2009年10月25日
チームの成熟度
VS 仙台 (47節)0-1敗戦…。 今回は諸事情あって、あまり集中してゲームを観られなかった。 だが、ゲームを観たことには変わりないので、手短にまとめておきたい。 スタメン 4-1-4-1。 岩沼の名はなく、DFラインは左から、西嶋、石川、吉弘、芳賀。 個人的には、岩沼を観たかったが、"人がいる時"にはまだスタメンを取れるレベルではないということか…。 石川が戻り安心。このラインは、安定機能するだろうと感じた。 前半 上里が下がり目、宮澤は上がり目で4-4-2のような形が大半だったかな…と思う。 観ていて"面白い"ゲームにはなった。 ただ、その面白さは、"仙台の攻撃"VS"コンサの守備"という部分で感じたこと。 コンサの"ゴールの匂い"はあまりしなかった。 サイドの攻防が注目点。 中島とサーレスの2トップは左右にもよく動く。関口、梁は言うまでもなく。菅井、朴のSBもよいアクセントになっていた。 その中で、"サイドの守備"という点では、コンサは負けていなかったように感じた。 CB二人は、よいタイミングでサイドにも顔を出していたと思う。結果、Wボランチ気味にはなったが、上里も特に左サイドの守備には顔を出していたように思う。 DF陣の集中力は感じた。が、被シュート数は9。仙台の攻撃を最後の部分では、跳ね返していたが、起点潰しは有効にできなかったと観るべきか。 コンサのシュートは極めて少なかった。が、SBの上がりが極端に少なかったわけではない(ここはDFラインの相互関係をメインに、ぎりぎりの安定を保ちながら、よく上がっていた方だと思う)と思う。 布陣自体もコンパクトさを保っていたと思う。 後半 宮澤→ハファで、多少、リズムがコンサの方へ。 だが、"点を取るべき時に取れない"と苦しくなるのがサッカー。 65分に見せた、仙台のカウンターは見事だった。 ハファのエリア内突破、右からグラウンダーのクロス。これを林がストップ。 ここから、林→関口→梁→中原→梁→関口→中原でやられた。 コンサの"攻守の切替"も早くはなかったように感じた。林がクロスをストップした時点で、切り替えが早ければ(サッカーに"たられば"はないが)、あるいは失点まで行かなかったかもしれない。 60分前後は、仙台にはややきつめの時間となっていた。 ただ、仙台は、守備ブロックをしっかり組み、あわてないことで対処してきた。 63分ぐらいのハファのシュートが決定的で、あれが決まっていれば(しつこいがサッカーに"たられば"はない)展開は変わったかもしれない。 仙台に"しのがれた"上に、ゴールを許した…ということか。 この後、選手交代、システム変更で、"流れ"掴みを再度試みたコンサだが、ムズカしかった。 追伸 今回は、チームとしての成熟度の差と言える。 特に攻撃についてはそう感じた。 富田、関口、梁は流動的に動きかつ機能していた。 中盤の3人があれだけ動いても、チームの根幹のバランスを崩さなかった仙台。 関口と梁は、同サイドでプレーしたりする場面も多く観られ、バランスを崩していてもおかしくはないのに、崩れない。 今季の仙台が、昇格に値するチームであることを、証明されてしまったゲームだったと思う。 コンサも、来季の今頃は、今回の仙台のような"モノ"を示せるチームになっているだろうか…。
posted by はげお |16:33 | "観方"覚書 | コメント(0) | トラックバック(0)