーホック戦のときの和波智広の失点と同じじゃん!)、サポーター(含むオレ)も。まあしょうがないよ、今年は昇格できなくてもいいんだよ、まだ力が足りないんだよなどと振り返るのは、もっと先でいい。だけど、傷つくのがイヤだから、現状を合理的に解釈して納得しちゃってる。それじゃ、次にもつながらないんだよな。

2点目(あれオウンゴールじゃないの?<1999年8月のFC東京戦の河村優の幻の得点と同じじゃないのかな?)、3点目と立て続けに奪って逆転したのにリードを守れなかったのはあえてどうこういうまでもないことだが、デルリスの負傷交代も痛かった。デルリスが出てきてから最前線に動きが出てきて、相手のディフェンスにも穴があくようにもなっていたのに、中山元気と交代してしまうと、またそれまでの状態に戻ってしまった。デルリスをあのまま残しておければ、また違う結果になったかも…なんてことは、妄想の世界ならどうにでも言えるか。

引き分けで、しかも仙台さんと甲府さんも引き分けだったのに、まだかろうじて入替戦出場の可能性が残る。この真綿で首を絞められる的感覚、本当に97年のワールドカップアジア最終予選によく似てきた。でも、いまいち切迫感がないんだよなあ。本当はこういうことではいかんのだよなあ。


posted by issey11 |18:16 | 2005 J2 観戦記 |

2005年11月13日

【#40 福岡3-0札幌@博多の森】悔しいけど完敗

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やるだけやって負けたんだからしょうがない、って感じ、かな?

あるいは、ほぼ完成に近づいたチームと発展途上のチームの、紙一重の差。

納得したくはないのだけれど、一方で、頭のどこかでは冷静に振り返ることができる。前節の水戸ホーリーホック戦は「なにやってんだよ!!(怒)」モードだったけど、今日は、まあ、しゃあないか、って思える(というより、むりやりそう考えようとしているような気がしないでもないが)。

最後の2失点がなければ、ものすごくいいゲームだったとは思うのだ。第三者的に見れば、両者気持ちのこもった、そして戦術的、技術的にもしっかりした闘いだったんじゃないかと思う。

ただ、ほんのわずかな差なんだけれども、福岡のほうが判断が早く、球際に強い。たとえばボールを失ったときに、ほんのひと呼吸とはいえ、札幌の選手は「あー」と考える時間があるのだが、福岡の選手にはそれがなく、すぐに失ったボールを追いかけ始める。ビデオで計測したらコンマ何秒の差しかないであろうという程度の、現場で同じ空気を吸っていなければわからない程度の差なんだけど。

攻撃時の思いきり度合にも差がある。これはまさに成熟したチームと若いチームの違いだろう。前半、福岡は、ペナルティエリアの外の、まず入らないだろうという位置からでも、がんがんシュートを放った。後半30分過ぎには、疲れすら見えはじめていた左サイドバックのアレックスが、ここぞとばかりに前線へ上がってFW的な働きをした(ヤツは川崎のときはFWだったわけだが)。

対する札幌は、勝負をしない。絶えず、丁寧にパスをつないで攻撃を組み立てようとする。ときにはかつての中田英寿のような強いパスがあってもいいのに、ミスしないように、ぶれないようにと、つねにスピードのないグラウンダーのパスばかりが繰り出されるので、今日のように相手が気合入りまくりだとフィニッシュまで届かない。

ここは思いきり行ってもいいんじゃないかと見える場面でも、同じようにパスをつなごうとする、あるいはワンドリブル入れて相手をかわしてからクロスを上げようとする。もう、もどかしいったらありゃしない。

それが顕著なのが、砂川誠であり、鈴木智樹であるわけだ。砂川の場合は、プレースタイルからしてそう見えてしまうのはやむを得ないのかもしれないが(ダメなときの中村俊輔みたいなもので)。

ヴァンフォーレさんが負けてくれたとはいえ(水戸は強いのか?)、仙台さんは勝ったので、3位との差は広がり、いよいよもってかなり厳しくなってきたが、まだ終わったわけじゃない。今季を振り返ったり、来季のことを考えたりするのは、もう少し先にしよう。

