2012年08月23日
開幕スタメンと前節スタメンを比較
前の記事で前後半の失点データ分析を書いていましたが、後半編を書く前に、 別のネタを書いてみます。 そういえば、スタメンって何人ぐらい変わっているのだろう? という単純な疑問をひも解いて見ることにしました。 比較する前に、ある程度の前提のお話をしたいと思います。 開幕スタメンと前節スタメンが大きく変わっているのは、やはりチーム状況がよろしくないチームが多い訳です。もちろん監督交代しているチームなら、戦術変更とかでスタメンが大きく変わるのは当然と言えば当然の話です。 そんな中で比較するのは「鳥栖」さんです。 比較するのも烏滸がましいのですが、対照的な状況であるので、比較データとして使わさせて頂きます。ではまずコンサから。※印の選手が開幕でいない選手を示しています。 【開幕スタメン】 GK 李 昊乗 DF 高木 純平 DF ジェイド ノース DF 奈良 竜樹 DF 岩沼 俊介 MF 河合 竜二 MF 山本 真希 MF 近藤 祐介 MF 内村 圭宏 MF 岡本 賢明 FW 前田 俊介 【22節までのスタメン】 GK 杉山 哲 ※ DF 日高 拓磨 ※ DF 奈良 竜樹 DF 金 載桓 ※ DF 岩沼 俊介 MF 山本 真希 MF 宮澤 裕樹 ※ MF 古田 寛幸 ※ MF ハモン ※ MF 砂川 誠 ※ FW テレ ※ 8人変わっています。山本選手は途中抜けていた期間が大きいですが、やはり戻ってきてからは攻守の要として活躍してくれています。奈良選手の現在のパフォーマンスはどう見ても落ちています。開幕磐田戦で代表の前田選手とやり合っていたときなんて、よくやっていると個人感想として見ていました。ただこの状況下で良くはないけど、スタメン張っているのは最低限評価してもいいんじゃないでしょうか? では鳥栖のスタメンを見ていきます。 【鳥栖の開幕スタメン】 GK 赤星 拓 DF 丹羽 竜平 DF キム クナン DF 呂 成海 DF 磯崎 敬太 MF 高橋 義希 MF 藤田 直之 MF 水沼 宏太 MF 金 民友 FW 池田 圭 FW 豊田 陽平 【鳥栖の22節のスタメン】 GK 奥田 達朗 ※ DF 丹羽 竜平 DF キム クナン DF 呂 成海 DF 磯崎 敬太 MF 高橋 義希 MF 藤田 直之 MF 水沼 宏太 MF 金 民友 FW 早坂 良太 ※ FW 豊田 陽平 2人ですね。鳥栖もコンサと同じく厳しい人員でやりくりしないといけませんが、その中でここまでやるとは資金効率から言っても今季最高のチームだと思います。※印の2人の選手についても、開幕ベンチ入りメンバーでしたし、フロントや監督として想定内でマネジメントできていると言えますね。 対照的なチームスタメンの比較でしたが、資金も人員も限られた両チームだからこそ、マネジメントで何とかやり繰りしないと駄目なのですけどね。。。
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2012年08月21日
【分析レポート】失点から見る残留の為の条件①
個人的に忙しく積極的にさぼっていたブログを久々に更新。 新戦力が加入しても「勝ち」を積むことができないと残留は不可能なわけで、どうすれば残留が見えてくるのか今までの試合のスタッツ分析をしてみることにしました。 最初はこのチームの弱点である守備をデータ上の「失点数」からみてみます。 ここ23節までの総失点数は52。 ちなみに総得点数は17。どちらもリーグ最下位に相応しい数字。。。 (言わせないで、こんなこと。。。) 総失点数52の内、どの場面で失点されていることが多いのか、まずは前後半に分けてみてみます。 前半→24失点 後半→28失点 前半の失点を全て無くすことが出来れば、23節時点でアントラーズ(29)と数字上は並びます。そして前半を0で耐え凌いだ試合は23節中4節あるのですが、うち2試合は勝利しています(9節C大阪戦と19節名古屋戦)。残り2試合の、7節川崎戦と16節鳥栖戦も1点差の好ゲームでした。現状のコンサから見ると相手に対して優位性を出すのは難しいですが、こういった接戦をきっちり勝つことがまずは求められます。 前半を凌げる試合は勝てる可能性がある。 ただ、ここ直近の3節では前半15分以内に連続して1失点している。 まずは立ち上がりは相手がどこであろうと、失点しない、させないこと。その心掛け一つからはじめてほしいものです。 逆に前半で2失点以上した試合は必ず大量失点(0-7、1-3、0-4、1-4)する。これは明らかにメンタルアウトしている可能性が大とも言えます。ここは2失点したなら、あぁ負けるというマイナス思考ではなく、2得点で追い付くプラス思考に切替して戦ってほしい。 繰り返しですが、まずは前半をゼロにて凌ぐこと。
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2012年08月07日
なでしこ フランス戦のDF安定感に思う
昨日のなでしこ対フランス戦。 後半どう見ても危なかったのですが、前半のDFの安定感。 ポゼッションが相手に有るにも関わらず、安心してみていられる試合。 こういう安心感、安定感って今までの代表戦では絶対になかった感覚。 サッカー強国がもっていると呼ばれるこの感覚を日本人として味わえるとは思っても見なかった。なでしこは確実に女子サッカー界のトップレベルにいると再認識させてくれただけで、一サポーターとしていい経験をさせてもらっている。 残すはライバルのアメリカ。 カナダ戦はハイライトで見たけど、本物の打ち合い試合。 やったらやり返す。DFも何も無い。ただ、こういうサッカーも見応えがあるわけで、なでしこの辛抱強い展開とは違っても面白かった。 アメリカは延長後半での決着ということなので、疲労度は相対的にはなでしこより高いはず。だけど、後半のなでしこの動きの悪さが気になる。やはり疲労から来ているのだろうか。。。 いかにリフレッシュを図れるかが決勝の分かれ道となりそう。 前半にみせたDFをコンパクトに保ちつつ、鋭くカウンターを仕掛ける。 このカウンターサッカーがどれだけ徹底できるのか? 是非金メダルを!!!
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2012年08月06日
第19節 名古屋戦 スタッツレビュー
大分遅れながらの19節のレビューになります。 http://www.football-lab.jp フットボールラボからのスタッツ分析を行いたいと思います。 シュート:枠内5本からの2得点は理想的というか、コンサの攻撃手法としてはこれしかないわけで、「少ないチャンスを確実にものにする」ことが重要なことを再認識した試合です。対する名古屋は10本というコンサの倍にも関わらず、それをものにできなかった対照的な数字です。 クロス:名古屋の本数は29本、この試合を象徴するようにサイド攻撃主体で何とかそれをコンサが凌いだわけです。逆に言えば、サイド何とかすればこの試合をものにできる可能性があったことを示している訳です。 30mライン進入回数:いわゆる「アタッキングサードへの進入回数」を示したものです。コンサは基本的に20~30回程度で、J1全体平均としては40回ぐらいなので根本的に攻め方を考える必要があることは認識して頂けるけるとありがたいと。※ただ鳥栖も回数は少ない方なのですが、勝ち点を取ることができているのは少ないチャンスをものに出来ることの証拠です。 名古屋の73回に対して、コンサは28回。正直これだけ攻められると2点以上は取られてもおかしくない試合だったはずですが、この試合ディフェンスは1点に抑えています。 この試合の評価ポイントはディフェンスにありますね。どんな形であれ、これだけ攻められても凌げば勝機が出てくる事を示しています。
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