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2007年12月09日

入れ替え戦 第2戦

 入れ替え戦の第2戦目が行われ、 京都が上がって、広島が落ちました。

 前半の広島の攻勢はすごく、あの京都があんなにも一方的に自陣に閉じこめられる姿はJ2では見られません。そういえば、昔、J1だった時代には、あんなのように自陣に張り付けになることがよくあったっけ。ああなると、どんなに大きく蹴り出そうとボールは必ず相手に渡って、クリアしてもクリアしても攻められるんですよね。そういうのってうちだけかと思ったら、京都も同じでした。

 広島の攻撃は、早くはないけれど力強く、ゴールは時間の問題のように思いました。このまま力でこじ開けられ、京都が1点、2点と失っていくと、やっぱりJ2の上位といえども、J1にはかなわないことが証明されるようで、やり切れないな、と思って前半を見ていました。

 しかし、一方的なあの攻勢が後半も続くのだろうか、という気もしていました。最終節の水戸のように広島も120%の力を出していたとしたら、後半になってどこかで途絶えるはず。もしも途絶えなければそこにはJ1とJ2との間に超えられない壁があることになるわけですし、反対に途絶えれば、今見ているよりも両者の実力差はない。京都にも(ということはうちにも)、反撃する余地はある。そんなことを思っていました。

 後半に入って京都は、さらに守備を厚くするのかと思いきや、ボランチを一枚きり、アンドレを入れて攻勢に転じました。すると今度は京都が広島を自陣に釘付けにしたんですね。これはうれしかったですね。J2といえども攻めるという意識を明確にすれば、J1を押し込めるんです。しかし試合は、お互いに攻めきれずに0-0のドロー。結局、京都は、攻撃は最大の防御となって、ホームで上げた勝ち星をきっちりと昇格に結びつけました。

 アンドレというレギュラー級の選手をあえてベンチにおいて、前半を0-0でやり過ごし、後半になってレギュラー級の選手を投入して流れを一挙に変えるという手法は、三浦監督と一緒です。この試合に限らず、京都は加藤監督になって、三浦サッカーをそうとう意識しているように思います。

 なので、もしうちが入れ替え戦に回ったとしても、同じような展開になって、おなじように昇格できたんじゃないでしょうか。そんな感じがします。

posted by hibari |01:51 | 日々雑感 | コメント(6) | トラックバック(0)