2007年06月20日

うれしい、うれしいメール

“言葉が出ました”

今日、うれしい、うれしいメールが届きました。

「あの試合応援を境に言葉が出るようになりました」。

言葉に障がいがあって、声を出せなかった小学生の女の子
が言葉を発するようになったというのです。

5月19日のドーム・水戸戦に、「言葉の教室」にかよう
言語障害の子供50余と父母を招待しました。札幌・清田
ロータリークラブが取り持ってくれたのです。

コンサの応援に行き、みんなで一緒に大きな声を出す
ことが障がい克服につながればとの願いからでした。

同じような意味から日ハムでも実験したのですが、野球
の応援では、継続的に大声を出す機会が少なかったようで
昨年と今年はコンサドーレにしたのです。

昨年、コンサドーレを応援して、90分間集中して
大きな声を、みんなで出すことの心地よさが言語障がい
の改善に良いと実証され、今年も来てくれました。

声が出るようになった女の子は、緘黙症(かんもくしょう)といって
正常な言語能力を持っているのに、全生活面あるいは一部の生活場面
で言葉を発することが出来ない症状の子供ということでした。

先生の前や周りに知らない人がいると、体がこわばって引きこもり
言葉が出なくなっていました。それが試合観戦では、友達と一緒
の安心感があったのでしょうか、あの雰囲気につられて、自然に声
が出ていたのです。

ケアに当たっている「言葉の教室」の先生にとっても新しい
発見だったようです。同ロータリークラブはこの教室を支援
していて今回も子供たちのためにグッズをたくさん買ってく
れました。

親同士の交流もこれまではあまりなかったようですが、試合観戦を
通して、つながりも出来るようになったと間に立った人からの
メールは語っていました。

コンサドーレの持つ力が、こうした結果を出したことがうれしくて
朝礼で、社員に披露しました。みんなの顔がうなづいていました。

「また、ぜひ観戦に来て、大きな声で応援してください」と
返信しました。


posted by kodama |22:51 | 試合 | トラックバック(1)

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