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まだまだ温いサポータです。 それでもフットボールを愛しています。 コンサドーレを愛しています。 そして何かを愛する姿勢に優劣はないと思っています。 今年のテーマは「耐」

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Jun Sky Walker(s)

2007年09月22日

海を目指して歩いていた.厚い雲が広がり,塞ぐ心に蓋をする.
荒れ果てた歩道は所々でアスファルトが陥没していた.割れ目からは草が伸びている.その道は普段ほとんど人が歩かないのかも知れない.
出発してから1時間が経っていた.痛めていた足が疼き出す.些か早すぎたか.
人家が疎らになっていく.聞こえてくるのは風と熊笹が遊ぶ音位だ.それに自分の足音が混じる.ふと気が付くと犬が後を付いてくる.首輪があるし痩せていないから飼い犬なのだろう.軽い足取りで付いてくる.まるでこちらの気分なんか関係なしだ.
行き違う車も疎らになってきた頃,遠くに海が見えてきた.あの海岸線まで歩こうと思う.時々風に乗って潮の香りを感じる.まるで時代から取り残されたような灯台も見えてきた.いつの間にか犬はいなくなっていた.見捨てられた気分になる.
風が強くなってきた.帽子が飛ばされそうになる.波が岩にぶつかり砕ける音が聞こえてくる.暗闇と同じくらい深い藍色の海に漆黒の森に覆われた島が浮かんでいる.その空は同じく厚い雲が覆い被さっている.
島


厳しいな.そう思った.足の痛みが強い.自ずと足取りは重たくなる.視線は足元を漂っている.厳しい道のり,痛む足,塞ぐ気分.そのどれもが頭を上から押さえつける.
もう一度,風の香りを吸いたくて顔を上げる.夕暮れが迫る秋の空.厚い雲の間にも切れ目が出来ている.一日の最後を日光がこぼれて大地に降り注ぐ.ゆっくりと回る大きな風車が日差しを浴びて輝いていた.頬が綻ぶ.顔を上げないと明日の風を感じられない.今日の目的地を教えてくれる灯台の光にも気付かないだろう.
灯台


辛いとき,痛いとき,そう,今こそ顔を上げよう.胸を張ろう.歩き続けることが一番大事な事だから.明日が見えなくなったら目的地がわからなくなる.
今,感じている足の痛みも歩いている実感となる.
歩いていこう.どんなに辛い道であっても.歩き続けよう.どんなに痛くても.
明日を目指して.歩いていこう.
いつか,朝日に輝く海がみられるさ.



post by 番台番

22:07

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