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まだまだ温いサポータです。 それでもフットボールを愛しています。 コンサドーレを愛しています。 そして何かを愛する姿勢に優劣はないと思っています。 今年のテーマは「耐」

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2006年08月20日

仙台戦.日本で一番熱い場所が札幌にあった夜の事.

試合前に入り待ちをすると聞いていたのだが,ギリギリまで仕事だったので間に合いそうになかった.それでも一縷の望みを繋ぎ厚別へと急ぐ.が,南郷18丁目での事故により乗っていた電車が白石駅で足止めを喰らう羽目となった.矢も楯もたまらず改札を出るとタクシーに飛び乗った.予期せぬ出費2千円.痛かったが,何とか会場前には間に合った.列の最後尾に並び入場.いつもの席に向かうが,みんなの姿がない.USまでもがいない.“はて?”と首をひねっていると,メインスタンド方向から太鼓の音が響いてきた.慌てて走る.メインスタンド裏をアウェー側に向かって「厚別の歌」を歌いながら進むサポーターの集団.後ろから半ば走りながら近づいていく.少し距離を置いて「サッカーの風景」として眺める人々や,集団について行くが歌わない人々を歌いながら追い抜いていく.前に進むに従い歌う密度・温度が上がっていく.アウェー側ゲートを出る頃にはいい感じの集団が出来上がっていた.交差点からスタジアムへと向かう搬入口に沿って人々が広がる.伝えたい気持ちが気温を上げていく.そう,ボクらの夏は終わらない.


選手達のバスが入ってくる時に思いをぶつけ再び厚別の歌を叫ぶように歌う.柳下監督が口を固く閉じたまま,軽く手を挙げてボクらに応えたのがみえた.何がとは言えないが,皆が手応えを感じているのが判る.
限界を考えずに全力を尽くして戦って欲しいと思ってきた.どうすればその気持ちが伝わるのだろうと悩んできた.そして悩む前に戦おうと決めた.自分自身が全力を尽くそうと.
練習が始まる.全力でコールする.思いを伝えるために歌う.試合前に声を潰してどうするんだと言う人がいるかも知れない.でも,昨日は自分で限界を決めたくなかった.そんな思いは自分だけじゃなかったんだと思う.ゴール裏は戦う思いが満ちていた.そんな熱さがまた自分を動かしてくれる.
試合が始まって確信した.思いが通じたとかじゃなくて,同じ思いで戦っていることを.ただひたすらに「勝つんだ」と.ゴール裏だと動きはよく分からない.でも戦っている姿勢はよく判る.これは戦っていない人たちには感じることが出来ないのかも知れない.昨日のコンサドーレの勝因は「戦った」事に尽きるとそう思う.
後半,“コア”へと誘われ,半ばビビリながらも歌い,叫び,跳んだ.10分も経たない内から足はピクピク,声は潰れ,空気が薄くなってくる.“もうしんどい”と悲鳴をあげそうになっていると,そんな自分の心が伝染ったかのようにDFの足が止まり出す.前に出ていた動きが次第に待つようになっていた.相手選手に裏を取られだし,そうして失点した.
“負けてんじゃねぇよ!“そう叫ぶ.心の中で.自分に向かって.そう,決めていたはずだ.今日は“戦うんだ”と.改めて声を出す.すると声が出る.まだまだ限界じゃないってこと.甘えてんじゃねぇと.
声が本格的に潰れだした.でも,声を止めると二度と声が出なくなりそうで声は止めない.かすれる声.音程も取れなくなっていく.それでも歌う.最早,歌ではなくなっていたかも知れない.叫んでいただけかも知れない.“歌うんだ,歌うんだ.90分走っている選手達と一緒に戦いたいんだったら歌うんだ.”そう自分に言い聞かせながら.
ゴール裏の気持ちは決して途切れなかった.熱が冷めることはなかった.ただ一瞬.曽田が退場を喰らったときには動揺が走ったが,それでもブーイングより起こったコールの方が強かった.“もう一回走ろう”と皆の気持ちが繋がった瞬間でもあった.歌い続ける.叫び続ける.息苦しく,胸が痛い.“もうダメだ”と思ったとき,謙吾のゴールが決まった.狂喜乱舞.周りのサポーターと抱き合い喜ぶ.そして,再び歌い出す.あれ?なんだ,まだ歌えるんじゃないか.甘ったれ.
更に,上里のキャノン.ゴール裏からだと,ゴールキーパーから逃げるように弾道が左サイドネットめがけてスライスしていくのが判る.三度,狂喜乱舞.涙が出てきたよ.おかえり,上里.
選手達に伝えたい思いがあった.だから全力を尽くしたつもりだった.だが,終わってみれば選手達から鼓舞された自分がいた.ともに闘う者同士だから通じたコミュニケーションだったと思う.
“コア”は厳しい所だ.肉体的にも精神的にも.だが,背番号を背負って戦うためにピッチに一番近い場所だと思う.


post by 番台番

20:01

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