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2007年12月10日

札幌と室蘭大谷

 契約更新のニュースの一方で新入団選手も明らかになってきました。

 まずは、室蘭大谷の宮沢選手と柏ユースの堀田選手。

 ともにU18の日本代表権険のある選手。年代別代表経験のある選手の入団というところにもJ1を感じますね。J2だと年代別代表が入るのは考えにくいです。最下位の年だった04年の新入団なんて。。。

 なかでも注目はやはり室蘭大谷の宮沢選手。やはりコンサドーレに、北海道の選手が入るのはうれしいです。野球と違ってドラフトがないサッカースカウトは原則自由競争。強いチームに有力な選手が集まり、戦力格差が固定してしまうきらいがある反面、郷土出身の選手を迎え入れられるのに縛りがないという面もあります。

 しかし、宮沢選手はJチャンピオンの鹿島はじめ浦和など複数のクラブから注目されていた逸材で、J1に上がったからと言って簡単来てくれそうには思っていませんでした。
やはり札幌の中にある室蘭大谷の人脈の蓄積が決め手になったんでしょう。

 ここで札幌に在籍している室蘭大谷出身の選手、元選手を拾ってみると、三浦恵一、財前兄、深川、佐藤尽、池内の名前が上がります。つまり室蘭大谷が排出したプロ選手の主要メンバーをほぼ網羅しているんですね。欠けているのは車椅子のJリーガーで有名な京谷、京都のGK上野ぐらいでしょうか。(いずれ上野も来そうな気がします)

 こうして人名を並べて見て思うことですが、事実上札幌の強化部は室蘭大谷の人脈でつくられているんですね。室蘭開催にこだわることを含めて、札幌と室蘭大谷との間には、単に地元の強豪高という以上の深い結びつきがあるように思います。

 そうした結びつきの中で、室蘭大谷は札幌の第2ユースというような位置づけになっているんじゃないでしょうか。というと偉そうですけど、実のところは、札幌が大谷の天下り先になっているというところでしょう。

 いずれにしろ、コンサドーレは、北海道のサッカー文化向上に寄与するという大きな目標がありますから、地元の優秀な選手の受け皿になるというのは、とっても大切なことだと思います。

 これで、ますます年末の選手権が楽しみになりましたね。

posted by hibari |00:07 | コンサドーレあれこれ | コメント(6) | トラックバック(1)