2008年08月15日
『終戦の日に考える。戦争の実体験を語り継ぐ役目は、誰が担うべきだと思いますか?』
●今日は63回目の「終戦の日」。日本武道館で行われた全国戦没者追悼式には 、 福田総理や遺族などおよそ5700人が参列、戦争の犠牲となった 310万人の冥福を祈りました。 ●戦争を知る世代が少なくなっていく中で、語り継ぐ事は可能なのか? 具体的に誰がしたらいいのか? 話していこうと思います。 ○実際に、戦争を経験した人の数は減ってきているんです。終戦の時に 生存していた兵士はおよそ789万人。今も生きている元兵士の人数は40万 人程。 ○終戦時に12歳だった人(=現在75歳)の人数は1208万人。 ○また、被爆者の平均年齢は75.14歳で高齢化が進んでいます。 ☆人口にみる高齢者の割合は高くなっていきますが、戦争を実際に経験した 世代は、今後確実に減っていくことになります。 ▽ちなみに今日の朝刊各紙の一面。 ▽「63回目の終戦の日」と記事で伝えているのは東京新聞と日本経済新聞。 ▽その他は、コラムなどの欄で取り上げています。 ▼先月、全国の10代~30代の534人が回答した、若い世代の「戦争」に 関するインターネットで行われたアンケート調査があります。 Q:終戦の日に合わせて行われる、新聞やTVの特集に関心がありますか? →「ある」65% 「ない」34% Q:終戦の日に、家族や友人と戦争について話をする事がありますか? →「ある」29% 「ない」71% ※ちなみに・・・ ■今朝の毎日新聞朝刊の特集で…■ ・厚生労働省によると、終戦時に兵士だった人は約789万人。 ・一定期間以上、旧日本軍に所属した「軍人恩給受給者」の人数は 2006年度末には、約26万人。10年前の3分の1に。 ・また、所属期間が足りず、軍人恩給を受けられない人は、約14万人。 ・今も生きている兵士の方は、約40万人ほどいるとみられる。 ■去年の読売新聞のアンケートでは…■ ・母親の胎内で被爆した人を含む60代の「若年被爆者」を対象に、 広島や長崎を中心に500人に実施した調査。(235人から有効回答) ・「被爆体験を伝えたい」と答えた人は81% ■国会議員の靖国参拝…■ ・福田改造内閣の17閣僚のうち、14人は見送り。 ・参拝したのは太田農水省、保岡法相、野田消費者担当相。 ・小泉、安倍元総理も参拝。福田総理は参拝せず。 ・舛添厚生労働大臣は「心の中で戦争の惨禍を思い、平和への決意を新たに するということであればいい」と淡々と述べた。 ★さて、皆さんはどうお考えですか? ※実際に経験した人が少なくなる中で、どうやって若い世代に伝えていくのか? ※皆さんはどうやって語り継いで、継がれていますか? ☆後ほど、元兵士の証言を映像で残す活動をしている市民団体の方にも お電話でお話を伺いたいたいと思います。 ★ここで今夜のテーマです。 『終戦の日に考える。 戦争の実体験を語り継ぐ役目は、誰が担うべきだと思いますか?』
posted by hokkaibi |22:00 | トラックバック(1)