2007年08月09日
水道水はどこから来るのか
暑い夏がやってきて、水のありがたみがよく感じられる季節になりましたね。 先日も四国で深刻な水不足が問題になっていましたが、関東でもたまにではありますが水不足による給水制限が行われることがあります。我が家(東京多摩地区のはずれ)で使っている水はどこから来ているのか、ちょっと気になったので、調べてみました。
東京都の水道水源と浄水場別給水区域 これによると、東京の水は、大別して「利根川水系」「荒川水系」「多摩川水系」の3つが主な水源です。これらの水系の上流には多数のダムがあり、多雨期にそれらのダムに溜め込んだ水を、少雨期に放流することで、年間を通じての安定した水資源の供給が図られています。(水はダムから直接引っ張ってきているのではなく、ダムのずっと下流にある取水堰などで取水しています。ダムは放流量を調節することで川の流量を維持するのが役目) 私は住んでいる地域の水は、朝霞浄水場系のようです。ということは、主に利根川・荒川の水が我が家の水道に送られてくるということですね。何となく「多摩地区だし、多摩川の水かな~」と思っていたので、ちょっと意外でした。(もっとも、朝霞浄水場と多摩川系の東村山浄水場は相互に導水管で結ばれているそうなので、多摩川系の水も結構入っているのかもしれませんが) 各水系別のダム貯水量 東京の水道に密接に関係しているダムの貯水量です。今は梅雨の雨のおかげで比較的ダムの水は豊富なようですが、今後ずっと雨が降らないと、あっという間にダムが空っぽなんてことも十分ありうることです。カンカン照りが続いたら、ダムの貯水量も気になるところです。日頃から節水を心がけたいものですね。 ちなみに神奈川のダム貯水量はこちら。神奈川は宮ヶ瀬ダムが完成して以降、たくさんの水量をためられるようになったので、水不足の心配はかなり減ったみたいですね。 ついでに札幌の水源はこんな感じ。水がめは豊平峡ダムと定山渓ダムですね。豊平峡ダムには小さい頃に一度行きましたが、電気自動車が珍しかったのと、ダムから下を見下ろしておしっこちびりそうになった記憶がありますw そういえば、札幌では水不足という話は聞いたことがないですね。雪解け水が豊富なせいでしょうか。 おまけにうちの実家恵庭市の水源、漁川ダム。ここも水不足という話は聞いたことがありませんが、予想以上のスピードでダム湖が砂に埋まっており(堆砂)、それに伴い水道水がカビ臭くなるという問題が発生したりしているようです。 さらにおまけで、千歳市の水源のナイベツ川湧水。上水道の水源が名水百選とは、今東京に住んでいる人間にとっては、全くもってうらやましい環境ですね。
posted by ぽこパパ |20:42 | もろもろ | コメント(1) | トラックバック(0)
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初めまして。
水道局のリンクが破損されております。有効なリンクに変えていただければアップデートできるかと存じます。
破損されたリンク:https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/syokai/02-a.htm
有効なリンク:https://selectra.jp/hikkoshi/water/tokyo
宜しくお願い致します。
posted by なーさん| 2021-11-04 13:30