2008年09月24日

桂吉弥独演会in札幌共済ホールに行ってきました。

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ちりとてちんでおなじみの桂吉弥さんの独演会が 札幌で初めて開かれるということで、行って参りました。



今回の独演会を知った経緯といいますと、
今年6月に、札幌繁昌亭に桂三枝師匠が来るということで見に行きました。
そこの会場で配られたチラシの中に7月に桂南光・桂雀三郎ふたり会が開かれ
その会の前座に桂吉弥師匠が上がられるということで見に行きました。


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ふたり会の会場にいくと桂吉弥独演会の告知がされていてチケットが販売されていたので、即行に購入。 今年に入って、今回を含め、生の上方落語の機会は5回目です。w ①ちりとてちん感謝祭 ②平成開進亭20080929-03.jpg ③札幌繁昌亭 ④桂南光・桂雀三郎ふたり会 ⑤桂吉弥独演会 20080929-02.jpgこれに、桂米丸師匠と桂歌丸師匠が出られた「ちえりあ寄席」を含めると6回分かな。(爆)



出演順といいますと、
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こうでした。 中入りの時には、一番最後の噺の名前は貼られておりませんでした。(当たり前かw) さん都さんは、まくらで落語の鑑賞方法を伝授。ごくごく当たり前のことを。(笑い) その後は、座布団返しや名前の書いた紙のめくりの舞台設営の役回りでした。この時は、眼鏡をかけておりました。 紅雀さんは、酪農大学に通っていたということで北海道に縁(ゆかり)があるということで、休日は札幌に出てきて遊んでいたということでした。w 吉弥さんは、独演会前日に米朝一門会に出演し、終了後久々に人間国宝の米朝師匠を車で自宅まで送り迎えをしたそうです。 米朝師匠を天然記念物に例えていらっしゃいました。w(ここだけの話w) 米朝師匠からネタを伝授してもらい、披露してました。(爆) 忘れて、しもた。ゴメンナサイ。 前回、ふたり会の前座に出演した次の日、列車で4時間かけて留辺蘂に行ったことにも触れていました。 朝早く札幌を出発したので3時間半は寝ていたそうです。w 徒然亭草原がやってきたと地元の子供達が宣伝してくれて、80世帯しかいない町に、250人来たとか。(わて、数字うる覚えでスイマセンw) 桂吉弥という名前がまったく出てこなく、本当に改名も考えなければなりません。(爆) 客席が舞台の時と違って落語の場合明るいのは、噺をしながらお客の顔を見て、客層に応じて話すネタを変えています。と、いうことを言っていました。 この前、兵庫県尼崎市の小学校に訪問して「ちりとてちん」を披露して小学生からの質問で 「その噺は、若狭ちゃんにならったのでしょうか?」 「それは、オレが教えたっちゅーねん。」(爆笑) 「ちりとてちん」の最中にお酒の名前は「千歳鶴」でした。w この噺をされるときは、そのご当地の地酒の名前にして話しているみたいですね。 白い恋人や三笠フーズ、船場吉兆の女将の時事ネタも織り交ぜておりました。 「愛宕山」の時には、まくらに米朝師匠と京都の祇園にお供に行った時のことを話しておりました。 お座敷には、米朝師匠が来ているということで、呼ばれていないのに腕を披露する機会をもてあましている舞妓さん・芸妓さんの方々が大勢きて、米朝師匠のお声を待っているとか。 昭和33年(?)の前田仁左衛門(だったかな?)の何々という舞台をというリクエストをしたそうです。 そういう事は、かなりの年季行った人でないと知らないですし、人間国宝のリクエストに応えられないということで、お年を召されたお姉さんwばかりで(吉弥師匠は)楽しくなかったとか・・・。(爆) ドラマで、草若師匠が「愛宕山」を話す時、いつもあのワンフレーズで終わってしまいますが、全部やってしまうには長いし・・・。 でも、その後のほうが面白いのですけどね、とおっしゃってました。 ドラマの中で四草が、ビラビラのかんざしとセンスを頭の部分で振っていたのがありましたが、やってました。w そして、こういう細かいところまでやらないと、将来の人間国宝になれませんからと、言った時に会場内爆笑。


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中入りの時に、こっそり舞台を写しちゃいました。


「短命」のまくらは、吉弥師匠が初めてのマスコミのお仕事をさせてもらったときのお話でした。
KBS京都というラジオ局の「桂都丸のサークルタウン」という番組内のコーナーの一つである「サイクルリポーター」というお仕事だったそうです。


