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2007年08月31日

VOCALIST3

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オリコンチャート1位をとった、徳永英明のカヴァー・アルバム。我が家には「VOCALIST」「VOCALIST2」もあるのですが、今回の新作もゲットしました。

これは初回限定版Bというバージョンで、ボーナストラックとして、他のバージョンには入っていない、ちあきなおみの「喝采」が収録されています。(こういう商売のやり方はあまり好きではないけど…)

徳永英明は、例のもやもや病の発病以降、透き通るような高音のボイスは衰えてしまったと言われていますが、その分歌い方に込める感情というか深みがすごく増したように感じます。歌手生命の危機にさらされた経験が、他の人の歌をカヴァーする際にプラスとなる「人間としての深み」につながっているのかな?

ネットには「つぶやくような歌い方ばかりでメリハリがない」という酷評もありましたが、そのつぶやくように発せられる1音1音がすごく大切に歌い込まれているというか、思わず聞き入らざるをえない魔力のようなものを感じてしまうんですよね。別に徳永ファンではない私でさえ。

今回のアルバムで個人的に特によかったと思うのは、「まちぶせ」「わかれうた」かな。新しめの歌では「Time goes by」もいいですね。もちろん他の歌もいい感じです。元歌は個性のある歌い手さんの歌が多いのですが、それをいい感じで徳永ワールドに引き込んでいるというか。ちなみに「VOCALIST」では「秋桜」「会いたい」「LOVE LOVE LOVE」、「VOCALIST2」では「瞳はダイヤモンド」「あなた」「M」あたりが特にお気に入りです。(ちなみに徳永のオリジナル曲では「最後の言い訳」がいいと思う)

難点としては、じっくり聞き込むのに適したタイプの歌なので、長時間聞いてると疲れることかなw 今の30-40代の方ならば、一度聞いてみて損はないかもしれません。万人に受けるだろうとは思いませんが、やはり売れているものにはそれなりの理由があるのかな。


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posted by ぽこパパ |20:19 | もろもろ | コメント(4) | トラックバック(1)