2011年06月29日
がんばれ岩手競馬
↑ ファンファーレがあまりにも競艇過ぎるのが玉に瑕だが(笑)。
私はいわゆるギャンブルはあまりやらない性質なのですが、少し前に書いたように身近に競馬場があったもので、競馬だけは関心を持ってきましたし、今でもそうです。勝負する機会はそうそう無いですが。 一昔前は地方と中央(JRA)との交流といえば、たまにJRAの騎手がホッカイドウ競馬のレースに乗るくらいのものだった記憶があります。もっとも、首都圏などではまた別だったのでしょうが。今では地方中央の統一的な重賞(=賞金の高い、ハイレベルな競走)路線もしっかり整備され、例えばこれを書いている6月29日には東京の大井競馬場で「帝王賞(JpnⅠ)」が行われた所です。この大井では、年末には東京大賞典が、地方競馬では初となる国際競走つまりは世界的に認められた本当の意味でのGⅠレースとして行われることになっています。 さて、そんな中ではありますが、この度の震災で傷ついたのは中央も地方も同じで、勿論地方の方が懐事情が厳しく余裕がありませんから、どこも苦労しているようです。 そんな中、また一つ、中央地方の垣根を越えることが起きました。 南部杯、JRA主催で10・10東京開催 4~5日前から噂は流れていましたが、正直まるっきり信用していませんでした。そんなことあり得ないと思っていたし、仮にどうしても代替するなら、先述の大井などが候補だろうと。 これは驚きましたし、楽しみですが。。。 ただ、 これはごく個人的な意見ですから、仮に気分を悪くされたらご容赦願いたいのですが、私個人としては、素直に賛同しかねる部分があります。 中央地方の垣根を越える歴史的なレースだというのは十分分かるのですが、震災復興を掲げるのならば、私はやはり万難を排して現地(盛岡or水沢)で開催するのが筋であろうと思っています。まして地元の名士である南部氏の名を冠し、当主が毎年正賞を授与しているというなら尚更だと思っています。ジーワンレースとして開催できないなら、それを返上して地元馬限定にしてでも地元開催に拘ると思っていました。何せ盛岡競馬場自体は既に再開していますからね。 このレース、単に岩手県でやっているというだけでなく、実は日本で定期的に開催される競馬のGⅠ、JpnⅠレースとしては最北の地で、つまりは私らから見れば一番近い所で行われているものでもあります。残念ながら北海道では中央の函館・札幌、ホッカイドウ競馬の門別ともにこのクラスの競走はありませんので(最高は札幌記念のGⅡ、ブリーダーズゴールドカップのJpnⅡ)。 ただまぁ、この辺のことは外野である私が思うくらいですから当然地元岩手の関係者各位は相当悩んだ末の結論だったのでしょう。再開したといっても傷が癒えたわけではないし、福島原発事故もまだまだ時間かかるだろうし、せっかく開催してもメンツが揃わなければ意味が無いというのも一理ある。岩手競馬公式リリースには、地元で開催できない無念さが滲んでいる気がします。 ついでに言えば、日本のどこよりも馬を生産している土地でビックレースが一つも無いというのは、どうも釈然としないことであると思っています。勿論、北海道に予算さえあればということなのでしょうが、この辺は日本の競馬サークル全体で少しくらい考えてほしいものだと思っています。 それはさておき、「岩手競馬支援の日」と大々的に銘打つことになる当日。個人的な期待は、場所をJRAが提供するなら例えば発走時刻に何故かTCKファンファーレ隊が出てきて南部杯専用ファンファーレが高らかに鳴り響くというコラボなんてどうでしょうか(笑)。 (でも当日は大井も開催なのか)
posted by Gekitei |23:46 | その他スポーツ | コメント(0) |
スポンサーリンク
スポンサーリンク