1点目取られた後、相川進也を先頭に札幌の各選手がダッシュでキックオフに備えたのには、じーんと来たんですけどねぇ。ああ、相川といえば、あの幻のゴールは完全にオフサイドだ。あれもね、ごちゃごちゃやってないで西谷正也がもうひと呼吸早く上げてればよかったのよ。まあ、このパスつなぎたくなる病(?)は、ヤンツーチルドレンというよりジュビロチックな問題だからなあ(と、朝までぶつぶつ言い続けるような気がしてきた…)。

明日は福岡空港7時10分発で帰ります。羽田乗り継ぎ。


posted by issey11 |22:23 | 2005 J2 観戦記 |

2005年11月13日

30分前

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じっとしてるとけっこう寒いかも。ウィンドブレーカーの襟立てました(へたれで申し訳ない>ゴール裏の頑張ってるみなさん)。

風はないけど、昼間、高校選手権の決勝で使っているので、芝はちょっと心配。ところどころ、荒れているようにも見える。引っかかってケガしないように、要注意。

とりあえず試合前映像速報(?)は、これにて打ち止め。


posted by issey11 |18:31 | 2005 J2 観戦記 |

2005年11月13日

40分前

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今日勝てば条件付きではありますがJ1昇格に王手となります、だって(場内アナウンス)。

やっぱりおとなしくバックスタンドで見ます。端のほうにいれば邪魔になりそうもないし(そのぐらいの客の入りなのだ)。バックの端のほうには、ちらほらと、赤黒方面の人もいるし(しかし旗持ってるおばちゃんはやりすぎだ^^;)。


posted by issey11 |18:24 | 2005 J2 観戦記 |

2005年11月13日

試合開始80分前

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さすが九州、日が長いです。

無風、思っていたほど寒くない(つうか、札幌から来たらたぶん暑いぐらい)。

ここで実況中継するつもりはまったくないので、みなさん、スカパー306chかスピカでご覧くださいませ。

※ゴール裏が少ないので移動検討中。その前にメシだ(博多の森といえばステーキ串)。


posted by issey11 |17:47 | 2005 J2 観戦記 |

2005年11月06日

#39 vs水戸ホーリーホック;寝てた魂抜けてたぜ

ボランチが前での勝負を怖がってバックパスばかりしていてどうする!おまえら中尾かよ!

なんのために砂川誠を右サイドに置いたんだって!サイドを使え!ボランチは3人もいるんだから誰かサイドに顔を出せ!

相川進也はもっと落ち着け!PKなんかアピールしてる暇があったら立ち上がってボールを追え!

いくら相手が引いてるからって、こっちも合わせることはないだろ!あの清野智秋のゴールは、セットプレー崩れとはいえ、曽田雄志がゴール前に持ち込んで、右にいるはずの加賀健一が左にいて生まれたんだぞ!ああいうチャレンジをなんでもっとやらないの!

失点直後、まだ時間があるのに、センターサークルに走っていった相川以外はみんなのそのそと歩いてる、って、どうゆうこと?勝ちたくないのか?

以上、毒吐き終了。

あの函館のモンテディオ山形戦や、前節のベガルタ仙台戦のようなすごい試合をしたかと思えば、今日のような試合もしてしまう。それが今年のコンサドーレ札幌だ。だから、この後の上位チームとの対戦で、驚くような試合をやっちゃう可能性もないとはいえない。

残り試合がいくつとか、勝ち点がどうしたとか、そんなことを今の段階で計算したってしょうがない。今日の試合が負けだったらもうダメだと思ったかもしれないけれど、引き分けでかろうじて首の皮0.5枚つながった。考えようによっては、サポーター的には、こんなに楽しいことはないのだ。11月のこんな時期になっても、ハラハラ、ドキドキの試合を見られるなんて、何年ぶりのことさ。もしかすると初めてかもしれないぞ。

残り試合と勝ち点差を計算して、自力ではどうこう、などと考えるのがあまりにもナイーブであることは、1997年のワールドカップアジア最終予選で学んだじゃないか。もしかすると、どこかにブガロがあらわれるかもしれないんだから、もうダメだ、とか、こんな試合をしていては、なんてのは封印して、勝ってくれることを祈るしかないのだ(とはいえ、今日はブーイングでもよかったと思ってるんですけどね)。

夢を乗せて、走れ札幌、J1への旅。希望の轍はまだ消えていない。


posted by issey11 |21:45 | 2005 J2 観戦記 |