2006年03月30日

I live with Consa<第1回>

今回から、本格的に始めて行きます!

 第5節、室蘭で試合を行った札幌。残念ながら、早い時間での失点で敗戦となってしまった。
観戦していると、失点の理由ははっきりと分かる。
CKでキーパーがクリアしたボールをそのまま持っていかれて、もろにカウンターを食らってしまったのである。
寒かったということはなさそうだが、それ以外にも細かいミスを連発し修正できなかったのも理由だろうか。
はっきりいってしまうと、まだまだ「アクション&ムービングサッカー」には程遠いではと思ってしまった。

シュートを打っても入らない、枠に飛ばないという決定力不足も「フッキがいないから」という言い訳は効かない。
確かに、室蘭焼き鳥のいいにおいもしたのがそんなものにも負けてられない。

柳下監督は、あまり試合前の視察を重視していないという。
かつてのジョアンカルロス監督の時は試合前の練習の帰り必ずといっていいほど次の対戦相手の試合のビデオを片手にサインペンを走らせていた。
例え相手の研究を重視しないといっても、「カウンターを仕掛けてくる」ということを多少は予測できなかったのだろうか、そして、それにあわせた守り方をするようにできなかったか。
実際にピッチで戦っている選手が細かい点を声を掛け合いなおしていかなければいけないのが本当なのだが。
全ての相手に同じ守り方では上手く戦えないのは当たり前。

試合を見ていたどの人、どのBLOGでも「前半の失点までの時間はうまく出来ていた」と語っている。
どうだろう、失点した時間は前半15分。それまで良いサッカーをしていて、後の75分はズタズタだっただろうか。
ある意味そうだったのだが、暗い雰囲気を打開する「気持ち」も持ち合わせていなければならないのではないだろうか。
大塚などのベテランといわれる年齢の選手が入ってもまだ平均年齢が若い。
前を向く「気持ち」をこれから若手選手にはつけていってもらいたい。
室蘭という競技場も勝てないというイメージが付いてきてしまっているので、そろそろ払拭してもらいたいと思う。

さて、次節4月1日は札幌の試合が無い。
2日間のOFFを過ごした後、気持ちも身体もリフレッシュして4月5日に臨まなければいけない。

外国人に頼ってはいけないのはコンササポーターとして百も承知なのだが、フッキの出場停止が4月1日で明ける(札幌の試合は無い)。
ヤンツーの裁きとして自主的な出場停止期間が科せられるかもしれないが、この悪い空気の中、フッキで流れを変えさせるのも一つの手だと思う。
室蘭戦のように皆がフッキのようになっては困るが、フッキ本人が程よくガツガツと自分で突破し、自ら献身的なプレーができるようにこの期間でなっていれば(まだないであろうが)、かなりの活躍が期待される。
完全移籍さえしてくれればそわそわすることもなく、19歳という若さを生かしてじっくり育てるということも出来そうだが期限付き移籍の今、即戦力並の活躍をしてもらわないといけないのである。
と同時に周りもフッキに頼り切るのではなく、個々のプレーと全体のプレーをよく見れるような、それこそ2005年の流れのいいときのようなプレーができれば良い。

今書いたことが、札幌の目指しているサッカーのほとんどだと思う。
すなわち、これをやるためにはまだ時間がかかるということ。
でも、今季こそはいつまでも優しい顔してサポーターも待っていられないのである。
今年は上がらなければいけない年なのだから


posted by harakei. |12:00 | コラム(開店休業) | コメント(2) | トラックバック(0)

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Re:I live with Consa<第1回>

初めまして。
とりあえず、昨年の結果を書いておきます。

 第1クール 2勝5分4敗 勝点11
 第2クール 7勝1分3敗 勝点22
 第3クール 4勝1分6敗 勝点13
 第4クール 4勝5分2敗 勝点17

 最終結果 17勝12分15敗 勝点63(6位)

相手に合わせた戦い方をするのは簡単なことかもしれません。しかし、それでは札幌はどんなスタイルのサッカーをすることになるのでしょうか。
5段階計画が立ち上げられ、選手を若手中心に大幅に切り替えたときに難航したのが監督問題でした。
何人か候補がいる中で、就任を断られた人もいました。
柳下監督の就任は城福強化部長の「札幌が目指す方向性」に納得してのことです。
それまでの札幌のサッカーにはっきりした方向性があったでしょうか?
私はなかったと断言しますし、スタイルの確立を目指しているのが今の柳下監督の仕事であると思っています。
確かに先日の横浜FC戦でカウンターで失点し、そのまま敗戦したのは残念なことです。ただ、今取り組んでいるスタイルの中で、当然カウンターに対しての対応法は学習しているはずなのです。
まだ5試合しか消化していません。フッキが戻るであろう4月5日の試合から開幕すると思って見ていきたいと思います。

posted by ropeiro| 2006-03-30 13:46

ropeiroさん

はじめまして。コラムへのコメントありがとうございます。
確かにスタイルの確立を目指さなければなりませんよね。
カウンターに対しての対処が、まだ未熟ということでしょうか。
フッキが戻ることによって、得点力が急にアップ!ってことはなかなか無いと思いますが、まだ遅くはありませんね。

posted by harakei| 2006-03-30 20:00

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