2015年07月15日
若梟の旅立ち【桜戦もちょびっと】
プロの世界と言うのは「結果を出してナンボ」の世界だ。 自分の人生は自分で決める!などと意気込む人間もいるが、結局は他人の評価が重要なのである。 自分でいくら「仕事出来る!」「ちゃんとやってる!」と思っていても、接客せず清掃しかしない人間や、わからないことをわからないまま仕事する人間、そもそも基本中の基本が疎かになっている人間が評価をされないのは当たり前なのだ。 私もミュージシャンとして評価されないのは自分から音楽の話をしないのも原因ではあるが、明るい話題がないのだから仕方がない。 尤も私の場合、7割くらいは他のメンバーのやる気のなさに困らされているし、残り3割は天候や災害など人間の力ではどうにもならないもののせいで、残りが自分のせいだと。 まあこんなことを赤黒の誰かが言おうものなら、宮の沢で物理的に大炎上が起こりそうなものである。 その点、先に欧州(オーストリア3部だが)移籍を果たした榊は立派だ。 J1でチームが下位に沈んでもゴールという結果を残し、戦術の都合で試合に使ってもらえなくとも練習試合でひたすら結果を出し続けた。 今季、交代でナザが入って来た後、これが榊だったら…と何度思ったことか。 そして 前線で一人気を吐く都倉を見て、榊にもっと身長があれば…と何度思ったことか。 それでも彼は、認めさせたのだ。ホルンのフロントに。本田圭佑に。 そのスピードと、決定力で。 本田がオーナーになったというのももちろんプラスに働いただろうし、オーストリアリーグでは外国人選手の制限が緩いというのももちろんあるだろう。 それでもそのチャンスをものに出来たのは、榊自身がその感性をずっと磨き続けていたからだと思う。 榊は、結果で認めさせた。 小山内も、長野で結果を出した。 阿波加も、ホンダで頼りにされている。 札幌に残っている選手たちはどうだ? あの蒸し暑い大阪での敗戦で、何か得たものはあっただろうか? 私が言うのも烏滸がましいが、都倉しか点を取れないことに焦っている攻撃陣はいるのだろうか? 守備陣は、自分たちが点をやらなければ勝てる!と自信を持っている人間はいるのだろうか? まあ、言いたいことは山ほどあるが、それは私が言うことではない。 私の評価なんて腹の足しにもならないからな。チケ代くらいか。 まあ榊にはとりあえず15-16シーズンで得点を量産してもらって、五輪代表に駆け込もうじゃないか。 扉が開かれた。飛び込めるかどうかは榊の頑張りと、あとは五輪代表選考スタッフの評価だ。
posted by rockgendanshi |11:11 | 試合後 | コメント(0) | トラックバック(0)
スポンサーリンク