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2012年07月11日

石崎信弘研究(2)戦術から見てみる

※監督批判ではないので、ご注意を。また戦術論は比較的不得手なので客観的なご指摘があれば、是非コメントをお願いします。

前エントリでは、石崎監督の指導歴から見てみましたが今回は「戦術」から見てみていきます。

一般的な石崎監督の戦術は、、、
「ポゼッション」
「前線からの守備」
「ショートカウンター」
「ハードワーク」

というワードが多いですね。
※過去のデンさん的見方では、「相手の長所を消すきめ細かな戦術」だったらしい。。。

これらのワードから想像すると相手から仕掛けるのではなく、攻守ともに自分たちから仕掛けていくサッカーという感じでしょうか。少なくともキック&ダッシュという戦術を目指していないはず。

ではこれが戦術として、チームに浸透し実践できていれば、勝てるのか?となると、話は別になります。

チームの実力というものを客観的に考えると、「選手の能力」×「戦術」=チームの実力となります。※本来は試合環境も含まれるのですが、単純に突き詰めるとこの式がシンプル。

これは戦術がいくら優れていても、選手が駄目なら駄目ともいえますし、逆に選手が優れていても、戦術が駄目なら駄目というサッカーの妙です。しかも相手によっては選手を入れ替えて、戦術も入れ替える。勝つ為にはこの式のなかで色々やり繰りしなければいけないのです。

石崎監督の戦術という話に戻りますが、私個人は「攻守ともに自分たちから仕掛けていくサッカー」これしかもっていないのではないかと。逆に言うと戦術的なオプションが少ない、若しくは石崎監督自身の上記戦術は進化が滞っているのではないだろうか?

とまぁ勝手な想像をしてみましたとさ(笑)

posted by homare |15:00 | コメント(2) | トラックバック(1)

2012年07月11日

石崎信弘研究(1)指導歴から見てみる

※監督批判ではないので、その点ご注意を。また人物そのものではなく、過去実績やサッカーにおける戦術傾向をみていきます。

選手の補強というリリースもありましたが、不確定要素について話しても想像の域を出ないので、過去の実績やデータでネタないかなと考えるとやっぱり監督の話は避けられない。

まずは基本データを。

石崎 信弘(いしざき のぶひろ、1958年3月14日)
→近い年齢で指導者となると、木村和司さん、川勝 良一さんなんかがいる。

<指導歴>
モンテディオ山形 (1995-1998)
→山形を旧JFL3位にまで押し上げる結果を残した。

大分トリニータ (1999-2001)
→2000年は昇格を逃す。2001年、スタートダッシュに失敗し低迷、シーズン途中の5月に監督を解任。

川崎フロンターレ (2001-2003) 
→2001年7月、J2に降格した川崎の監督に就任。
2002年には川崎を4位に押し上げ、2003年には昇格争いに絡みながら、年間3位でシーズンを終え、退任。

清水エスパルス・東京ヴェルディ (2004・2005)
→エスパルスの監督の辞任に伴って監督に昇任。16位中14位に終わり、シーズン終了後監督を辞任。2005年は、ヴェルディのコーチに就任したが、アルディレス監督が解任されたことを受け、監督代行に就任した。その後、再びコーチとして補佐したが、J2降格となり、解任。

柏レイソル (2006-2008)
→レイソル監督に就任。自身初のJ1昇格を果たす。2007年は年間8位。2008年は32節まで残留争いとなり、柏レイソル監督を退任。

コンサドーレ札幌 (2009-) 
→現職。

指導歴から全般に、昇格降格争いをする繰り返すチーム(俗にエレベーターチームと呼ばれる)の割合が多いことがわかります。コンサにとってはJ1昇格だけを果たすには、指導歴から見ると、昇格の厳しさを身をもって指導できる、妥当な人選だったのかもしれません。ただ、コンサにおける中期目標はJ1定着。
昇格には妥当でも「定着」させるのはまた別の話で、定着させるのに必要なスキルを持っているかは別の観点=戦術からみていきたいと思います。

posted by homare |13:57 | コメント(2) | トラックバック(1)