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2006年02月08日

食育とサッカー

サッカー紙「エルゴラ」の1月インタビューで「食育にも取り組みたい」と話した。この記事を読んだ「今に見ていろ!~ロイテミ~二.12~」さんやたくさんの方から、賛同のブログ書き込みや手紙、メールをいただいた。

安全安心なものを食べる、地産地消、スローフード運動などについて関心を持つ人が多いのに改めて気づいた。スポーツを通じて子ども達に食の大切さを教えることが出来るなら、これは北海道に大きく貢献できるとも思った。

日本農業新聞の東京の記者さんは『日本の食糧基地である北海道をホームタウンにしているクラブだからこそ「農業」「食育」「スローフード」をテーマにした事業展開が可能であり、それはJリーグ百年構想の一環でもあると思う』との手紙を添えて、全国の食育の動きを伝えるたくさんの切り抜き記事を2回にわたって送ってくれた。

子ども達に食べることの大切さを教えるプログラムは昨年、北見でのサッカースクールでも取り組んだ。先日、十勝の芽室町で開いたサッカースクールでも取り上げている。

「子どもの体づくり」をテーマにスポーツにおける栄養の役割、ジュニア選手に必要な1日の栄養量、バランスの良い食事、試合に向けての食事、水の取り方、サプリメントは必要?などをサッカーコーチと同行した栄養管理のスタッフが、わかりやすく解説した。

「強い骨を作るには乳製品が不可欠」、「朝食を抜くとどうなる」など具体的な説明は、興味深く受け止められたと思う。芽室町のスクールを手伝ってくれた北海道スローフードフレンズ帯広のリーダーKさんが8日夕、HFC事務所を訪ねてくれた。

「サッカーを教えると同時に食べることの大切さを教えるやり方に感心した。芽室町には間もなく、天然芝のサッカーグラウンドが出来あがる。お披露目にはコンサのサッカーイベントを開いてほしい。そのときは地域の安全安心な食材をつかった食育に関する行事も地元としておこないたい」と農業者としての期待も語ってくれた。

4年ほど前に、北海道で仲間達と、スローフード運動を始めたときは「ゆっくり食べる運動なの?」といった程度の反応だったが、BSEをはじめ食に対する不安が広がったこともあって、食の安全に対する意識は急速に高まった。サッカーがその一端を担えればうれしい。


posted by kodama |22:44 | クラブ運営 | トラックバック(1)

2006年02月06日

コンサ神社に参拝

20060206-02.JPG
今日から始まったさっぽろ雪祭りのススキノ氷祭り会場に
コンサ神社が出来ました。100基の氷像のほぼ真ん中、
一番良いところに主催者が作ってくれました。

今年で5年目になります。私はこの神社のテープカットに出席し、石屋製菓の石水社長らと共にかしわ手を打って、
お賽銭箱にささやかにお金を入れてきました。


20060206-03.JPG神社には立派な鳥居もあります。その後ろにはボードもあり、願いが書き込めるようになっています。そして和波選手らの「今年はJ1に行きます」との声も流れています。

見物客からも大層な人気で、すぐに「J1に行こう」とのメッセージも寄せられていました。本当にありがたいですね。初めて、この神社が出来た年はお賽銭箱に百万円の包みが入れられていたこともあります。

皆さん、ぜひコンサ神社を見に行ってください。そして、少しでもいいですから募金を。5日の福岡との練習試合で2-1で勝ったことは見物客みなさんが知っていて、Jへの期待の高まりを感じました。

サポーターのみなさんもテープカットを見守ってくれていました。



posted by kodama |22:50 | クラブ運営 | トラックバック(0)

