コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2006年07月16日

「中田英寿引退記念番組」

昨日、「中田英寿引退記念番組」(テレビ朝日 19:00~20:54)を見たが、
中田本人の口から様々な思いが語られており、それに対してとても深い感銘を受けた。

中田は、W杯アジア最終予選の頃から既に日本代表チームの問題点に気づいていて、
それを修正するために、様々なことをずっと言い続けていたということがよくわかった。

そのひとつとして、中田は、"ディフェンスラインを高く保つ" ことが
自分たちのサッカーで勝つために必要なことだと主張し続けていたのである。

中田の言うように、ディフェンスラインが下がってしまえば、
たとえば、相手の頭ひとつでゴールを割られてしまう可能性も高くなる。
おそらく、ディフェンスラインを高く保つことは、攻撃面だけではなく、
守備面でも有効だという考え方なのだろう。

しかし、日本はW杯出場権は得たものの、実は問題点が深く内在したままになっていて、
残念ながら、それがW杯本番でも修正しきれずに、噴出してしまったということのようだ。

他にも、"パスを出した後に、足が止まってしまってはだめだ" と言っている。
パスを出した後に足が止まってしまうと、パスコースが限定され、結局相手に奪われてしまう。
パスを出したら、動くことで相手を揺さぶり、相手を肉体的にも精神的にも疲れさせ、
そこからチャンスが生まれてくると言うことらしい。

また、"ディフェンスをする時は、相手の前でカットする" ことを
ワールドクラスの選手は行っているということも指摘していた。
例として、カンナバロや中田の映像が出ていたが、
確かに、相手がボールを受ける前や受けた直後に奪い返して、攻撃につなげている。

そして中田は、日本選手に足りないものは、プレーするための "覚悟" だと言っている。
最後に勝てるかどうかは、やはり気持ちの部分が大きいのかもしれない。

中田は、当面、世界中を旅したいとのことだが、
おそらく次にどんな道に進んだとしても、また新たな道を切り開いていくのだろう。 

願わくば、将来、サッカーの監督として、チームを率いる姿をぜひ見てみたいと思う。

posted by yuichi |19:54 |

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