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2014年01月31日

五年間。

__しまふく寮 で働き始めて五年間。


あっというまの五年間でした。


りょうかんについていってヒョイッと入ったサッカーの世界は、なにも知らない私に色々なことを教えてくれました。


普通の仕事とは違って、家のドアを開けるとすぐに職場。
他人である寮生の子達と24時間一緒に生活する。
そんな生活にはじめは慣れなかったけれど、気がついたらその生活が私にとってはごくごく普通のことになっていて

でも、正直、一緒に暮らすってけっこう大変(笑)


買い出しに行って、お手伝いしたがる娘に
お兄ちゃん達のぶん、一人ひとつだから◯◯個持ってきて
と言っているのを聞いた、他の買い物中の方に「あんた、そんなに子供いるのかい!」と驚かれたこともありました(笑)


結婚生活、娘がうまれてからの生活

そのほとんどをしまふく寮で過ごしてきた私たち。
いま思い返すと、家族の思い出のなかには、しまふく寮 があって、そして、寮生の子達がいて。
それが当たり前になっていました。

振り返ってみると、不思議な生活だったな~ってなんだかおかしいです(^^)




しまふく寮で働いて、たくさんのうれしい思い出ができました。


J1昇格が決まる瞬間、札幌ドームにいることができたこと

しまふく寮に住んでいるユースの子達からトップへあがる選手の子がでた

そして、寮を出て大学へいったあとコンサドーレへ帰ってくる子を迎えることができた

卒寮のときに、メールをくれた子がいて、第二のお母さんですって言ってくれたり
寮をでても札幌へ来た時には寮へ遊びに来てくれたり


寮生のお母さん方もみなさん優しくて。札幌へきたときには、しまふく寮へ寄ってくれ、素敵な笑顔を見せてくれたこと、忘れません。

しまふく寮 にはたくさんの外国人選手がやってきて、そんな普通では関われないような子達とも生活することができ、その国その国の、文化や料理を教えてもらったり

あんなに近くで頑張っているみんなをみれたこと、すごく幸せでした。




私事ではありますが、昨年11月に第二子を出産しました。
出産前から、何度もりょうかんと話し合った結果、まだ生まれたばかりの子をみながら仕事をするのは難しいということになり、しまふく寮 をやめることにしました。



でも、ブログがずっとかけなくて。

ブログを書いちゃうと本当に本当に終わりなんだなって改めて思わせられるから。
もう引っ越しも終わってるのに変ですよね。


たまーに突然、お兄ちゃんたちのいるおうちに帰りたいなぁって言う娘。
帰りたいねって言ってしまいそうになる私。
しまふく寮 はすごくあたたかいから。

何もわからない、何もできない、人間関係も全てにおいて不器用な私を受けいれてくれた、あったかいあったかい場所です。
それは、コンサドーレ札幌にかかわる人たちがあたたかいからなんだなってわかりました。
だから、こんなに恋しいのかな。



サポーターのみなさん、五年間という短い間でしたが、本当にありがとうございました。
みなさんの優しくて強い言葉に励まされ、勇気づけられ、また明日もがんばってみんなのごはん作ろうって思えました。

私のげんきのでる薬でした。
これから何年たってもきっと私はみなさんの言葉を思い出して、頑張ろうっておもえると思います。
ずっとずっと私の、げんきのでる薬です。



北海道フットボールクラブのみなさん、しまふく寮のスタッフのみなさん、寮生のご家族のみなさん、サポーターのみなさん
最後に、寮生のみなさん本当にありがとうございました。




              蛯沢あゆみ






この度、1月31日をもちまして、北海道フットボールクラブを退社することになりました。
寮監としては五年間、ジュニアユース、ユース、トップチームを含めると13年間、コンサドーレ札幌にはお世話になりました。

自分の人生の約半分をコンサドーレ札幌で過ごし、大変愛着のあるチームですし、チームを離れることを決断するまでに長い時間悩み、自分自身をレベルアップさせるために、この決断にいたりました。


しまふく寮では、楽しい出来事だけではなく、つらいこと、悔しいこと色々なことがありましたが、寮生や寮のスタッフ、サポーターの皆様の協力によって五年間やってこれたと思っています。
本当にありがとうございました。

今後も、コンサドーレ札幌OBとしてチームを応援していきたいと思っています。

今後もチームのJ1昇格そして優勝に、コンサドーレ札幌を応援よろしくお願いします。


蛯沢匠吾

しまふく寮 。


posted by ebisawa |19:10 | トラックバック(0)

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