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2015年07月20日

声は届いているのか?

物理的な話。

サッカー専用スタジアムが欲しい!というのはやはり陸上競技場だと陸上トラックのせいでピッチとの距離が空いてしまうことも一因だし、かといって札幌ドームも奈落でピッチが遠くなる。

先日の試合での事だが、叫ぶサポーターを尻目に、選手たちがさっさと行ってしまったシーンがあった。

試合中はあんなに近くに感じるピッチが、ものすごく遠く感じたというのは私の感想。
これが厚別であれば、たとえ同じ展開、同じ結果であったとしても、もう少しサポーターの声を聞いてもらえたのではないか。
あの奈落が、選手とサポーターの壁でもあるように感じた。
砂川の映像を探していた時に、内村が厚別で客席に来てトラメガを構えていた写真を見たと言うのもあるが、やはり選手とサポーターが対話出来ないのは寂しいものがある。

ツイッターにて「選手がサポーター近くまでくる花道欲しいわー」「ゴンドラいいですねー」とか冗談で言っていたのをお見かけしたのだが、まあそんなアイドルコンサートばりの予算をかけるわけにもいかない。
ゴンドラでゴール裏に上ってくる前俊と、祈りを捧げるサポーターの姿はちょっとだけ見てみたい気もするが。


本当に言いたい事がある方は、宮の沢で選手に直接言うか、野次と野次の合間を縫って選手を鼓舞するような一撃を食らわせるのだ。
静まったポイントを、的確に、傷付けないまでも強い言葉で、チーム愛を感じるような言葉で行かなくてはならない。

こればかりは経験と声量、チーム愛とボキャブラリーが問われるところなので難しい。
済んだ事をとやかく言うよりは、結果を受け止めさせて、次に向かわせるという意味で、
「前向け」「上向け」「下向くな」あたりを推したいところである。
間違っても
「バカ」「負け犬」「ウンコ」「チンコ」「やわらかい」などという幼稚な言葉は使ってはいけない。

サポーターは退場は出来ても、得点にも失点にも絡めない。
それでも背中を押してやりたいのなら、あんな奈落に負けないだけの声量で、思う存分選手を呼んでやればいいと思うのだ。


そういえば野球の外野席には奈落はないよなあ、と思い、野球の野次事情を検索してみた。

「もうシャウエッセン買わねーぞ!!!アンティエにするぞ!!!!!」
「よーだいかーん!キヤッチボールしよーぜー!」
「お前らいくら頑張ってもCSには出られないからな」 
「お前日ハム行けやー!選手じゃなく材料として!」

ひ、非道い…まあ中断が多いスポーツとはいえ、いくらなんでも非道すぎる…。初めて野球選手にちょっと同情した。

posted by rockgendanshi |15:41 | コメント(2) | トラックバック(0)