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2007年04月30日

私的な戯言――雪道の歩き方

バスからゆっくりと降りた老婆が杖を突いて歩き出す。
その杖の先は金属で尖っていた。すこしでも冬道に滑らず歩けるよう、杖の先に錐状の金具を取り付けている。
こういった金具をここ何年かでよく目にするようになった。錐のようでなくても、スパイクのようなものを取り付けて歩いている人もいる。みんな、雪道に足をとられないようにしているのだ。そういえば僕の子供の頃も、滑り止めのついた靴を履いていた。靴底に折りたたみ式のスパイクがついていて、4つついてたら「4WD」なんて名前をつけて売られていた。当時の子供たちにとってはそんな冬靴が憧れだった。雪道でどんなに遊んでも滑らないことが誇らしかった。

あの頃より確実に雪は少なくなり、ある程度除雪のできている街に住んではいるが、湯道で滑ることは何十年たっても相変わらずだ。でこぼこに氷の張った歩道の上をおそるおそる進んでゆく。ずるっと滑りそうになるところで踏ん張って体を支え、次の一歩を踏み出す。こうして歩き続けていて、やっと冬道の歩き方にコツのようなものを見つけることができたのは最近のことだ。

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posted by ishimori |23:47 | miscellany | コメント(0) | トラックバック(1)

2007年04月13日

川の流れのように

昨日の西が丘での試合は、スポーツバーでクラシック飲みながら観戦。
いつもは家か現地で見ているけれど、行けない(もしくは見られない)ときにはこういう風に見るのも楽しい。現地じゃない、わいわいと一喜一憂する雰囲気がいい。

試合は日曜日の仙台戦より内容が濃い分選手の足が止まるのも早くて、でもそれは試合環境のせいでもあるんだろうけど「ハードワーク」な試合だったなと思う。言い換えれば「タフ」ってことでもあるんだろうけど。
三浦監督になってから、そういう「きちんと仕事をする」ことが昨年よりも結果に繋がっているよなあと思う。だからって去年までの札幌を全否定しているわけじゃない。去年まで積み上げてきたものに、たとえば「頭で考えるプレー」や「ムラを目立たせないシステム」といったのがプラスされているんじゃないかなあ、と考えている。

全くスタイルを変えているわけでもない。
けど、去年とは明らかに違うものがある。
その「違い」というのはやはり監督の違いによるものだろうなあ、と思う。
柳下と三浦、両極端だよなあ。いろんなように考えられる。

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posted by ishimori |03:57 | consadole | コメント(0) | トラックバック(1)

2007年04月11日

そう、ここは我らの西が丘。

20070410-00.gif

明日は東京・西が丘でのホームゲーム。
札幌の歴史から見ると、西が丘では2試合を行って2敗(だったはず)。
個人的に忘れていないのは99年・対FC東京。
当時所属の吉原宏太を色白オカマ呼ばわりされ、あまつさえ監督まで散々イジられる始末。あの横断幕とヤジを見たときの怒りと脱力感を今でも忘れない。個人的に、今日の西が丘はこの記憶を取り払ってくれるための試合だ……って過去のことにこだわりすぎですかね。

とはいえ、競技場自体はサッカー専用であるため見やすい。ピッチとの距離が近いため、コーチや選手の声がバリバリ響く。つくりは古いが、臨場感は満点だ。そして、この日は北海道出身・首都圏在住の人たちにとって「ホーム」を感じられる大切な一日になるはずだ。この日だけは西が丘競技場があなたの「ホーム」になる。ふだんサッカーを見ない人も、仕事帰りに行けるアクセスなので気軽に足を運んでください。

札幌が東京で試合をする。史上初のホームゲーム。
全員の声で、思いで、ともに勝利を!

本エントリは、コンサドーレ札幌関東後援会のキャンペーン「2007.4.11(WED) 西が丘を赤黒に染めよう!」に賛同しています。
チケット・アクセスについても上記ページを参照下さい。


posted by ishimori |00:00 | consadole | コメント(0) | トラックバック(0)