2013年04月01日

心も凍るストーブ周り

小学4年のころからイジメにあっていた。
あからさまにいじめられ始めたのはあの事件から。

当事通っていた小学校は、冬は大型の石油ストーブが各教室に設置され、換気がいらないようにブリキ製の配管で燃焼ガスを屋外に排出するタイプのものだった。
ちなみにブリキの配管はそれなりに熱くなっていて、触ると火傷をするぐらいだった。

寒い日の休み時間はストーブの周りに集まって雑談をすることが多く、その日もそうだった。
担任だったのは新任の若い女性教師。
その日、担任は『みんな、情けないな~、外で遊ばないの?』と笑いながら声をかけて教室を出た。そのとき私が立っていたのはブリキの配管の反対側。彼女はそれを見たはずだった。

ブリキ配管の近くに居たW君のひざがブリキ配管に触ってひどい火傷を負った。
誰が言い出したのか『Q君(私のこと)がW君を押したのを見た』と言った。反対側に居たのに。
そこに居合わせたみんながそれに同調して私が押したことになった。

その後、担任に呼び出されて、保健室に居るW君に謝りに行こうと促した。
私は自分が反対側に居たことを訴えた。担任が教室を出るときも目が合ったことも言った。
担任は『みんな、君が押したと言っている』と言い、挙句は目に涙を浮かべて『どうして君はそんな嘘を言うの?』とも言った。
翌日から、『先生公認のうそつき』としていじめられることになり、その担任は気付いてないのか、見てみぬふりをしていたのかのどちらかだった。
とても悔しくて、寂しい思いをした。

その後、イジメの中心の数人を相手に喧嘩をして仕返しする気がなくなるまでやっつけたおかげか、イジメは終息した。
卒業前に仲の良い生徒や先生にサイン帳を回して一言書いてもらうと言う習慣があり、そのときの担任にも書いてもらったが、『男らしい男になってね』と書かれていた。

W君はひざに火傷のあとが残り、私の心には『教師の目は節穴』と言う思いが刻印された。

posted by sap111 |14:40 | コメント(1) | トラックバック(1)

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Re:心も凍るストーブ周り

本当ですかねこれエンブレム変更

posted by cs | 2013-04-01 14:49

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