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2007年06月30日

審判の質とJの未来

Jの審判のレベルが低いということは、ずっと前から言われていることであり、Jを観戦する人のほとんどが感じていることではないかと思います。

特にJ2には、酷い審判がよく回ってきますね… コンサも先日ひどい誤審を受けたのは記憶に新しいところです。あの試合とその余波を受けた次の徳島戦で失った勝点5。万一、最後にその差で泣くようなことがあれば…「間違いでした」で済ませられる問題ではない。下手するとチームの命運をも左右するような、致命的なダメージとなる可能性だってあるわけです。(今年コンサが結果を残せなかったら、来年以降は財政的にかなり厳しい事態になるのは周知の事実ですね)

まあそれはたとえ話の極論ですが、ともかく審判のジャッジは、ビデオリプレイなどがないサッカーにおいては、非常に大きな存在感を持っているわけです。

Jリーグ発足以降、日本サッカーのレベルは飛躍的に向上しましたが、審判のレベルはそれに全く追いついていません。むしろ「粗製濫造」という言葉がぴったりのような気がします。ヨーロッパなどから見て、Jリーグがいまだにサッカー後進国のリーグというイメージを拭えないでいるのは、審判の質の低さによるところも大きいのではないでしょうか。

低レベルのジャッジでゲームがぶち壊されてしまうことが頻発するようでは、サッカー本来の面白さがスポイルされ、そのうち観客からも見放され、Jリーグ自体が衰退してしまう恐れが高いのではないでしょうか。これは、Jリーグの将来に関わる重要な問題ではないかと思うのです。

とはいえ、では自分が審判になってみたいかと考えてみると… 毎日過酷なトレーニングを続けた上で、夏でも雨でも雪でもピッチ上を90分間走り続ける。柄の悪い選手には絡まれるし、ちょっとホームに不利な笛を吹いたら嵐のようなブーイングを受ける割に、賞賛されることは少ない。(下手すると身の危険も?)それでいて得られるお金は雀の涙程度。こんな状態では、誰も進んで審判になろうとは思わないような気はしますね…

審判の質を上げるには、待遇や名誉など、審判自体のステータスを上げることもセットで必要になってくるでしょう。優れた審判は、選手に劣らない高い収入と名誉を得られる、こういうシステムができれば、審判を目指す人も増えてくると思います。しかし、今のJリーグのように、現時点でSR(プロの審判)をやたらと増やすのは疑問です。SRは本当に実力がある人物のみがなるべきであり、今みたいに実力と稼ぎがマッチしない「なんちゃってSR」がはびこるようでは、かえって審判のステータスを落としているような気がしてなりません。SRにふさわしい人が十分にいないなら、無理してSRを増やさずに、その分外国から優れた審判をもっと多く招聘してきた方がよいと思います。(日本の審判に対して、よい手本にもなりますし)

審判の育成には時間がかかります。Jとサッカー協会が協調し、長い目で見た審判育成の活動を「今すぐ、全力で」進めてゆく必要があるのではないでしょうか。(既にやっているのかもしれませんが、その取り組みが我々観客側には明確な形では見えてきていないように思います)

posted by ぽこパパ |17:30 | コンサ | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:審判の質とJの未来

 初めまして。フラッ太と申します。
 遅ればせながら、コメントさせていただきます。
 審判の質の向上は急務であると思います。今のJリーグのジャッジに慣れてしまうと、国際試合で選手が戸惑うし、ひいては代表やリーグの質の低下を招く恐れが多分にあり心配です。
 1度アイツやアイツにカード無しで主審をやってもらいたい僕ではあります(笑)。

 失礼しました。

posted by フラッ太| 2007-07-01 10:01

Re:審判の質とJの未来

>フラッ太さん
コメントありがとうございます。
国際基準とJとのジャッジの格差は大きな問題ですよね。日本人選手が海外で苦労するのもそうですが、外国人選手がJに順応できずに退団してしまう要因の一つとも言われていますよね。
Jの審判もどんどん海外に留学して、国際的な基準を肌で感じ取ってくるべきかもしれませんね。
そういえば、海外で研修してきたらしい例の方は…相変わらず微妙なようですが。(とはいっても香港は海外研修といってよいものかw)

posted by ぽこパパ| 2007-07-01 21:51

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