2006年03月23日

背番号51に思うこと

イチロー。本名・鈴木一朗。

今回のWBC。上原選手・松坂選手の力投。福留選手のホームラン。王監督の采配。多くの人が活躍したが、やはりこの大会のMVPはやっぱりイチロー選手だと思う。

誰もが、今回のよくしゃべり、時には怒り、そしてはしゃぐイチロー選手の姿に驚いたはずだ。はじめのうち、僕にいたっては違和感を覚えたほどだった。
しかし、今回あの姿がなければ優勝できなかったのではないかと思う。
クールで冷静。安打製造”マシーン”とまで言われたイチロー選手が自分をさらけ出すことでチームはまとまり、見ているものを魅了した。

しかも口だけでなく、バットでもしっかりとした結果を残した。
決勝戦・9回の追加点を上げたタイムリーを打った瞬間は本当にカッコ良かった。
常に魅せることにこだわってきたイチロー選手。32歳になった今、己の技術を磨きバットで魅せるだけでなく、若い世代に野球の楽しさを伝えることに喜びを感じていたのではないだろうか。

誰よりも野球を愛し、誰よりも野球に厳しい。そんなイチロー選手だからこそ、野球世界一を決める大会に、本気で挑んでいたのであろう。
本気で取り組めば、本気で伝わる。イチロー選手の姿は野球の楽しさ、怖さ、感動…すべてを教えてくれた気がする。昨日の話ではないが、これほど日本中の人にこのことを伝えたということは素晴らしいと思う。
戦いのリングの上で気持ちを見せ、見るものに喜びと感動を伝える。それはダイヤモンドの上の野球だけでなく、緑の芝生の上のサッカーにも同じことが言えるだろう。
プロとして気持ちの入った試合を見せてほしい。応援する野球日本代表から、多くのことが伝わってきた。愛するコンサドーレにも多くのものを伝えてもらいたい。

本当に野球の面白さを教えてくれた意義深い大会だったと思う。


posted by yukke |22:48 | Athelete | コメント(3) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/yukke/tb_ping/28
この記事に対するコメント一覧
Re:背番号51に思うこと

こんばんは。
自分と同い年の著名人を挙げるとき、
僕が必ず名前を挙げるのが「イチロー」。
そんな彼は今回、野球に対してものすごく純粋だったのではないでしょうか?
純粋にプレーし、純粋に楽しみ、純粋に熱かった。
頂点を極めてなお、まだ上を目指す彼の熱い気持ちが前面に出た大会でしたよね。
極論を言えば「イチローのためのWBC」と言っても過言ではないような気がします。
改めて彼を好きになりましたよv(^^)v

posted by kabao | 2006-03-23 23:31

Re:背番号51に思うこと

私は野球のことはあまり分からなくて・・
でも今回のWBCで日本の日の丸背負って戦うイチローさんは本当にすごいと思いました。
もしイチローさんがいなければ、ここまで私も応援できなかったかも。
今まで野球って何を目指しているのかわからなくて、でも今回のWBCができたことで、「日本代表になるんだ」という目標ができれば、野球も盛り上がっていくもかもしれませんね。

posted by ミルクチョコ| 2006-03-24 07:55

Re:背番号51に思うこと

コメントへのお返事が遅くなってしまいました。ごめんなさい。

kabaoさん
コメントありがとうございます。
確かに今回のWBCはイチロー選手のためにあったと思います。日本とアメリカで成功したイチロー選手へのごほうびだったのではないかなと感じました。
僕ももともとイチロー選手好きでしたが、改めて好きになりました。

ミルクチョコさん
野球があまりわからなくても、今回の大会はイチロー選手や野球のすごさを実感できたのではないでしょうか?
今まで、あまり目立たなかった野球日本代表がこれから盛り上がるといいですよね

posted by yukke| 2006-03-25 09:45

コメントする