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2009年01月03日

もう少しこのチームを見たかった

観戦を終えて自宅に帰ってきました。
「もう少しこのチームを見たかった」という気持ちは
今も変わりません。その一言に尽きると思います。

昨年準優勝したことで注目を集めた藤枝東ですが
決してここまでの道のりは順風満帆ではありませんでした。
3年生の引退による大幅なメンバーの入れ替わりだけでなく
監督も服部先生から大石さんに交代しました。
新たな藤枝東サッカーを模索する中で結果の出ない日々が続き
つらい思いも随分したのではないかと思います。
新人戦も高校総体も早期に敗退してしまい
プリンスリーグも藤枝明誠に敗れたこともあって
全国大会への出場権を逃してしまいました。
最後のチャンスだった選手権も辛勝と言える方が多かったです。
ただ決勝戦で見せた豊富な運動量に、おぼろげながら
チームの完成図が見えてきたような気がしました。

このチーム、実はこれからだったんですよ。
去年準優勝したチームが完成したチームならば
今年のチームはこれから完成していくチームでした。
昨日はDFにコンバートされた岡崎くんのことを書きましたが
他にもこのチームになってから新たな魅力が出てきた選手がいるのです。
10番の息吹くん。去年はサイドからチャンスを作っていましたが
今年は「ボールに食らいついていくプレー」を何度も見せていました。
華麗さに泥臭さが加わり、さらにたくましくなっていました。
「走るサッカー」の新生藤枝東らしいプレーでした。
藤色のDNAに刻まれている華麗なパスサッカーに加えて
新たな魅力が生まれてきた矢先に選手権が終わってしまいました。

私の隣に座っていた人は、藤枝の人でもなんでもなくて
ただ高校サッカーを見たくて来た人のようでした。
「今大会屈指の名勝負じゃなかったかな。来て良かったよ」
嬉しい言葉ではあったけれど、もしこのチームが勝ち進んでいたら
どんなサッカーを見せてくれただろうかと思うと切ないです。

「キミたちの成長していく姿をもっと見たかった」
この言葉を愛すべき藤枝東イレブンに贈ります。
そして「藤枝東を選んでくれてありがとう」
藤色応援団



posted by orion |22:01 | 静岡サッカー | コメント(4) | トラックバック(0)

2009年01月03日

藤枝東 準々決勝進出ならず

ようやく帰路についたところです。
今のチームのおもしろさが見えてきたところだったので
もう少し見たかったなというのが正直な気持ちです。
三年生、特にここまでチームをまとめた小林主将、
本当にお疲れさまでした。重圧の中、よく頑張ったと思います。

posted by orion |18:40 | 静岡サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)