2008年03月30日

今日こそ結果が大事

 今から考えると開幕戦の鹿島戦は、前半に意識が過剰に集中しすぎていたのかもしれません。しかし、それも仕方ないでしょう。奇跡のようなJ1優勝。グァムから始まった長いキャンプ。ケガ人の続出。核になるはずの選手の途中退団。固定できない中核メンバー。久し振りのJ1のステージ。対戦相手は前季のチャンピオン鹿島。このような状況で冷静な試合運びが出来るわけがありません。
 正直に言うと、鹿島、横浜と続く試合日程が発表されたとき、あちゃ~ 付いてね~ と思うと同時に、この2試合に勝てなくても、しゃあないな、と思ったものでした。

 案の定、初戦の鹿島戦は0×4の惨敗。開幕戦で得失点差4点という惨めな試合をやったのは札幌だけでした。当日は、ちょっと落胆し、先行きに不安を感じたものですが、せいぜい3点差がいいところのサッカーで4点差で負けたということは、今だからこそ言えることですが、一度ガツンと落ちて、固い基盤から再スタートが切れるので良かったような気がします。1試合消化の段階では、ボロ負けしたって他のチームとの勝点差は3点ですから、たいした問題ではありません。
 開幕戦が特別な精神状態だったことは、チーム状況がそれほど改善されていない状況において行われた第2節の横浜戦の善戦が証明しています。

 そして、一度リーグを離れてヤマザキナビスコ杯。
 初戦は、柏レイソルを相手に引き分けの勝点1を獲得しました。引き分けた、というよりも、負けなかった、という意味で大きい試合だったような気がします。続いて室蘭でのホーム戦。3月の北海道らしからぬ春の陽射しの下で高木選手が復活し、後半29分の鄭選手の同点弾。後半40分の西嶋選手の勝ち越しヘッド。待望の初勝利でした。選手に自信が付いた試合でした。

 公式戦4戦を終えてチームは確実に向上というか、落ち着きを取り戻してきています。
 今日は再開したJリーグの柏レイソル戦ですが、公式戦4試合を終えた両チームのここまでの戦績は、柏が1勝2分け1敗で札幌が1勝1分け2敗です。柏は開幕戦で快勝しましたが、その後、勝利がなく、ヤマザキナビスコ杯でも2分けと、負けはしないが勝ち切れないといった試合が続いています。
 一方、札幌はリーグ戦では2連敗していますが、ヤマザキナビスコ杯で柏と引き分け、室蘭では、川崎に逆転勝ちして念願の今季初勝利を手中にして尻上がりの状態にあります。コンサドーレの各選手は、この勢いに乗ってリーグ戦でも初勝利をつかむぞ、といった気概で柏に乗り込んでいるはずです。

 ここに来ての朗報は、高木選手と曽田選手の復帰です。特に守備の要となる曽田選手の復帰は、他の選手に精神的な安心感を与えることでしょう。やはりコンサドーレのデフェンスゾーンの真ん中には、モアイ像みたいな顔をした選手が立っていないと締まりません。練習では柏ユース出身の大卒ルーキー柴田選手とセンターバックのコンビを組んでいたようです。自覚が出てきた西嶋選手と、ここまで全試合先発でフルタイム出場している坪内選手の4人でガッチリ堅守を復活してくれるでしょう。

 本来ならば、この時期に西谷選手も復活して左サイドから試合を動かしてほしかったのですが、未だにランニング程度で復帰のめどが立っていないようです。さらに駒不足のサイドハーフで藤田選手が靱帯損傷で全治1カ月の診断を受けました。これは痛い。これで両サイドは、西選手、砂川選手、岡本選手で対応せざるを得なくなりました。しかし、柏もケガ人が続出しているので、条件は同じだ、と開き直って行くより仕方ないでしょう。

 今日の試合は、試合内容よりも結果が求められています。
 ダヴィ選手、そして23日のナビスコ杯に出場しないで休養たっぷりの中山選手で前線からプレッシャーを掛け続け、曽田選手を中心にしたDW陣が堅守を機能させ、チーム戦術にフィットしてきているはずのクライトン選手が攻撃の起点となって、絶対に絶対に勝点3を取らなければいけません。リーグ戦の連敗を2で止めるか、連敗が3に延びるかの違いは、単なる1試合の結果にとどまらず、今後の長いリーグ戦にも影響を与えます。それほど今日の試合は大事です。勝て! コンサドーレ!

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by だべさおじさん |14:01 | コメント(0) | トラックバック(0)

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