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2008年04月26日

リスクマネジメント?(2008-J1-#08 vsアルビレックス新潟@札幌ドーム/現地観戦)

5月10日までの15日間に5試合が行われるなか、年間の目標がJ1残留であるならば、5試合の中で勝てる可能性がもっともなさそうな浦和戦にはダヴィを休ませてもいいんじゃないか…僕はそんなふうに考えていたぐらいなので、次の試合にダヴィが出られない(であろう)ことに関しては、まったく気にしていない。

しかし、年間の目標をJ1残留としている以上、今日の試合は、絶対に勝たねばならなかった。そんな大事な試合で頭突きを食らわしたダヴィの行為は、絶対に許されることではない。

そうなんだけど、僕は、ここでまた、ナイーブなサポーターとしての自分に向き合わねばならない。

確かにあれは一発退場だし、あれを誰かが止めろというのもかなり無理な話(スタンドから見ていた僕ですら、直前のプレーがシュミレーションにならなかったことでほっとしていたときだったから、ダヴィの姿が目の前にあっても、ダヴィが沸騰していることはまったく頭がまわらなかった)。だから、ダヴィが全面的に悪い。そうなんだけど、いまだに、ダヴィに向かって「何やってんだこのやろう」的な思いが、まったく湧いてこない。

それよりも、あんなふうに中心選手を退場させてゲームを壊しておもしろいのかあなたたち、とか、あんな消極的なゲームやってたチームに負けたことが悔しい、とか、相手チームに対する理不尽な思いのほうが強くて、だから、試合が終わってコンサの選手たちが挨拶に来たら、負けゲームだというのに、珍しく拍手してしまった(それでその後は地下鉄に乗ってもまだ腹立たしさが消えないんだわ<いいオトナなんだからもっと冷静になれよ^^;)。

しかし、許されるルールの範囲内でやっている以上、負けは負けだ。こういう結果を「いや、でもよくやったじゃないか、運が悪かっただけだ」で済ませてしまうと、(いつも書いててしつこくてすみませんが)2002年の(とくにイバンチェビッチ体制時の)二の舞になってしまう。相手がどうこうという感情的な部分(=相手チームのサポーターにとってはただの言いがかり)は封印して、次に向けて、反省すべきところを反省し、修正すべき点には手を施していかねばならない。

僕は、ダヴィが退場する前から、今日はコンサが割と楽にボールを支配できているのに、仕掛けの部分、あるいはフィニッシュに至る部分がずいぶん雑だなというのが気になっていた。相手のプレッシャーが厳しいわけでもないのに、なんだかやたらと慌ててしまっているようで、相手が下位だということを意識するなというのをかえって意識してこんなふうになっているのかなと思っていた。

序盤に相手のシュートがポストを叩いた場面を除けば、これといったピンチもなく、逆に、コンサには、ダヴィが退場になってからでも、チャンスは何度もあった。どこか一つを決めていれば、ダヴィは反省してください、で、そこそこ気持ちよく札幌ドームを後にできたはず(それなのにあの事故のような失点で負けたから、余計におもしろくないのだが)。

ダヴィが退場してから前半終了までの間を、セーフティにやろうとしたのは、わかる。でも、ホームなのだから、ではなく、今日の前半の内容を見て、相手との力関係を考えれば、後半は、最初から、点を取りに行ってもよかったのではないか。いや、後半開始早々に芳賀の飛び出しがあったりして、けっして点を取りに行っていないとは思わないのだが、クライトンの1トップ(事実上の0トップ)は、いくらなんでも、厳しすぎる。ハーフタイムに選手交代がなかったので、僕は、中盤を1枚減らして(今日ならばそれでも十分に守れたと思う)、砂川か西を前に出すのかと思っていたのだが…

途中交代にしても、勝ちに行く手を打ってほしかった。石井の投入はともかくとしても(それにしてもケンゴはターゲットになるつもりだったのか裏へ抜けるつもりだったのか、さっぱりわからなかった-もっと思いきってやろうぜ!)、ボールの預けどころやパスの出所を増やすという意味で、西谷を使ってほしかった。

いろいろな意味で、なんともモヤモヤが残る。でも、3日後には、もう、次の試合がやってくる。

posted by issey11 |20:25 | 2008ホーム |