コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年11月30日

リラ・コンサドーレとBTC

リラのことがあまり話題に上らないのはまだスタートして1年目で、すべて中学生ということにもよるのでしょうか。
札幌なでしこリーグといっても報道されるわけでもないし、札幌地区サッカー協会のサイトで確認するしか手立てはないけれど、1年目の中学生のチームとして2位という成績は立派なのかなとは思います。
もっともリーグのレベルがわからないのでなんとももどかしい感じはするけれど。
来年は北海道リーグに参戦するようだし、順風満帆でいけば、再来年はチャレンジリーグEAST、その次はなでしこリーグ2部へと、想いだけは膨らんでも、実際に関東でアウエイの試合を応援できるのはいつになるのだろうか。
近い将来であることを期待しています。

さて、そのリラの9月の浦河での合宿の話が、サッカー関係ではなく、競馬サークルの方で話題となっていたのにはちょっと驚きました。
BTC(軽種馬育成調教センター)という施設、競馬を趣味としている人でも馬券を買うだけなら知らない人も多いでしょうがJRAが競走馬の調教施設として設けたもので、10年以上前に見学に行ったことがありますが、その面積1500ヘクタール。
とにかくすごいところです。

で、屋内直線1000mウッドチップコースと屋内600mダートコースをランニングしたのだそうですが、競走馬ふるさと案内所の場産地ニュースのなかでは「BTCにとっては1993年の開場以来、軽種馬以外がトレーニングで使用するのは初めて」との表現が使われています。
宗像監督の出身地が浦河ということで実現したものらしいのですが、ふとかすかな笑みがこぼれそうな話題です。宗像監督が笑顔でウッドチップコースを走る写真も載っていたり。なんと表現したらいいんだろう、地域に密着するとはこんなこともあるのかなと思えるような話でした。

「宗像監督の古里・浦河で合宿 リラ・コンサドーレ」(北海道ニュースリンク 『日高報知新聞』2015年9月22日)

「北海道リラ・コンサドーレがBTCで練習」(競走馬のふるさと案内所 馬産地ニュース)

「女子サッカーチームがBTCに来場」(netkeiba.com 生産地便り)

posted by reds1917 |09:38 | 女子サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年11月29日

クラブは誰のもの?

クラブは誰のものなんだろうと考えてしまう記事に接したので久しぶりのブログはこのテーマで。

クラブの組織が株式会社であれば法的には株主のものということになる訳で、そこにサポーターが介入できる余地はないことになります。
では、株主がサポーターの意向を無視して何でもできるのかというとそれもおかしな話でステークホルダーとしてのサポーターを無視してクラブの存続が可能なのかという別次元の話につながってゆくわけです。
さらに進んでゆくと根源的な問いとして単に法律的な制度の次元を超えた抽象的な意味での「クラブ」は誰のものという様々な解釈が可能なレベルの話へとつながってゆくことになるのですが、それをここで論じるのは長くなりそうなのでやめます。

さて、問題の記事です。
「<J1山形>社長解任 新スタ構想封印狙い?」(『河北新報』2015年11月28日)
「【モンテ】社長交代「誰かが責任取らねば」 不信の末の解任劇」(『山形新聞』2015年11月27日)
「【モンテ】高橋氏「なんで?という気持ち」 モンテ社長交代」(『山形新聞』2015年11月27日)
「【モンテ】高橋社長が退任 モンテ臨時株主総会、辞職勧告決議受け」(『山形新聞』2015年11月27日)
「【モンテ】きょう社長の退任要求へ 急きょ株主総会」(『山形新聞』2015年11月26日)
「モンテの高橋社長、退任の可能性 取締役会に進退諮る」(『山形新聞』2015年11月19日)


要は知事と社長の意向がかみ合わないので知事が社長を辞めさせたということのようです。問題はサポーターの意向は無視して、いやそれ以上に社長の続投を支持する声が上がっていたにもかかわらずということでしょう。

補足するとモンテディオ山形の株主構成は公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会(49%)、アビームコンサルティング株式会社(49%)、山形県(2%)で構成されていて、
県スポーツ振興21世紀協会自体、副知事が理事長で県の意向が反映しやすい形ではあるようです(が、このあたりのことは良くわかりません)。

ところで、この一連の報道をさらに掘り下げてみると新スタジアムをめぐる問題があり、山形市の前市長が山形市へのスタジアムの誘致を2013年に表明し、NDスタジアムがある天童市の市長と対立。
さらに今年の9月の山形市長選挙で前市長の意向を引き継いだ候補(知事が支持)がモンテディオの本拠は天童市であると主張する対立候補に破れるなど地方政治のゴタゴタが色濃く反映しています。
さらに、国政選挙の与野党対立の図式が持ちこまれるなど混乱が広がっている印象でなんだかよくわかりません。
ただ、報道に接するとサポーターを無視してスタジアム建設が政争の道具にされ、利権の構造が見え隠れするなどサッカーやクラブのことは二の次にされているような印象を持ってしまいます。
こちらの記事を参照ください。
「<山形市長選>J1スタジアム構想が争点化」(『河北新報』2015年8月8日))


ここまでくるとサポーターの声もちょっとやそこらじゃ届かないでしょうし、モンテディオのサポーターの心中を察するに余りあるといった感じです。

これは他山の石なのか、それともどこでも起こりうることなのかと考えられますし、法人としての「クラブ」ではなく、サポーターがサポートする象徴としての「クラブ」を深く考えてゆく契機にしなければならないのではないかとも思います。

posted by reds1917 |13:07 | その他 | コメント(1) | トラックバック(0)