ちなみに、桂都丸師匠は桂ざこば師匠のお弟子さんで
前座のさん都さんの師匠は、桂都丸師匠です。
と、いう説明もされておりました。


サイクルリポーターというのは自転車で町に出て、一般の人にインタビューをするそうですが、番組の予算が少ないのでマイクを向ける代わりに携帯電話を向けていたと言うことです。(会場笑い)

最初の頃、スタジオから携帯電話で○分でコメントを言ってと言われて時間をオーバーしたり、逆に足りなかったりしたそうで
このときの経験はかなり鍛えられたと振り返られてました。

番組終了後、毎回反省会をするのですが、ファミレスで桂都丸師匠と一緒に反省会をした時、となりに若いカップルが座っていたそうです。

都丸師匠の話を聞きながら、となりのカップルの話を聞いていたそうです。
男:「しばらく見ない間に太ったね。」
普通、女性に痩せたねと言う事はあっても、太ったということはないですよね。w
女:「しばらくぶりに来て道に迷ってしまった。」
これまでのやり取りから、学生時代に京都で出会って付き合いだして、現在、女性が京都を離れて遠距離恋愛中だなと色々詮索。

そうすると、さらにどんな会話をするのかと言う事に集中してしまい、都丸師匠のアドバイスなどの話に対して返事はするけど内容は頭に残っていないそうで。(爆)

時間が来たので、ファミレスを出た際にとなりが気になって都丸師匠の話を聞いていなかったと、正直に謝ったそうです。
そうすると、都丸師匠は「おれも、となりのカップルの話が気になって
お前の話を聞いていなかった」(会場爆笑w)


そんなこんなで、無事に独演会は盛況のうちに終了いたしました。


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posted by えんしゅうりん |23:59 | ちりとてちん | コメント(4) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:桂吉弥独演会in札幌共済ホールに行ってきました。

吉弥さんの独演会レポ読ませていただきました~。
さすがマクラからして面白いですねぇ。
それにしても、えんしゅうりんさん、落語鑑賞回数
増えましたね(笑)。もうすっかり落語通?

ちなみに私は今月、米團冶襲名披露公演で吉弥さんの
落語聴くことになってます。楽しみです。

posted by えりこ | 2008-10-01 15:45

Re:桂吉弥独演会in札幌共済ホールに行ってきました。

こんばんわ、えりこさん。
今週の昼休みの日課は「だんだん」を見ることです。
「瞳」は見る気になりませんでした。w

主役のマナカナが子役で出ていた「ふたりっ子」から十数年。時が経つのは早いものです。(爆)

札幌でも落語会の催しは、探せば出てくるものですね。
かといって、繁昌亭のような定席小屋はありませんので、この噺家の初舞台を見たということはありません。そこまで行って、初めて落語通と言えるのかもしれません。(笑)

こちらでも、来月12日に米團冶襲名披露公演があります。同様に吉弥さんも出ます。w
おまけに、柳家花緑さんも参加です。

落語界の人間国宝の親族、大集合ですね。楽しみです。

10月2日付の日本経済新聞朝刊の最終面に小米朝師匠の名前で先代米團冶師匠のことについて書かれておりました。
機会があればご一読して見て下さい。

ではでは。

posted by えんしゅりん| 2008-10-03 00:41

Re:桂吉弥独演会in札幌共済ホールに行ってきました。

こんにちは。
吉弥さんの独演会、行きたかったのですが、
さすがに平日・地方在住で乳児もいては無理でして、
こちらで少し気分を味あわせていただきました。

今は主人の「わたらせばし」とちりとてDVDを
借りて夜な夜な見ています。

来月の襲名披露公演もやはり行けなさそうですが、
落語はこの先長~く楽しめそうなので、
その日までのんびり待つことにします。

posted by ぴん@コンサ隊| 2008-10-03 11:54

Re:桂吉弥独演会in札幌共済ホールに行ってきました。

こんばんわ,ぺっちです.お伺いしてみました^^
そうですか,吉弥さん来られてたんですね.行ってみたいなぁ.とはいえその頃はまだ「ちりとて」入門間もない頃で,生落語を見に行こうまでは思わなかったかもしれないです.
とりあえず次は来月2月7日に開進亭の雪祭寄席があるので行ってみようと思っている次第です.

posted by ぺっち| 2009-01-11 18:16

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