2006年05月07日
故郷の青い空
わが娘を連れて、このGW、札幌へ帰省。 ようやく人並みに、いやそれ以上に、口が達者になった孫娘を、故郷の年老いた母親は満面の笑みを浮かべて出迎えてくれました。 謙伍のロスタイムの同点ヘッドで勝ち点を手繰り寄せた仙台戦の翌4日。 2年ぶりの父の墓参り。 96年に亡くなったのでもう10年となる。早いものだ。 墓前に線香をあげ、仕事を理由になかなか墓参りに来れなかった事を心の中でわびながら、コンサドーレの誕生と同じ年だったのか、ということにいまさらながら気がついた。 札幌に生まれ、札幌に育ち、そして国家公務員だったくせに転勤命令すら断り終生札幌から離れず、札幌を愛した父は、生きていれば、もしかすると赤と黒のレプリカを着て、近所の札幌ドームにせっせと通いつめ、試合の結果に一喜一憂するサポーターとなっていたかもしれない。 そんな父の息子である私は、帰省するたび目にする果てしなく続く広い空、エゾマツばかりの風景、そしてなにより、アウェイサポが多数集結するスタンドで声を枯らしてサッポロと叫び、年甲斐もなく飛び跳ねることなど、故郷札幌にまつわる事象の全てを、多少大げさだが、東京で生きていく上での活力としている。 父のDNAは確実に伝承されている。血は争えないものだ。 6日、私は娘を連れて札幌ドームへ行ってきた。 実は・・・訪問は初めて。 サポを名乗っているくせに行った事がないとは何事とお叱りを受けそうだが、今年こそは参戦に行く・・・つもり。 「あっ!サッポロだ!」 娘が大きな声を上げる。 「ジュビサポのカミサン」という、超強固なDFがいるにもかかわらず、サックスブルーではなく赤と黒に反応するのは、カミサンに言わせると「一発レッドもの」らしいが、決して私が教え込んだわけではない。 父のDNAは確実に、孫にまで伝承されている。 東京ではあまり目にすることのない、コンサドーレの展示。 やはりホームというのはうらやましいなぁと思いつつ、北海道日ハムのほうがより大きい扱われかたをされているのは致し方ないのかなと自分を納得させてみたり。 この後、サポ仲間に電話し、水戸戦@笠松の惨劇を知ることとなるのだが、2回負けようと何しようと、われらは力の限り応援するのみ。次に勝てばよいのだ。 札幌の広く澄み渡った5月の青い空のように、全てを受け入れてくれ、そして次の第一歩を踏み出すことを後押ししてくれるような、そんなサポーターに、私はなりたい。
posted by nabehide |21:38 | その他もろもろ | コメント(2) | トラックバック(1)
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この記事に対するコメント一覧
Re:故郷の青い空
天気がよくて良かったですね~♪
娘さんの反応、とても新鮮です。
ドームサブグラウンド付近の芝生で
いっしょにお弁当食べながら遊びたいですね。
posted by なおのすけ| 2006-05-21 16:37
Re:故郷の青い空
>なおのすけさま
コメントありがとうございます!
日立台、行かれました?
私はゴル裏にて娘と叫んでました(笑)。
娘さんはもう結構大きいんでしょうね。
ドームサブグラといわず、そのうち光が○公園にでもお弁当もって一緒に行きましょう。
posted by なべひで@小平| 2006-05-29 00:01