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2009年10月12日

皇室の名宝展

天気がよかったので上野へ「皇室の名宝展」を見に行く。
500円のイヤホンガイドの語り部が加賀美幸子さんだったので迷わず借りる。 

第1室のメインは狩野永徳の唐獅子図。曾孫が後世に書いた左双(これはこれですごいんだろうけど)なんかじゃまだね。 
小さんのビデオを流しながら花禄がしゃべっているみたいだった。 

第2室はぜーんぶ伊藤若冲。 
旭日鳳凰図と動植さい画の31幅。圧巻。 
魚群図は縞ホッケもいるし鰯も鯖もいて思わず「おいしそう・・・」って思っちゃうし、 
池辺生物図はげじげじとかヤモリとかあんまり普段歓迎したくない人たちもなんとなくユーモラスだし、 
鳳凰は他の鳥と違って、目を仏像のように細く開け、なまめかしい視線を遣っているし、 
超細密な描写と超絶技巧とはもうキ○ガイの域って感じ。 
隣にたまたまいたオバちゃんによる解説 
「この人、当時は世の中に受け入れられなかったんですって。 
けど自分の絵は、200年、300年後にわかってもらえればいいんだって、 
がんばったらしいのよ」 
嗚呼、200年後のわれわれは確かに感涙に咽んでおります・・・。 

第3室は円山応挙とか酒井抱一とか。 
若冲を見た後だけにあっさり感が・・・ひゅるるるる。 
牙彫の置物がすごかった。多くの象牙を組み合わせて舞を舞う女官を彫っているのだが、扇の房や裳の襞など、細かくて柔らかな質感がよかった。 
これだけ多くの象牙を使うような作品、もう作れないんだろうな・・・

第4室には横山大観の大作が。 
大正の大礼(天皇即位式)を祝って制作された品々のせいか、なんとなく官製の感がある。 

第5室は工芸。 
西陣の川島織物の綴れ織のでっかいレリーフがすごかった。 
日本画家と思ったら布でしょう。額と思ってたところも一枚続きの布。 
あとで日本画みたいな友禅染めも出てくる。さすが京都。 

第6室 工芸と近代日本画 
七宝の花瓶の深い藍の釉薬と輪郭を金で描いた細かい図柄がすごかった。 
大好きな上村松園の「雪月花」が美しかった。 

休憩して、ロッカーから財布出して絵葉書とか買って、 
再入場して若冲見たよ。 
生命への畏敬の念が溢れ出ている。 
加賀美さんのセリフがまたよかった。
「若冲は庭に10数羽の鶏を飼い、毎日写生を繰り返していました。 
やがて若冲の鶏は、鳳凰のような輝きを得るまでになったのです。」 

posted by いそやん |09:40 | 日記 | コメント(1) | トラックバック(1)

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