2006年01月09日

スポーツと環境問題

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スポーツのミズノが創業100周年を迎えて8日、東京でスポーツシンポジウム
「スポーツの100年と未来 すべての子ども達にスポーツを」を開いた。私も
出席してきた。

猪谷千春国際オリンピック委員会副会長、ゲアハート・ハイバーグ同理事らが挨拶、小池百合子環境大臣も顔を見せた。

映画監督、篠田正浩氏の基調講演「スポーツと子どもと教育」をはじめ、竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長、川渕三郎・日本サッカー協会キャプテン、山下康裕・東海大教授、松岡修造・JOCスポーツ環境委員、小谷実可子・JOC理事、水野正人・ミズノ社長らによるパネルディスカッション。

作家・村上龍氏とシアトルマリナーズのイチローとのトークセッションなどと盛りだくさんな内容だった。

この中で、強く印象に残ったのは、環境問題に触れた意見が多かったことだ。
猪谷副会長は「スポーツと環境の共存」を強調、ハイバーグ理事も国際オリンピック委員会の提言を元に、環境問題に取り組もうと訴えた。

水野正人社長はパネルディスカッションの中で「オーストラリアでは戸外で遊べるのは2時間だけ。しかも長そで、帽子が必要。肌をさらすことができなくなってきている。オゾン層の破壊が進み、有害な紫外線が南極に近い豪州ではより強くなっているためだ」と指摘した。

また、松岡修造氏が中国でプレーをしようとした際、大気汚染で苦しくなったことなどを紹介した。近い将来、子ども達は地球環境の悪化でスポーツが出来ない事態になりかねないとの警鐘だ。

フロンなどによるオゾン濃度の減少、二酸化炭素の排出による温暖化現象などがもたらす環境悪化は深刻だ。「エネルギー資源の節約、ごみの分別などで循環型社会を作り、安心してスポーツが出来る地球を子どもたちに残そう」(水野氏)との呼びかけは会場の共感を呼んだ。


posted by kodama |22:29 | クラブ運営 | トラックバック(1)

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