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2007年01月09日

運痴とフットサル

運痴の私がフットサルをやってみて思うこと。(ややハード目の文章ですw)

フットサルは本来、初心者にとって、見た目ほどとっつきにくいスポーツではないんですよね。
・接触が制限されているので、体格差のハンデが比較的カバーしやすい。ミックスやOver30大会など、幅広い性別年齢で楽しめるイベントもある。
・人数が少ないため頻繁にボールが回ってくるので、初心者でも楽しみやすく上達しやすい。
・コートが狭く、ドリブルよりもオフザボールの動きが大切なため、足技が下手でも一生懸命走ればそれなりに役に立てる。
・チームでやるスポーツなので、技量差をある程度チーム戦術でカバーすることができる。

実際、ド運痴のぽこパパでも、サボらずに走ってさえいれば、大会でも何度かシュートチャンスはやってきます。メンタルが弱いのでいつも枠外・GK正面・ポストですが…w まあ少しの運にさえ恵まれれば、こんな私でもゴールパフォーマンスをできる可能性が十分あるということですw
たしかに体力的には楽ではありませんが、体力は運動神経と違って誰でも着実に向上させることができますしね。ぽこパパも最初はプレー中に酸欠寸前、翌日は重度の筋肉痛に悩まされましたが、1-2ヶ月もすれば慣れました。そういうことで、フットサルは運痴でも「やってみたら意外と楽しい」スポーツだと感じている次第です。

しかし現実問題として、運痴にとってフットサルは敷居が高いのも事実ですね。チームに属さない運痴がフットサルを始める場所は、フットサル場のビギナー個人参加・初心者向けクリニックあたりが一般的でしょうか。しかし、ビギナーと言っても実はサッカー経験者が多かったり、最初はビギナーだった常連客が続けているうちにうまくなってたりして、運痴的には見るだけでやる気をなくすレベルになっている施設が多いです。(ビギナーとうたっていても全然ビギナーではない、という現象がフットサルでは非常に多い) 私の場合、施設オープン当初のまだレベルが低かったビギナークリニックにうまく潜り込めたので、その点恵まれていましたが。

運痴でも大歓迎のチームに入れてもらう、超ビギナー限定のクリニックを探す、運痴を5人以上集めてチームを立ち上げる、などの方法も考えられますが、そこまでしてフットサルをしたいという熱意を持った運痴はまずいないでしょう。結局、運痴にとってフットサルは手の届かない存在のまま終わってしまうことが多いように思われます。その意味で、運痴でも気後れせずにフットサルを楽しめるチャンスがもっとあるならば、フットサル人口はもっともっと増える可能性を秘めているのではないでしょうか。

主語を運痴に絞りましたが、別に運痴でなく一般の初心者でも話は同じと思います。フットサルは年齢性別に関わらず幅広い世代の人が楽しめるスポーツですし、フットサルを通じてボールを蹴ることに親しむ人が増えることで、裾野の広い成熟したサッカー文化ができると思いますし、ひいてはそれが地元のサッカーチームを支える安定した基盤にもつながってくると思うんですよね。

その意味でも、コンサが主体となって、全くの初心者でも気軽に足を運べ、フットサルの面白さを体験できるような機会を提供することに、もっと力を割いてみてもよいのではないかと思います。単発の初心者クリニックなら大半のJチームでやっていると思いますが、できればフットサル教室として継続的に開催して、チームを作って大会に出るあたりまでフォローできるとなおよいかもしれませんね。(フットサルの楽しさを体感できても、合うチームが見つからずにそのままフットサルをやめてしまう人も多いのです)

posted by ぽこパパ |20:16 | フットサル | コメント(4) | トラックバック(0)