2007年06月14日
今度は本当に(?)冷静に振り返る愛媛戦
だから熱くなったまま書いちゃダメだって>自分。 いや、まあ、熱くなってるから、書きたくなるんだけどさ。 というわけで、トラックバックいただいたので(愛媛戦の審判だけがアレだったのか-半月社中さん)、こちらもコメントではなくトラックバックで応戦、違った、レスをお返しします。 まず、主審について、ですが、あれはまあアレなんですけど、主審の判定で負けたとは思っていません。ああいう判定でゲームを壊されたことに対する悔しさはものすごくありますが(だからなんとしても勝ってくれ!と思ってテレビ見てました)、負けは負けとして、認めなければなりません(でも試合直後は暴れてもいいと思うんですがね、ああいうことに対しては<いや、そりゃ、節度は必要なんですけど、そういう中でもシニカルに振舞う人よりは、感情をむき出しにする人間のほうが僕は好きです、ってことで)。 思えば、連勝中は、ほとんどの相手チームが、札幌に対して慎重な姿勢で入ってきていました。前節のサガン鳥栖にしても、左サイドは開始直後の西澤のタックルで能力低下していたのかもしれませんが、右サイドは西谷の攻め上がりを恐れるあまりかほとんど前へ出てこなかったため、結果的に前半の鳥栖はボールを支配できているのに中央からの攻めに固執し、決定的なチャンスを作れなかったのでした。 ところが、昨夜の愛媛は、そんなことはおかまいなしに、自分たちのやりたいようにやろうとしていた、のかどうかはわかんないので想像ですが、ともあれ、札幌は序盤からボールを持ててしまった。しかも西谷の最初のコーナーキックがポストに当たり、フリーキックはクロスバーに当たり、そのリバウンドをつないだ石井のシュートもあとわずかだった。 これで、おっ、今日は違うぞ、今日は行けるぞ、と思っちゃった、ってことは、ないですかねえ。今季は慎重な攻めから一瞬の隙をつくような点の取り方をしていたのが、なんか、昨年までの快感を思い出しちゃった、みたいな。 西澤の退場直後の赤井のフリーキックは確かに見事でしたが、あれは、アウェーの水戸戦で、水戸攻めまくりだったのにダヴィのカットから西谷のドリブルシュートであっさり先制しちゃったのに似てた(と、その瞬間は考えたのに、その後のワケわかんない展開で、試合直後にはもうそのことが頭の中から飛んでたんだな)。 そうやって考えると、連勝中だし、2位以下を引き離してるし、相手は下位だし、ってことで、どこかに慢心があったのかもしれない。あるいは、中2日だから、いつものように耐えてチャンスをうかがうのではなく、さっさと試合を決めちまおうと、各選手が思ってたのかもしれない。 その点は、試合終盤の愛媛も同じで、2点目を決めた直後のはしゃぎぶりは、なるほど下位なのだなと思わざるを得ない光景でした。いや、まあ、リアルタイムで見てるときは、そんなこと考える余裕なかったですけどね(^^;)。 いずれにしても、試合運びが、今年の通常パターンとは違っていたのは、確かでしょう。あのヴェルディ戦もそうだったけど、まだまだ、やってるほうが「我慢で~きない」になっちゃう時間帯が出てくるチームだ、ってことです。前に出てくる相手をいなしながら、誰がなんと言おうと涼しい顔して横パスをまわし続けるような…ってのはあんまり好きではないけれど…リアリズムの徹底には至っていない、ってことでしょうかね。 閑話休題。昨夜のカウエは、本当にひどかった。サイドバックだからどうこうではなく、簡単にボールを失いすぎ。パスもブレすぎ。チームとしては、ワンタッチ、ツータッチでポンポンとボールがまわり、いわゆる3人目の動きで相手のマークをはずしていく場面が何度かあって(あれは昨年までのサッカーというより黄金期のジュビロっぽかった)、なるほど去年と同じメンバーだからこういうことできるのねと思って見てましたが、カウエはそこに入っていけない。去年いなかったからしょうがないのかもしれないけど、カウエのところでリズムが壊れてしまう。まるで、FC東京時代のアウミールのようでした(<わかりにくいたとえでスマソ)。 でも、三浦監督のことだから、次節の左サイドバックはカウエが入るのでしょうね。出られない3人の枠を埋めるのは、吉瀬、金子(上里)、ダヴィ、なんだろうなあ。
posted by issey11 |20:58 |