2006年02月04日

コンサの森その2

私のブログ「コンサの森計画」を読んだサポーターさんから書き込みがありました。
ご賛同いただきまして、ありがとうございます。

サッカーパークがある東雁来の運動公園は敷地の20%を緑化地域に
と言うのが札幌市の計画です。あの広い地域をぐるっと植樹するのは
相当の費用がかかりそうです。

カミネッコンを使ってサポーターの皆さんのご協力が得られれば、楽しいイベントにもなるし、とても意義のある植樹になりそうな気がしています。

私もカミネッコンを開発した東・元教授からの指導を受け、教育大学付属小学校や手稲小学校の校庭周辺に、仲間と植樹をしています。小学校の子だもたちと一緒の作業していますが、子どもたちは自分の名前をカミネッコンのダンボールのわきに書き込み、好きな樹種を選んでその後の水遣りなど、大切に育てています。環境教育にもなっています。

家族と一緒に、作業をし、終わったらバーベキューを楽しむなんていうのもいいですね。東雁来だけではなく、札幌市の私有林は荒れています。こうしたところもコンサの森の適地になりそうです。

それにドーム近くの国有地に植える場所はありそうです。
ぜひお知恵を貸してください。コンサ10周年の記念の森と名づけてもいいですね。


posted by kodama |13:23 | クラブ運営 | トラックバック(0)

2006年02月03日

コンサの森

札幌市東区東雁来の札幌サッカーアミューズメントパークで1日夜、NPO北海道スポーツクラブの総会があり、1月に竣工した屋内競技場とクラブハウスを見てきた。国道275号を雁来大橋手前で豊平川の堤防沿いに走ると雪原にこうこうと明るい屋内競技場があった。

雪の壁に挟まれた細い道をあっちへ、こっちへ迷いながら、光を頼りに、やっとたどり着いた。それだけ、広い。敷地の真ん中に位置するクラブハウスの2階からは雪の下に広がる人工芝と天然芝のピッチを左右に見ることができる。

ゲストルームでコーヒーなどを飲みながら、両方のプレーを楽しめる。シャワールーム、ロッカーも覗いたが使いやすそうだった。隣接する屋内競技場ではコンサ・ユースが練習していた。
20060203-00.JPG60人ほどが人工芝のフットサル2面を利用して、コーチの指導のもとで、のびのびとボールを追っていた。外は厳寒だが、中は寒さを感じない。体を動かすのにちょうどよい温度に調節されていた。

北海道サッカー協会の村井将一会長らは「これは素晴らしい」-と。
「冬にこうした施設を使えるクラブと、使えないクラブでは大きな差がついてしまう」と話す関係者も。


総会では平成18年度の事業計画、収支予算案が承認されたが、天然芝ピッチが稼動しない初年度とあって、手探りでのスタート。建設資金不足に、収支も赤字見込みで、どうやって収入を増やすかが課題となりそう。

NPOにとっては周辺緑化も欠かせない。札幌市は駅前通り地下街建設のため、街路樹を移設するが、そのうちの40本程度をここに植える計画と言う。それだけでは、足りない。ぐるりと植樹の必要がある。

コンサドーレの出番がありそうだ。

HFCがサポーターに協力を求めて、幼木の植樹ができないだろうか。6角形のダンボールに新聞紙を詰め込み、中に土を入れて自分が好きな幼木を植えるカミネッコン方式でやれないだろうか。

土を掘る手間、肥料を入れることも必要なく、ほぼ確実に根付くこのやりかたなら、子どもにも楽しくやれる。その木が大きくなり、緑の葉を広げ、プレーを見る緑陰を作り出し、風、ほこりを防いでくれる。なによりも環境保護につながる。

雪が解けたら、そんな計画を練ってみたい。


posted by kodama |23:28 | 雑感 | トラックバック(0)

2006年02月02日

スローガン「闘」のこと

2006年のクラブスローガンが「闘」に決まった。
創玄書道会理事で現代書研究・書圏代表の辻井京雲・北海道教育大教授から昨年5月末、クラブに贈られた作品を使わせてもらった。
20060202-00.JPG役員の不祥事で、クラブが困難な事態に陥っていた時だった。以前から懇意にしていただいていた先生から「コンサドーレのために作品を書きたいのだけど、受け取ってもらえますか」と電話があった。

