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2012年10月20日

サポーターズミーティングの議事録を見てみる②

前回からの続きです。

5:サッカーのビジョン
>攻守両面躍動感あるサッカーを目指そう。
>2004年から考えて、柳下さんの時には、まず攻撃というところで伸ばしたい、そして三浦さんの時には、守備というところを伸ばしながら、という戦術を、そして、石崎さんのところで、攻守というところにはいりチームということを考えてきました。

バルサ的なサッカーをしたいという見方になりますでしょうか。
でも今季は守備から崩壊し、攻撃もJ1では通用せずとなると、来季はどういう方針で立て直しを図るのでしょうか?柳下さんから始まり、三浦さん、石崎サンと継続してきたとありますが、三浦さんで一旦途切れているような気もします。それと選手入れ替わりも激しいわけでコンサが目指すサッカーは積み上げ、継続性という観点から見ると、今季の結果からは全て無くなってしまっていると見ています。

つまり、目指すサッカーがあるなら核となる若手選手を育成し、それをベースにチームに不足している部分を外国人選手で補強する。というところを目指していると三上さんはお話でしたが、今のコンサは外国人選手を核に日本人若手をミックスさせるという本末転倒な編成です。それでもいいなら私は何も言えませんが、そこに未来はあるか?と聞かれて答えられますでしょうか。

現状に対する改善策が本当に見えないのがコンサの将来を暗くしています。

6:フィジカル
これは私個人の見解なのですが、フィジカル、フィジカルと分けて考える今の日本サッカーには少し危惧をもっています。あくまでもサッカーという中で体の強さという話であって、これを別に考えるのはちょっと話がずれてきているのではないかなと。

コンサに限らず日本サッカー全体の問題としてプレイインテンシティ(プレー強度)の問題があります。激しいプレッシャーの中で正確なパス、シュートを行うことこそが個人単位で見ると重要な訳で、そこが日本サッカーの環境では低いという話です。激しさが足りないことから日本人CB不足も起こっている訳で、三上さんの日本人CBの獲得が困難だったそもそものとして根底理由にもあると思います。(もっとも獲得自体はコンサの条件が他より低かったことが根本的な理由だとは想定しています。)

ここら辺フィジカル単体で見るのではなくて、プレーの中で玉際の強さ、プレッシャーが高い状態でのパス、シュート技術等、育成として本気でどうにかしないといけない問題だと思います。

7:コンサドーレの内情をサポーターに伝えるためのアクセス
>今までは2月11日に開かれるサポーターの皆さん主催のサポーターズ集会に限られていたこういう意見交換・情報交換の場面は色々な形で増やしていく事をお約束したいと思います。

ここだけは矢萩社長から確定したお話だったようです。
オフィシャルでこういう機会を設けるのが一番分かりやすく、双方向性をもったコミュケーション手段として適当だと思います。ただ今回のサポミで気になったのはこの議事録の分量をHFCのスタッフさんが処理することでしょうか。現状限られた中でスタッフの皆さんはお仕事されているかと思いますが、これにサポミの件で変に負荷を増やすがないよう何かしらの工夫は必要かなと考えます。

以上が大まかに個人的に気になったところを深読みしたものとなります。
※蛇足ですが、質問者7さん、質問者16さんは少しサポミの趣旨的なところからは外れていたようです。こういうのは限られた時間で開催している以上、避けたい事象ですので今後のサポミ運用をするうえで運営上の改善とサポーターの意識改善を図りたいですね。

全体の感想としては
1:荒れ気味確実と言われたサポミ、矢萩社長、三上部長とも非常に真摯な受け答えをしてくれていたことにまず感謝。

2:HFCの手詰まり感。やることやってるという内容もあったが、結局結果が伴っていないことが多い訳でその反省と改善策が見えてこなかった。次回以降サポミを開催するならこの点を聞いてみるのが一番いいかもしれない。

3:やはりというかネックなのは財務。ここは抜本的な案を誰かがもってこないとどうしようもない感じがする。

4:営業面全般が質問事項になかったので、興行収入やグッツ収入といった売り上げがどうなっているのか不明だった。ここは次回以降に聞かなきゃいけない。

これで何かが変わる訳ではないですが、HFCとサポーターの距離を少し詰められたような気がするので今回はGood Job!!ってことで(笑)

posted by homare |17:15 | コメント(0) | トラックバック(1)