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2013年12月27日

ビン。





ビンは夏にしまふく寮にやってきた。




ビンと私は一緒にいる時間がとても長かった。




私が夜ご飯を作っているとお昼寝から目覚めたビンがしまふく寮にやってくる。






それから私が仕事が終わって“good night!!”とパソコンに夢中のビンを置いて帰ることも多々あった。






ビンはしまふく寮の立派な住人だ。







ビンは驚かせることがだいすきだ。






寮の玄関にくる途中にある厨房の窓を、ドンドンドンと叩き私を驚かせる。








そーっとカウンターまで来て“ワーッ!!”と言いながら顔を出して驚かせる。






一番びっくりしたのは、私が真剣にかぼちゃを切っていた時に、こっそりアイシング用の袋に空気を入れてパンパンにして、厨房の入口で勢いよくパーーーン!!と割る!!





これにはキャー!!と本気で驚いた。









ビンが言うには“マッスン…。5タイム…。”と言いながらトントントン…とかぼちゃを切るジェスチャーをした。




ビンはすぐに私が厨房の入口にいる自分に気づくだろうと思いながらも、5分ほど待っていたがそうだ…。







私もイタズラをされてばかりだったので、私もビンにイタズラを仕掛けてみた。






ビンが真剣にパソコンをみている時に、しまふく寮の倉庫の住人の魔女さんを連れてきてビンの目の前に勢いよく登場させてみた。




ビンは“ワッ!!マッスン。グッド。グッド。”と私のドッキリにまんまと引っかかってくれた。




ビン。
ビンはパソコンでよく映画を見ていた。 どこの国の映画かはわからないが、一番楽しそうに見ていたのは、私が小さな頃によく見ていた8時だよ!全員集合の“志村~~。後ろ!!後ろ!!!”的なホラー映画だった。 幽霊が主人公の前に出てくると“キャーハハ!!キャーハハ!!”と食堂に鳴り響く笑い声。 もちろん食堂にはビンしかいない。 厨房にいる私を見つけては、マッスンも見てみて!!面白いから!!的な感じで私もビンの映画鑑賞会にお呼ばれをする。 ビンとは本当に楽しい時間を過ごさせていただいた。 ビンも私と一緒にユースのみんなの帰りを待ちわびていた。
ビン。
そしてビンは私に新しくチャレンジする事を教えてくれた。 ビンはある日ナショナルチームの練習着を片手に持ってきてホイっと。さりげなく私にくれた。 人生初。 プロの選手にサインをもらった日でもあった。
ビン。
私は“私の宝物にします!!”という言葉を言いたかったけど、宝物が言えなかったので緊急時用の辞書を厨房から引っ張りだし、宝物…。treasure を指差し、ビンも笑顔でうなづいてくれた。 そのことがきっかけになり、私は英会話を習い始めた。 あれから早2ヶ月は過ぎたが私の語学力は全然あがっていない。 でも。 きっと。 私の人生で必要な日が来ても大丈夫なように続けていこうと思う。 時々見せるパパの顔。 ニコニコとテレビ電話で奥さんや娘さんとお話している時が一番幸せそうだった。
ビン。
thank you for pleasant time. let’s have a good time agein.



posted by まっつん。 |00:37 | トラックバック(0)

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