2007年06月20日

違った角度から「菊地事件」を捉えてみる

 
こういう事件がおきるとサッカー選手はどうのこうのと言われるのはチト残念です。

特に、プロ野球関係者から言われるのはわて個人的には腹立たしいです。
A選手が不祥事を起こした際、スポーツ新聞でこのことを報じて管理体制について言及。その際、公の管理部長と肩書きがついた人が「うちはそんなことは起こさない」とコメント。それが次の年まだ未成年の選手が喫煙していたという事件が発覚。じゃあ、あのコメントは?といぶかりたくなる。*
うちらのクラブの日本人の起こした不祥事がJリーグ全体のものとして捉え切れていなかったのは残念。
一度、A選手不祥事発表直後にHFCの事務所に、言い方は悪いが「殴り込み」にいくような気持ちで抗議に行って管理体制に関し愚だ具だ言ったが、対応した人が上の役職者に伝えておくということでわては引き払ったが、果たしてきちんと報告されたか甚だ疑問である・・・。*
ここの文中を見て、
> Jリーガーの淫行については過去にもあるが、日本代表クラスの選手では初めての不祥事だ。「所属チームの監督の起用法でストレスをためていたんです」という関係者の証言もあるが、15歳から菊地容疑者を知っている日本協会・田嶋専務理事は「そんなことは理由にならない」とバッサリ。

本当にその通りです。<田嶋さん
起用方法でストレスというのは、A選手が起こした不祥事の動機のきっかけとされている。*


前のエントリーでも書き込みさせていただいたが

わての友達の「A」が出演した映画で、
主役を務める俳優のプロフィールをみると、

>元ジュビロ磐田ジュニアユース

その俳優さんをウィキペディアで見ると

>サッカー留学中の怪我をきっかけに俳優に転身


サッカーを続けることが出来なくなった後、別な方面でがんばっている人がいる。
そういう人が、自分のプロフィールに「元ジュビロ磐田ジュニアユース」と書いてくれている。
Jクラブのトップチームにいる選手はそういうことも念頭においておいた方がいいのでないのでしょうか?


 
ところで、プロのサッカー選手に向いている人はこういう人ですと、
Jリーグははっきり世間に公言した方がいいんじゃないのと、こういう事件を都度目の辺りにすると思うわけです。
地上波の教育テレビでこういう番組が放送されてました。

再放送:6月21日(木)19:00~19:25 があるようです。


上記のリンク先から抜粋

■プロサッカー選手とは?

 3月から12月までのシーズン中、ほぼ毎週ある試合に向けてコンディションを調整しつつ、チーム内のメンバー入り争いを勝ち抜き、試合当日、ピッチに全てをかけるプロサッカー選手。
 ピッチを離れても、強い体を作るための個人トレーニングや、食事・睡眠などの体調管理、仮に試合に出られなくてもモチベーションを維持し続けるなど、試合・練習の他に多くのやることがあります。
 又、サッカーを中心としたスポーツの普及と振興が目的のJリーグでは、2003年度から選手による社会貢献活動を義務化しており、選手は、シーズン中でも、地域イベントへの参加や高齢者施設への慰問など、様々な活動をしています。 

◇全国の状況・今の状況
 2007年シーズンのJリーガーは960人。(J1…567人、J2…393人)
 1993年、わずか10チームで始まったJリーグでしたが、その後、圧倒的な人気とサッカーを通じた地域振興に魅力を感じたクラブが次々と参入し、現在、31チーム(J1…18チーム、J2…13チーム)となりました。この他にも、Jリーグ入りを目指すクラブが全国各地に多くあり、クラブ数から見るとプロサッカー選手への道はJリーグ発足時よりも拓けたといえます。
 一方、プロサッカー選手の国内のレベルはより高くなり、およそ1000人と限られた世界の中で、毎年、100人以上の選手がクラブから解雇を言い渡されています。解雇を言い渡された選手の内、およそ4割の選手がJリーグの他チームやJFL(J2の下に位置するリーグ)所属のチームに移籍し、選手生活を続けていますが、解雇を言い渡された半分以上の選手が選手生活を終えています。プロになるのも厳しい状況ですが、プロになってからも厳しい状況となっています。 


