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2007年03月28日

山形戦後の雑感とか

山形戦を終えての雑感など。

前のエントリーで、以下のような文章を書きました。
「セットプレーで1点もぎ取って1-0で守りきるゲームを増やすことができれば、昇格の臭いがぷんぷんしてくるように思います。02年大分・04年大宮・06年横浜FCのようにね。」

今回のゲームからは「もしかして、そういった勝ち方ができるチームに脱皮しつつある?」という期待感が感じられるように、個人的には思います。

多くの方が書いている通り、攻撃の見どころは少ない試合でしたし、少ないチャンスに決めきれる決定力もなかった。点を取れたのは運の要素も強い。しかし、運でも何でもよいから1点もぎ取れれば、しっかりと守りきることができる守備力が構築されてきている。少なくとも、負けない戦いはできるようになりつつあるのかなと思います。

問題は、昇格を目指すならば、その「最低1点をもぎ取る」力をつけないといけない。得点は運任せでは、ドローの山を築くのが関の山でしょう。前のエントリーで名前をあげたチームは、「決定力のあるFW」でそれを解決しています。(中には微妙な選手もいますが、少なくとも今のコンサのFWより決定力が高いのは確かかと…)
02年大分…アンドラジーニャ・(吉田)
04年大宮…バレー・トゥット
06年横浜…アレモン

守備の安定性を崩さずに、得点力のみをアップしようとすると、やはり決定力の高いFWを獲得するのが、もっとも確実な方法なのでしょう。しかし、コンサにはそういうFWを獲得できる予算がない。となると、組織的な戦術で攻撃力を上げていくしかないわけですが、組織的に攻撃に力を割いていくことは、その反作用としてしばしば守備力の低下をもたらします。(そのことは去年まで痛いほど体感しているというか…)

三浦監督が、その辺のバランスをうまくとりつつ、限られた選手力の中でどうやって「最低1点取れるチーム」を作っていくのか。それができれば、私が感じた期待感は現実のものとなるわけですが、同時に非常に難しい挑戦だとも思います。でもやるしかないわけで。その辺で、去年までの攻撃サッカーの遺産をもう少しうまく生かしてゆけるとよいのですけれどね。

今年はシーズン中ずっと胃が痛い展開が続く気がしますが、チームとして「内容よりも結果」という方向性を定めた以上、最後まで徹底して貫いてほしいと思いますし、私もサポとして応援していきたいと思います。

まあしかし、あのグダグダの京都戦からよくここまで持ち直してきたなと思いますね。でも今後も「最低1点取る力」が備わらないうちは、先制されてしまうと京都戦のようなひどい試合になってしまう可能性が高いのかもしれません。まあ時々「わや」なゲームがあっても、あせらず長い目で見ていきたいなと思います。(それが仮に目の前で見た試合であれば、その場では当然怒りますけれどね)

posted by ぽこパパ |20:47 | コンサ | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:山形戦後の雑感とか

京都戦は授業料だと割り切っています。
他所のブログで大宮の13連勝の軌跡がありましたが、半分以上が1-0の試合でした。
でも、私は昨シーズンの仙台のように、日本人7人で守備、ブラジル人3人で攻撃というスタイルよりは全然マシなサッカーをやっていると思いますよ。
飛び道具がいないチームでどこまでやれるか、これからも見守って行こうではありませんか!

posted by equip| 2007-03-28 21:21

Re:山形戦後の雑感とか

そうですね。飛び道具のみに頼る戦い方は、その場では結果が出ても飛び道具が抜けた時に何も残らないですし、私もそれがベストなサッカーとは思えません。
そういう教訓のもと、ベースとなる力をつけるべく柳下体制の3年間があったわけですが、今こそそこで培った力を発揮すべき時ですね!

飛び道具に頼って失敗した例で、2001年大宮(バルデスが得点量産して独走するものの、バルデスの負傷戦線離脱で大失速)がありますが、その時の指揮官だった三浦監督は、チームとしての組織力を上げることの重要性を痛いほど感じていると思います。だからこそ期待もしています。

posted by ぽこパパ| 2007-03-29 08:12

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