先生は1998年に北京、ストックホルムで開かれた現代日本代表作家展や2002年の現代書 新春100人展に出品するなど日本を代表する書家。「本当ですか」と躍り上がりたい気持ちで答えたのを覚えている。


不祥事のことは一言もおっしゃらずに、しばらくして100センチ×100センチの大作がクラブ事務所に届けられた。金属の額縁は黒、作品を取り巻く押さえの装丁は赤、コンサドーレカラーで仕上げてくださった。

『子供たちに夢を与えるコンサドーレ札幌に、もっと頑張って欲しいという思いを込めて書き上げました。構えの部分がサッカーゴールを表し、造りの部分がボールを奪い合っているイメージです。もっと強くなって北海道を元気にして欲しい』

これが、そのときの先生のコメントだった。そして、「この作品をどのように利用してもらってもかまいません。コンサドーレのためならば」とも言ってくださった。実はその時から2006年のクラブスローガンはこれだと胸に秘めていた。今回、何点かの候補スローガンの中から社員で投票したが、「闘」が当選、思惑通りになってくれて本当によかった。

書のお礼に、昨年秋、辻井先生が校長をしている北海道教育大付属小学校の生徒さんらをドームのゲームにお招きした。はじめは多くても50人程度と担当の先生のお話だったが、希望を募ると父母も含めて250人前後になり、大好評だった。もちろん、辻井先生も奥様と一緒に観戦してくれた。

「今年も応援にいきます」。ポスター、チラシなどにスローガンとして使わせてくださいとのお願いの電話に、先生は快諾してくださったあと、こう付け加えてくれた(写真、右が辻井先生)。


posted by kodama |23:55 | クラブ運営 | トラックバック(0)

2006年02月01日

緑と白の縦縞

「アップを終えてロッカールームに戻る。試合用のユニフォームに着替える。緑と白の縦縞。カッパ社製は肌に吸いつくようにフィットする」。

 野沢尚(2004年急逝)のサッカー小説「龍時02-03」(文春文庫)を読んでいたら第三章セビリア・ダービー(317ページ)で、こんな記述を見つけた。日本からスペインのユースチームに飛び込んだ高校生サッカー選手、龍時は異国でのさまざまなサッカー歴を経て、一部リーグ、レアル・ベティスのMFとして脚光を浴びる。

 セビリア・ダービーで名高いFCセビリアとの戦いを前に、ユニフォームに着替えたときの表現だ。緑と白の縦縞はベティス・サポーターを熱く燃え上がらせ、選手を奮い立たせる。ゲーム後半、トップ下に入ったリュウジの活躍で、宿敵を突き放す。緑と白の縦縞の描写が熱戦を象徴的に浮かび上がらせる。

 ベティスの戦い方は[攻撃こそ命]、貧乏クラブだが下部組織を充実させ、地元出身者を多く抱える、ビッグなスポンサーに頼らず、ベティコ(サポーター)の支援が大きな力となっている。赤と黒の縦縞のコンサドーレと似通った面が多く、親近感を持ってしまった。

 今日、1日から正式にユニフォーム・サプライヤーがアディダス社からKappaブランドをもつフェニックス社に代わった。アディダスさんには永年のご支援に心からお礼を言いたい。そして、快く引き受けてくれたフェニックスさんには感謝の気持ちでいっぱいだ。

 海外ではヨーロッパを中心にフェイエノールトなど14チームがユニフォームの供給を受けている。国内ではフットサル男女1チーム、トライアスロンチームがKappaユニだが、Jではしばらくぶりの登場だ。

ウインタースポーツ・ウエア部門で、フェニックス・ブランドは昔から北海道では有名だが「国内サッカー市場でもはばたきたい」とのフェニックスさんの思いは熱く、J1を目指すコンサドーレの思いと一つとなった。

 まもなく10周年の記念エンブレムを付けた赤黒縦縞のKappaユニフォームがピッチで躍動する。3月4日の開幕戦が待ち遠しい。


posted by kodama |15:53 | 雑感 | トラックバック(0)

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