◇どんな人が向いてるの?
 「サッカーが上手い人!」「サッカーが好きな人!」はもちろんですが、他にも大事な要素があります。
 次に紹介する言葉は、大分トリニータ監督・シャムスカ監督に伺った答えです。

  
  「才能ももちろん必要ですが、食事や睡眠や体のケアなどしっかり自己管理できる人。又、つらい状況に対してしっかり励んでいける人が向いています。」  


 プロサッカー選手にとって、何より大切なものの一つに『強い精神力』が挙げられます。全体練習以外の時間が圧倒的に多いプロサッカー選手の生活サイクルの中で、いかに自分に厳しく努力を重ねられるか、又、メンバー落ちやケガなどつらいことの方が楽しいことの何倍も多い状況の中で、どれだけ前向きに取り組むことが出来るのかが大事になります。 


今回の事件を起こした菊地はサッカーがうまくても、プロのサッカー選手ではなかったという、わての独断的結論付けををもって締めさせていただきたいと思います。

ではでは。

posted by えんしゅうりん |15:54 | 出来事 | コメント(5) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:違った角度から「菊池事件」を捉えてみる

 初めまして。フラッ太と申します。
 コメントさせていただきます。
 ベタな結論ですが、Jリーガーだって一社会人であることに変わりはないわけだし「自分1人でサッカーをやってるわけじゃない」のはピッチの中だけに限らないというのを改めて考える必要がありますね。
 応援する側もそれは同じで、ルールを守るのは何もスタジアムの中だけではないんですよね。「家に帰るまでが遠足」なんですから・・・。

 長くなりました。失礼します。

posted by フラッ太| 2007-06-20 19:02

Re:違った角度から「菊地事件」を捉えてみる

こんばんは。
代表クラスの選手だからこそ,誰しもが尊敬しうる行動を取って欲しいですよね。
だからこそ,本当に残念に思います。
でも,社会人であれば,だれしも襟を正して,生活しないといけないですけどね !

posted by jj_consa | 2007-06-20 22:02

Re:違った角度から「菊地事件」を捉えてみる

あまりJリーグ全体のこととして捉えていなかったので、こちら拝見して考えさせられました。

世の中には どんな仕事やどんな役職にいても、倫理(ってなんだろう)を逸脱した行為をする人は、たっくさんいると思うのです。
それでいいんだとは決して思いません。
ただ、Jリーガーって・・・ただでさえ年俸も少ないし、「この人誰?」って思われるくらいの知名度なのも事実。

わたしはある時期国家公務員でありました。
その時に、教えられ、諭されたことは、誇りでもありました。
Jリーガーであることの誇り。
そんなことも感じました。
誇れるものだということを、我々も声を出していきたいですね。

posted by aru | 2007-06-21 20:20

Re:違った角度から「菊地事件」を捉えてみる

再度ごめんなさい。
つっこみどころ満載のコメントなのは百も承知。
ごめんなさい。

posted by aru| 2007-06-21 20:24

Re:違った角度から「菊地事件」を捉えてみる

>フラッ太 さん

コメントが遅くなりました。ありがとうございます。

Jリーガーも一社会人であることに変わりはないのですが、
J1クラブのレギュラーで五輪日本代表なので影響が大きいですね。
サッカー少年の目標となるのに存在なのに残念です。

>jj_consa  さん

魔が差してしまったのでしょうか?
自らそういう事を律していかないと。
非常に残念です。

>aru さん

ごぶさたしてます。
エントリー内の隠れ文wはつっこみどころ満載です。w

>Jリーガーって・・・ただでさえ年俸も少ないし、「この人誰?」って思われるくらいの知名度なのも事実。

プロ野球選手と比べれば確かに少ないけど、J1下位のクラブやJ2、JFLの同じ年の選手よりはもらっているかと。
それでいて年俸が少ない選手が犯罪を起こしてはいないですし。w

今一度、Jリーガーやサッカー選手の誇りとは何なのかを考えてみる必要はあるのかもしれません。

ではでは。

posted by えんしゅうりん| 2007-06-24 23:57

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